磯釣りメインの釣師、池永祐二。これまで200種以上のお魚さん達と出会っています。東九州の磯釣りメッカ大分から釣りと自然を紹介しています。 初めての人は右の【まとめて見ると楽しい】から見たい項目(釣り・テクニック・魚・鳥・植物)などをどうぞ。
8月中旬に撮りました。左がオスで右がメス。鳥見仲間に教えてもらった先は、自宅から5分もかからない休耕田です。2年前に声を聞いたのは、この場所から3kmくらい上流の川でした。
写真を撮った頃は、2羽の若が成長して次の卵を産む前でした。数日後に2度目となる抱卵らしき姿を見ています。14日の早朝に確認に行ったら犬に吠えられ、親だけを確認しています。
それ以来確認には行っていません。犬に吠えられない方向からは、雑草が伸びて確認しづらいし、良く見える方には2匹の犬がいて、人の気配を感じると早朝から吠えまくるので、付近の人達に迷惑がかかってしまいます。
良い方法はないものか?市内の人家の付近は鳥見をやり辛いです。犬の持ち主は、構わないと言ってくれるのですが・・
タマシギの子育てはこちら
近付いて綺麗に親子を撮りたいですね。
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普通の川にたくさん居ます。でも、彼らはジッとしている場合が多いので、見過ごしているのが実情でしょう。上の写真は大分川の小野鶴橋上流で右岸。下の写真は賀来川の左岸で、鳥見仲間が基地を作っている所から写させて頂きました。
カワセミやヤマセミを写す場合、時期に応じて魚が集まる所を探す事と、彼らが待機する枝や留まり木を見つける事。その場所が上空の猛禽類から見え難い事、の3つが合えばとても良い狩場として、カワセミやヤマセミが使っています。ただし留まる木や枝の高さは、ヤマセミは水面から5m前後の高さが理想で、カワセミは水面から1~2mくらいまでがベストだと判断しています。
釣りを知って魚の居る場所を探し、鳥の習性を知って狩場を探せば、案外近くまで接近可能ですが、見つけて近付くのは困難だから、待ち伏せでの写真撮影です。時間はかかるけど、朝の1~2時間に賭けるのです。
初めての場所、クイの位置と高さが良かったので1時間待ったら・・
こちらは基地を作っています。行けば高確率でカワセミが現れます
釣りも鳥も下調べが大切、次の成果へとつながります。
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釣りを知って魚の居る場所を探し、鳥の習性を知って狩場を探せば、案外近くまで接近可能ですが、見つけて近付くのは困難だから、待ち伏せでの写真撮影です。時間はかかるけど、朝の1~2時間に賭けるのです。
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特定外来生物に指定されている小鳥です。
今の時期、山に行って聞こえてくるのはソウシチョウの鳴き声と、セミ達の鳴き声ばかりです。このソウシチョウは宇曽山で撮りましたが、山の至る所で鳴いています。でも藪を好む鳥なので見つけ出すのは困難、なんとか写してもこんな枝被りが多くて残念です。
30年前には一度も聞いた事のない鳴き声でしたが・・・
特定外来生物の一覧はココから
ブラックバスなどと同じ、彼らもまた被害者ですね。
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今の時期、山に行って聞こえてくるのはソウシチョウの鳴き声と、セミ達の鳴き声ばかりです。このソウシチョウは宇曽山で撮りましたが、山の至る所で鳴いています。でも藪を好む鳥なので見つけ出すのは困難、なんとか写してもこんな枝被りが多くて残念です。
30年前には一度も聞いた事のない鳴き声でしたが・・・
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はじめに
この観察記録は私たち鳥見グループの大切な宝物です。今回、大分初となるアカショウビンの繁殖記録を残す事が出来たのは、私のかけがえのない仲間がいたからなのです。
仲間の皆さんには本当に感謝しています。みんなの宝物をこのブログで公開する事で、アカショウビンを知らなかった人達の、手助けになると期待しています。秘められた生態も、より詳しく解明されそうな内容です。アカショウビンを愛する心、鳥や自然を愛する心は、あるがままの自然に飛び込んでこそ解ると思います。
完全な記録ではありません。毎日山に篭り色々な小鳥の鳴き声、カエルやセミの声、渓流の音、人工の音などが入り混じる中から、目当ての鳴き声を聞き分けるのは至難の技です。私は小さい頃からこの周辺で育ち、いつも山の中に居たので聞き慣れた音ばかり。目を皿の様にして観察しなくても耳で察知出来ますが、仲間の3人は目に頼るしか方法がなかったのです。
後半は流石に耳も敏感になりましたが、アカショウビンの観察は容易ではありません。4時間待って10秒くらいの視認。こんな観察が続きました。いくら疑視していても見落としは沢山有ります。朝から夕方まで皆さんは私以上に疲れた事だと感じています。そんな努力があって生データを積み重ねる事が出来たのです。
4人で完成させた貴重な記録は、ネット配信してこそ生きる宝物になる事でしょう。記録に抜けがあるとか、つじつまが合わない部分も出るかも知れませんが、そこは大目に見てやって下さい。事実だけを書き記したつもりです。
岡崎さん撮影 産卵中のメスを傍の枝で見守るオスです
・・・かけがえのない仲間達
大分市の朝見さんとは、昨年鳥見で偶然知り合ってからの大切な仲間、ニコンの愛用者です。いつも気配りするおじさん。感謝しています。
使用カメラ ニコンD80 AE-SVR ED70~300f4.5~5.6
別府市の岡崎さんはセミプロのカメラマン、キヤノンの愛好者でカメラと野鳥に詳しい。今回のアカショウビン包囲網から本格的にご一緒しています。
使用カメラ キヤノンEOS40D FD500mmf4.5L
キヤノンEOSkissX AF100~400mm
大分市の吉野さんは天体に詳しく鳥見は初心者、ニコンとパナソニックで動きのある写真を撮らせると上手い。グループ内では一番若手でこれからの人材。
使用カメラ ニコンD80 AE-SVR ED70~300mm f4.5~5.6
パナソニック ルミックスG1 nashica1000mm
私のカメラ キヤノン パワーショットSX1-IS
オリンパス SP570UZ+1.7倍テレコン
・・・子育て中の天気は雨や曇りが多く、綺麗な色が出ませんでした。ISO 800~1600・SS 1/4~1/30・絞りは開放、という撮影がほとんどでした。
・・・みなさんありがとう・・・
岡崎さん撮影 超貴重 おなかの膨らみは卵、この後1分弱で産卵しました
今回の主役はこの2羽のアカショウビン・・・感謝
観察期間 2009年6月~7月
場所 大分県 県民の森
産卵日 6月20日
孵化日 7月12日
巣立ち日 7月28日4羽 7月29日1羽 合計5羽
観察延べ時間 7月13日~7月29日まで約178時間
エサ運び回数 7月13日~7月29日まで365回
確認したエサ カエル達・トカゲ達・セミ達・ムカデ・コオロギ
バッタ達・クワガタ・サワガニ・ヘビ・モグラ
観察者 朝見・岡崎・吉野・池永
5月下旬 朝見・池永
今年初の鳴き声
6月6日 (土) 岡崎・朝見(姿・鳴き声)池永他2名(鳴き声)
アカショウビンが出会いカップルになったのを確認
6月15日 (月) 朝見・池永
夜明け前からの探索を開始
6月16日 (火) 朝見・岡崎・池永・他2人
撮影に成功(4~5人)
6月19日 (金) 岡崎・池永
渓流沿いでじっとしているアカショウビンに出会う
アカショウビンの巣と主に使う枝など ①②は15mくらい下流
岡崎さん撮影
6月20日 (土) 産卵~抱卵開始 朝見・岡崎・池永
前日見た場所の近くに観察場所を作るため、渓流に下りたら木屑が沢山落ちていました。木屑の大きさが、ココの住人であるアオゲラより小さくコゲラより大きかったので、不思議に思ったのですが、アカショウビンの仕業だとは、この時点で考えが及びませんでした。
カモフラージュネットを張って、アカショウビンが来ないか待っていると2羽でやって来ました。最初にオスが巣に入り、出た後にメスが巣の中に入りました。その後8時頃から10時頃まで入ったまま出てこないのです。産卵中だと判断しました。オスはその間、すぐ近くの枝でジッと待っていたので、ゆっくりと撮影が出来ました。時折小さな声でキョロロ・・と鳴いて、産卵中のメスを励ましている様でした。10時頃、巣穴に入っていたメスが出て、下流へと飛び去りました。それを見たオスは巣穴へと入り卵を確認して、後を追う様に下流へと飛び去りました。
巣穴を作っているのは全長5mくらいの枯れた木で、幹が途中から2本に分かれています。別れた先はそれぞれ1,5mくらいの長さが残っていて、その先は完全になくなっています。その二本の間に別の生きた木が伸びており、この木に倒れ掛かるようにして60度くらいで、もたれかかっているのです。
二本に分かれた木の上流側の幹は直径30cmくらい。下流側の幹は直径40cmくらいで、こちらに巣を作っています。巣の位置は幹の上部から50cmくらい下で、下流側に向いた部位。折れてなくなっている枝の付け根部分から巣穴を開けています。とても古い枯れ木で、雨水が浸み込む?折れてしまう?・・などと心配です。
岡崎さん撮影
6月21日 (日) 朝見・岡崎・池永
オス・メスの出入りを確認。遠くから巣に直接入って、巣から一気に飛び去る。
6月22日 (月) 朝見・池永
オス・メスの出入りを確認。8時頃・10時頃・14時頃の3回
(上流でサンコウチョウの水浴び確認オス・メス)
6月23日 (火) 朝見・吉野・池永 5時30分~
5時40分 下流でキョロロロー
7時40分 視認
9時07分 ③の枝付近~巣に入った?
11時30分 鳴かずに留まった。30分間撮り放題
13時~ 雨が強くなり、下流側での鳴き声確認出来ず
14時09分 から15時11分まで③の枝近くに留まったまま。
6月24日 (水) 朝見・吉野 6時30分~
6時30分 吉野現地入り
11時00分 朝見現地入り
12時12分 視認
16時20分 視認
(サンコウチョウも抱卵中)
岡崎さん撮影
6月25日 (木) 朝見・岡崎 9時30分~
10時45分 鳴き声
11時00分 ③の枝付近5分後に巣へ入る
13時20分 右下流の林から鳴き声
13時25分 ②の枝で全身見える。メスと思われる
13時40分 ③の枝付近に来る
13時41分 巣に入る。オスは出たと推測
6月26日 (金) 池永 5時10分~9時20分
5時32分 ①~巣入り オス入る
6時52分 ②~巣~③~巣入り メス入る
6月27日 (土) 朝見・岡崎・吉野
12時55分 鳴き声
12時57分 鳴き声
12時59分 巣入り
(サンコウチョウの子育て撮影に2名)
6月28日 (日) 朝見 10時~
10時40分 ②~巣~③~巣~③~巣入り
(サンコウチョウの子育て撮影に2名)
6月29日 (月) 池永・黒水 6時00分~16時00分
11時55分 ②~③~巣~③~巣入り メス
他は確認が取れない。昨夜の雨で基地内が床下浸水。上げ床にした。
本日交替が遅く、異変があったか心配した。
(サンコウチョウは元気に子育て中)
岡崎さん撮影
7月2日 (木) 池永
前日の夜から大雨が降り出した。6時頃基地に着くと基地内は床上
浸水。双眼鏡・イス・三脚などは流されていた。今にも本部が濁流
で流される?使っていた机イスヤカンなどを救出した。観察ノート
も無事でした。
7月3日 (金) 池永 6時20分7時00分
巣の上に防水帽子を作って被せました。道に近いので迷彩ネットで
偽装です。木が古いので雨水の浸水が多く、巣の内部が濡れる・枯
れ木が重くなって折れる可能性もあります。子育て初心者の夫婦
だったら、巣穴以外の場所からの浸水に疎いかもしれないし。これ
で少々の雨が降ってもでも大丈夫。
7月4日 (土) 池永 5時~6時00分
5時35分 抱卵交替の確認が取れた。大雨の後の初確認OK
(林内のニイニイゼミがうるさくなってきた)
7月5日~6日は相次いでサンコウチョウの巣立ち。よってアカショウビンは未確認。
岡崎さん撮影
7月7日 (火) 11時~ 朝見
未確認
巣の方角から7時過ぎと10時過ぎに鳴き声を確認(池永)
(下流側でサンコウチョウの撮影中)
7月10日 (金) 5時40分~ 朝見・岡崎・吉野・池永
8時15分 交替を確認
もう直ぐ孵化しそうなので、巣の近くに蔓を利用して朝見さんと供に
留まり木を設置した。見張り役は2人。
サンちゃんオス・メスで水浴びに来たけど、2度とも人との遭遇。
これ以降、一度も水浴びに来なくなった。
7月11日 (土) 朝見・岡崎・吉野・池永 5時20分~15時00分
13時12分 オス出~メス入り確認
4人が確認している中で、1回の交替だけでした。
抱卵の交替確認後、13時30分~14時30分にかけて下流右岸にA基地・
下流左岸にB基地設営。A基地は一人用で巣穴を下流から見上げる所で
①②の枝は直ぐ上にある。B基地は二人用で①②の枝を真横に見る。
巣と蔓に一番近く、午後からの撮影ポイント。
岡崎さん撮影
7月12日 (日) 朝見・岡崎・吉野・池永 6時00分~
14時20分 メス出~オス入り確認
孵化はこの日か前日に始まったと判断した。
・・・この日が孵化日と設定
7月13日 (月) 曇り時々晴れ 朝見・岡崎・池永 5時20分~
5時28分 ①~蔓~巣~蔓~巣~①~巣~交替
(抱卵時と違い巣の中で交替した様です)
この交替、①鳴いても出ない。更に1回鳴いても巣から出ない。
今度は蔓に飛んで来て鳴いた。それでも巣から出ない。
この後巣と蔓を行き来して、最後に巣へと消え、
5~10秒後に巣から出て行った。
8時50分 ②~蔓~~蔓~巣~メス入り
14時32分 ②~蔓~巣~蔓~巣~メス入り
初めてエサを咥えているのを確認した
18時38分 ②~蔓~巣~蔓~巣~メス入り
岡崎さん撮影
7月14日(火) 晴れ 池永 5時30分~16時00分
5時58分 蔓で鳴いて下流へ飛ぶ
6時15分 ①で鳴いて右の林へ飛ぶ
6時20分 ②~③~蔓~巣~蔓~巣入り ②で2回鳴く
6時56分 ②~巣~蔓~巣~蔓~左下流 ②で1回鳴く
8時21分 ②~蔓~巣~蔓~?
8時56分 ②~蔓~巣~蔓~下流
10時34分 蔓~巣入り 蔓で鳴いて巣に入る。帰りを巣から出て待った?
10時16分 ②~蔓~巣~蔓~巣~? ②で鳴く
11時53分 ②~巣~蔓~巣~? 蔓で鳴く
12時06分 ②~蔓~巣~? 蔓で鳴く
13時08分 ②~巣~蔓~下流 ②と蔓で鳴く
13時35分 ②~蔓~巣~蔓~下流 トカゲ
14時55分 ①~蔓~巣~蔓~下流 蔓で鳴く ミミズ
岡崎さん撮影
7月15日 (水) 晴れのち雨・曇り 岡崎 7時00分~16時00分
7時15分 ①~②~蔓~巣入り~蔓~下流・・・23分まで巣内 蔓で鳴く
8時05分 ②~蔓~巣入り~蔓~下流 08分まで巣内 カエル
9時50分 ③~巣~下流 トカゲ
10時50分 ②~蔓~巣~蔓~下流 ヤモリ
11時43分 蔓~巣入り~蔓~下流 46分まで巣内
12時15分 ③~②~巣入り~左下流 初めて2羽同時に来る
12時15分 ②~蔓~巣~?
12時45分 蔓~巣~蔓~巣~下流 蔓で鳴く トカゲ
雨が激しく降り始めた 13時30分~
14時03分 ②~蔓~巣~蔓~下流 カエル
14時18分 ①~②~蔓~巣入り~蔓~下流 2分巣内 カエル
14時33分 ②~蔓~巣~蔓~下流
ライトバンが15分停車 15時15分~
15時25分 ②~蔓~巣~蔓~巣~? 蔓で鳴く
岡崎さん撮影
7月16日 (木) ? 朝見 5時55分~
6時05分 蔓~巣 トカゲ
6時42分 蔓~巣 トカゲ?
7時02分 巣~蔓~下流
8時05分 蔓 エサなし
9時48分 蔓~巣 セミ?
10時37分 巣~蔓~下流 鳴く
11時51分 蔓~巣 セミ?
12時41分 蔓~巣 鳴く トカゲ
13時02分 ②~蔓~巣 セミ?
13時26分 巣~蔓~巣入り
13時28分 巣~蔓~巣入り
13時39分 巣~蔓~? 蔓に留まって道路約3分ほどを警戒した
14時24分 ②~巣~蔓~巣入り
14時58分 巣~下流
15時36分 ②~蔓~巣 セミ?
15時40分 下流へ
岡崎さん撮影
7月17日 (金) 曇り時々雨 5時10分~17時00分 朝見・池永
5時43分 番で登場 1羽目巣~下流へ・1羽は巣~蔓~下流へ
5時58分 蔓~上流
6時04分 上流~蔓~③~蔓~巣~蔓~上流 白いセミ
6時55分 上流~②~蔓~巣~蔓~上流
7時01分 蔓~上流 巣の中のヤツ?
8時11分 上流~蔓~巣~蔓~下流
8時19分 ③~巣~蔓~下流
9時00分 蔓~上流
9時25分 ②~蔓~上流
9時31分 上流~蔓~①~?
9時50分 ②~蔓~?
10時30分 蔓~下流 カエル
10時40分 ②~蔓~?
11時20分 ②~蔓~?
12時30分 ②~蔓~巣~①~下流
12時32分 蔓~?
13時05分 ①~蔓~巣~蔓~下流
13時30分 蔓~巣~蔓~下流
13時40分 ②~蔓~巣~蔓~②~下流 白いセミ
14時20分 ②~蔓~巣~蔓~巣~蔓~下流
14時40分 ②~蔓~巣~蔓~巣~蔓~下流 トカゲ
16時00分 ②~蔓~巣~蔓~下流 カエル
16時40分 ②~蔓~巣~蔓~②~?
16時55分 ②~蔓~巣~蔓~下流
吉野さん撮影
7月18日 (土) 晴れ時々くもり 5時40分~16時10分 朝見・池永
6時01分 ②~蔓~巣~蔓~下流
6時16分 ②~蔓~巣~蔓~下流
7時42分 ②~蔓~巣~蔓~下流
× 8時36分 ①~②~蔓~巣~蔓~右上で5分警戒 二人来る
× 8時53分 ①~②~蔓~②~下流へ逃げる 二人来る
9時25分 右林~①~蔓~巣~蔓~下流 トカゲ大
9時33分 ①~②~蔓~巣~蔓~下流
10時00分 上流~③~蔓~巣~蔓~上流 ムカデ
10時13分 ②~蔓~巣~②~下流 カエル
10時43分 上流~蔓~巣~蔓~上流 カエル
× 11時23分 ①~②~下流へ逃げる B基地を疑視
11時28分 下流~③の上~蔓~巣~下流右林 カエル
11時38分 蔓~巣~蔓~下流 カエル
13時17分 ③の右~蔓~巣~蔓~下流
13時20分 上流~蔓~③~巣~蔓~下流
13時38分 ①~②~蔓~巣~蔓~下流 ムカデ
14時00分 ①~②~蔓~巣~蔓~下流 カエル
14時13分 ①~②~蔓~巣~蔓~下流 カエル
14時23分 ②~蔓~巣~蔓~②~上流 カエル
14時52分 ②~蔓~巣~蔓~巣~蔓~下流 ヤモリ
15時25分 ②~蔓~巣~蔓~③~下流 カエル
今日はお客さんが相次いで来たり、基地内の影でオスを
警戒させてしまった。残念です。
朝見さん撮影
吉野さん撮影
7月19日 (日) 6時00分~16時40分 朝見・岡崎・吉野
6時03分 蔓~下流
6時20分 蔓~巣~蔓~下流
6時34分 ②~蔓~巣~蔓~上流 カエル
ソウシチョウの群れが後方で鳴いている
6時44分 蔓上~②~下流
7時18分 ②~蔓~巣~蔓~下流 イモリ?
7時58分 ②~蔓~巣~蔓~下流
8時28分 ②~蔓~巣~蔓~下流
8時31分 ②~蔓~巣~蔓~下流 カエル
10時35分 ②~蔓~巣~蔓~下流
10時36分 ②~蔓~巣~蔓~下流 鳴く ほぼ同時
12時48分 ③に停止警戒~巣~蔓~下流 鳥見客3人が付近で観察
12時02分 蔓~巣~蔓~下流
12時07分 蔓~巣~蔓~下流
12時11分 ②~蔓~巣~蔓~上流 2~3分警戒していた
12時45分 蔓~巣~蔓~下流
13時20分 ②~蔓~巣~蔓~下流
14時12分 ②~蔓~巣~蔓~下流
15時35分 ②~蔓~巣~蔓~下流 カエル
15時39分 ②~蔓~巣~蔓~下流 トカゲ
15時48分 ②~蔓~巣~蔓~下流 カエル
16時04分 ②~巣~蔓~下流 ムカデ
16時19分 ②~蔓~巣~蔓~下流 カエル
オスは下流から来る場合、①の枝に留まったあと、②の枝に
留まるか蔓へと飛んできます。①の枝は見難く、留まる時間も
短いので見落としやすい。
吉野さん撮影 ムカデ
7月20日 (月) 雷雨 6時40分~17時10分 朝見・池永
6時55分 蔓~巣~蔓~右上流
7時40分 蔓~?
7時42分 ②~蔓~巣~蔓~上流
カワセミのオス上流で2回ダイビング アブラハ1匹キャッチ
8時10分 ③~巣~蔓~下流
8時21分 上流~③~巣~蔓~上流
8時27分 ①~②~蔓~巣~蔓~下流 ムカデ
9時02分 ②~蔓~巣~蔓~下流
9時40分 ①~②~蔓~巣~蔓~下流 カエル
9時51分 蔓~下流
10時03分 蔓~巣~蔓~下流 ムカデ
10時20分 ②~蔓~巣~蔓~下流 カエル大
11時00分 ②~蔓~巣~蔓~②~下流 カエル特大
11時25分 ①~②~③~蔓~巣~蔓~②~下流 カエル?
12時27分 ①~②~蔓~巣~蔓~②~下流 カエル
13時10分 ②~蔓~巣~蔓~下流 カエル
13時45分 ②~蔓~巣~蔓~右上流 カエル
13時57分 ①~②~蔓~巣~蔓~? カエル
14時07分 蔓~巣~蔓~下流
15時07分 ①~蔓~巣~蔓~②~下流
16時34分 ①~②~蔓~巣~蔓~下流
16時42分 ②~蔓~巣~蔓~下流
17時00分 ①~②~蔓~巣~蔓~②~下流
8時過ぎから14時30分まで激しい雷雨、それでカエルが多い?
ヒグラシ・ニイニイゼミが騒がしい。街ではクマゼミが騒がしい。
今日の他の鳥の鳴き声はサンコウチョウ・ヒヨドリ・ソウシチョウ
メジロ・ウグイス・カワセミ・コジュケイ・イカル・アオゲラ
吉野さん撮影
7月21日 (火) 雨 6時40分~17時10分 朝見・池永
7時07分 ①~②~③~蔓~巣~蔓~下流
7時52分 ②~蔓~巣~蔓~下流
8時03分 蔓~巣~下流
8時40分 ①~②~蔓~巣~蔓~下流 カエル
9時31分 蔓~巣~蔓~右上流
10時00分 ②~蔓~巣~蔓~下流 カエル大
10時10分 ②~蔓~巣~蔓~下流 キビタキ?が襲ってきた
10時28分 上流~③~蔓~巣~蔓~③~上流 カエル
10時42分 右上流~①~②~蔓~巣~蔓~②~右林
10時56分 ②~蔓~巣~蔓~下流
11時26分 蔓~②~左上流
13時25分 ①~蔓~巣~蔓~下流
13時41分 ②~蔓~巣~蔓~下流 カエル
14時02分 ②~蔓~巣~蔓~下流 ミミズ
14時15分 ②~蔓~巣~蔓~下流 鳴く
14時15分 ①~②~蔓~巣~蔓~右林 後から来て先に巣へ
15時40分 蔓~巣~蔓~上流
16時06分 ①~②~蔓~巣~蔓~下流 3分以上右を警戒していた
16時19分 ①~②~蔓~巣~蔓~下流 この間10数秒・・警戒中
オスの動きはかなり警戒した動きが多い様です。
メスはほとんどパターンを変えない様です。
吉野さん撮影
7月22 日 (水) 雨のち曇り 6時50分~17時30分 朝見・池永
大洪水になって、基地内のイス4脚・テーブル上の食料品などが
流されていました。基地内に残っていた脚立や備品・観察ノートなど
救出です。7月初旬の洪水よりも水傘は多く、かなりヤバイ救出劇
でした。先ずは一安心。基地を使えないため、今日からは車からの
観察です。慣らす意味もあって、最初は25mくらい、次に20mくらい
に近付いて一日の観察を行ないました。
7時20分 蔓~巣~蔓~下流
7時46分 蔓~巣~蔓~車目掛けて飛来 オス?に偵察されました
7時52分 蔓~巣~蔓~下流 ①と②の枝を見づらい
8時19分 蔓~下流
8時26分 蔓~巣~蔓~下流
8時41分 ②~蔓~巣~蔓~上流
8時57分 蔓~巣~蔓~②~下流
9時01分 巣~蔓~下流
9時11分 ②~蔓~巣~蔓~②~下流 雛の声は・・
9時17分 ②~蔓~巣~蔓~下流 ピィ↗ ピィ↗
9時51分 ①~蔓~巣~蔓~下流 ピリュィ↗
10時17分 蔓~巣~蔓~下流 ピョ↘ ピョ↘
本日は日食のためかなり暗くなってきた。
10時42分 蔓が揺れていた ピッ・・ピッ・・ピッ 雛の声
かなり暗い。朝の5時程度の明るさ
11時10分 蔓~巣~蔓~巣~蔓~上流 雛の嘴が見えた
11時25分 蔓~巣~蔓~巣~蔓~巣~蔓~下流
少し離れた位置に岡崎さんの車を停車
12時51分 ②~蔓~巣~蔓~上流
12時59分 蔓~巣~蔓~②~蔓~巣~蔓~下流
13時46分 蔓~巣~蔓~?
13時56分 蔓~巣~蔓~下流
14時00分 蔓~巣~蔓~左下流 来客2名車中へ
15時15分 蔓~巣~蔓~下流
15時40分 ③~蔓~巣~蔓~下流 2羽で来た??
16時00分 蔓~巣~蔓~下流
16時12分 蔓~巣~蔓~下流
16時21分 エサを運んだ時間のみ記入
16時35分 エサを運んだ時間のみ記入
17時17分 エサを運んだ時間のみ記入
本日から車からの観察です。最初は25mほど離れ、次は20mくらい
次に20mくらいにもう一台。みんなが帰った夕刻には、私の車一台に
なったので、更に近付き15mくらいで一切動かず観察した。
吉野さん撮影
7月23 日 (木) 晴れ 6時30分~17時30分 朝見・池永
朝一番から車を15mくらいに近づけて観察開始。昨日は偵察され
ましたが、私の車を見抜いているらしく、チラッと見られますが
通常の動きと変りありません。ここは①と②の枝も確認できます。
6時40分 ②~蔓~巣~蔓~下流
6時51分 蔓~巣~蔓~上流
8時12分 上流~蔓~巣~③~下流
8時18分 ①~②~蔓~巣~蔓~下流
軽四輪車が通過
9時32分 ②~蔓~巣~蔓~下流
9時35分 ②~蔓~巣~下流
9時35分 ②~蔓~巣~蔓~②~下流 2羽同時・・動画OK
9時40分 蔓~③~上流
9時45分 ②~蔓~巣~蔓~下流 ②で警戒3分 人通過
9時50分 蔓~巣~蔓~③~下流
10時26分 ①~②~蔓~巣~蔓~下流
10時38分 巣~蔓~③~下流
11時07分 ②~蔓~巣~蔓~上流 来客2名
11時17分 ①~②~蔓~巣~蔓~下流
11時25分 蔓~下流
11時33分 ③~蔓~巣~蔓~下流
11時40分 ②~蔓~巣~蔓~上流
12時10分 ②~蔓~巣~蔓~下流
12時20分 上流~③~? プロカメラマン来客
12時28分 ②~蔓~巣~蔓~②~①~下流 カエル
12時31分 ①~蔓~巣~蔓~下流
14時前から巣の近くに18名が何かの講習で来た15時40分まで
14時20分 蔓~巣~蔓~③~? 凄く速い移動
14時25分 ②~蔓~巣~蔓~下流 かなり警戒 鳴く
15時31分 ③~蔓~巣~蔓~②~上流
15時32分 ①~②~蔓~巣~蔓~下流 鳴く
15時40分 人が帰って行った
15時58分 蔓~巣~蔓~下流 親が鳴いた後、雛が鳴き始めた
16時07分 ①~蔓~巣~蔓~②~下流 ピョ~、ピョピョピョルリ・・
16時42分 ①~蔓~巣~蔓~②~下流
17時26分 蔓~巣~蔓~?
今日の午後は人が沢山、かなり警戒して巣の出入りが素早くなりま
した。親が雛に鳴くなと命令しており、親が居ない時は一切鳴きま
せんでした。これまで雛は、かなり煩雑に鳴きわめいていましたが、
親の注意を忠実に守っていたのが印象的でした。梅雨空で写真を撮
れない日々が続いて、今日は晴れ。でも午前中は撮影のお客さん、
午後は18名もの人だかり。明るい絵を撮れなかったのが残念です。
撮影は私
尻尾の長いカナヘビ
7月24 日 (金) 曇りのち雨 5時20分~19時30分 岡崎・池永
5時30分 蔓~巣~蔓~直下~蔓~巣~蔓~上流
5時41分 ②~蔓~巣~蔓~②~下流
5時48分 ②~蔓~巣~蔓~②~下流
5時55分 蔓~巣~蔓~下流
6時05分 蔓~巣~蔓~下流
6時12分 蔓~巣~蔓~上流
6時17分 上流~蔓~③~蔓~?
6時45分 上流~蔓~巣~蔓~上流
6時49分 上流~蔓~③~巣~蔓~上流
7時10分 蔓~?
7時36分 蔓~巣~蔓~上流
7時48分 蔓~巣~蔓~下流
8時07分 蔓~巣~蔓~③~上流
8時28分 蔓~巣~下流
8時47分 上流~③~蔓~巣~蔓~下流
9時30分 ②~蔓~巣~蔓~上流
9時38分 蔓~巣~蔓~上流
9時48分 上流~蔓~③~巣~蔓~上流
9時55分 蔓~巣~蔓~②~上流
10時11分 蔓~巣~蔓~上流
11時16分 下流~蔓~巣~蔓~下流
12時25分 下流~蔓~巣~蔓~下流
12時30分 上流~蔓~③~蔓~巣~蔓~上流 雨が本降り
12時40分 蔓~巣~蔓~上流
13時00分 下流^蔓~巣~蔓~上流
軽トラック通過・・行き
13時08分 上流~蔓~③~巣~蔓~③~下流
軽トラック通過・・戻り
14時03分 蔓~巣~蔓~下流
14時06分 蔓~巣~蔓~下流
15時00分 蔓~巣~蔓~下流
15時03分 ③~蔓~巣~蔓~? カニ?
15時08分 蔓~巣~蔓~下流
15時15分 ②~蔓~巣~蔓~上流
15時42分 蔓~巣~蔓~下流
15時57分 上流~蔓~③~蔓~巣~蔓~下流
16時08分 蔓~巣~蔓~下流
16時17分 蔓~巣~蔓~下流
17時28分 蔓~上流
17時35分 上流~蔓~③~巣~蔓~下流
ヒグラシの声が沢山
17時53分 蔓~巣~蔓~右上流
サンコウチョウの声を久し振りに聞く
18時20分 蔓~巣~蔓~下流 ほとんどシルエットです
18時21分 蔓~巣~蔓~? 鳴く
ヒグラシの声が少なくなった。ニイニイゼミは梢の方で鳴いている
18時35分 巣~蔓~下流
18時39分 蔓~巣~蔓~下流 鳴く
18時51分 蔓~巣~蔓~上流
19時12分 雛の鳴き声・・・親は来ない。 4~5m先の蔓の端がシルエット
19時30分 巣の近くの枝・蔓など見えない。
今日は朝から晩まで全ての運搬記録に挑戦しました。
5時20分以前は見ていないので一度は運んでいるかも知れないけど。
大分の日の出が5時18分頃、雨のち曇りの天気で朝の到着は車のライト
が必要だったし、帰りの支度もライトの点灯が必要でした。12時間10分
の観察で得たものは、アカショウビンが薄暗い朝から夕暮れ以降もエサ
を運んでいた事。そして親は巣には入らず、巣の上下流に分かれて消え
ていった事。疲れはしたものの、得るものも多い一日でした。
撮影は私
これはコオロギです
7月25 日 (土) 雷雨 6時00分~17時00分 朝見・岡崎・吉野・池永
06時01分 巣~蔓~巣~上流
06時32分 上流~③~蔓~巣~蔓~上流 後からエサ渡し
06時32分 下流~蔓~巣~蔓~下流 先にエサ渡し
06時48分 蔓~下流 雛が鳴いたので・・
07時07分 上流~③~蔓~巣~蔓~下流
親の食事時間?
08時20分 上流~③~蔓~巣~蔓~下流 ♀
08時47分 蔓~巣~蔓~上流 セミ
08時51分 蔓~巣~蔓~?
08時54分 蔓~?
08時57分 下流~蔓~巣~蔓~? カエル ♂
09時15分 蔓~巣~蔓~下流
09時24分 巣~蔓~?
09時46分 上流~蔓~巣~蔓~? ヒロロロ~ 雛の声
09時58分 蔓~巣~蔓~下流 カエル
10時34分 蔓~巣~蔓~下流 カエル ♂
10時58分 蔓~巣~蔓~下流 カエル ♀
11時23分 蔓~巣~蔓~下流 先にエサ渡し
11時23分 蔓~巣~蔓~? 後からエサ渡し
11時30分 蔓~巣~蔓~右下流
11時49分 蔓~巣~蔓~下流 カエル ♀
12時25分 蔓~巣~蔓~下流
12時57分 蔓~巣~蔓~下流 サワガニ ♂
13時05分 蔓~巣~蔓~下流 ヒグラシ ♂
13時29分 蔓~巣~蔓~下流 カエル ♂
13時29分 上流~蔓~巣~蔓~下流 ♀
13時35分 下流~蔓~巣~蔓~下流
14時54分 下流~蔓~巣~蔓~下流 カエル ♂
15時46分 下流~蔓~巣~蔓~下流 ♂
16時27分 ①~蔓~巣~蔓~上流 ♂
16時32分 蔓~巣~蔓~下流
16時44分 下流~蔓~巣~蔓~下流
車を縦列に2台止めて車内から観察、フロントガラスや窓にはネット
を張って車内が見えなくしている。前部座席と後部座席を使うと
4人が観察できて撮影も可能。そのポジションによっては①と②の
枝を確認しづらい。記述が蔓と巣周りになる理由です
撮影は私・・これは露出設定ミス
サワガニ、打ち付けるので足が外れ落ちています
7月26日 (日) 雨 5時50分~16時10分 朝見・岡崎・吉野・池永
05時55分 蔓~巣~蔓~下流
06時00分 蔓~巣~蔓~上流
06時22分 蔓~巣~蔓~?
06時48分 蔓~巣~蔓~下流
07時17分 蔓~巣~蔓~下流
07時19分 蔓~巣~蔓~上流
07時27分 蔓~巣~蔓~上流
07時40分 蔓~巣~蔓~上流
08時00分 上流~蔓~巣~蔓~下流
08時19分 上流~蔓~③~蔓~巣~蔓~上流
08時22分 蔓~巣~蔓~下流
08時48分 ③~蔓~巣~蔓~上流 巣を振り返る 10秒くらい
08時49分 蔓~巣~蔓~上流
09時03分 上流~③~蔓~巣~蔓~上流 ♀
09時08分 巣~蔓~下流 ♀
09時22分 ②~蔓~巣~蔓~下流 カエル
09時45分 ③~蔓~巣~蔓~上流 巣を振り返る ♂
09時55分 ②~蔓~巣~蔓~下流 ヘビ
10時00分 ②~蔓~巣~蔓~②~下流 カエル
巣から糞を飛ばすのを視認(朝見)
10時36分 上流~③~蔓~巣~蔓~下流 ピロロロ 雛の声
11時20分 ②~③~蔓~巣~蔓~③~下流 カエル
11時59分 ②~蔓~巣~蔓~下流 トノサマガエル?
12時17分 ②~蔓~巣~蔓~下流 カエル
12時35分 ③~巣~蔓~下流
13時00分 ②~巣~蔓~②~下流 巣を振り返る
巣から糞を飛ばす
13時18分 蔓~巣~蔓~下流 巣を振り返る
13時37分 蔓~巣~蔓~?
巣から糞を飛ばす
14時18分 ②~巣~蔓~上流 巣を振り返る
14時35分 蔓~③~蔓~巣~蔓~下流 巣を振り返る
14時39分 蔓~③~蔓~巣~蔓~③~?上流 巣を振り返る
ペレット?入り口に4個出した
15時06分 ②~蔓~巣~蔓 カエル
ペレット1つない?
15時32分 蔓~巣~蔓~下流
ヤマセミのメスが①下流に来た。その後上流へ。16時頃~16時05分
オスのアカショウビン、その下流で見張り?動かずに2分~下流へ
今回は遂にヘビを持ってきました。雛たちは奪い合った様で、
一時的に巣穴が静かになりました。午後から雛が入り口に出した、
4つあった楕円形ペレット?は、ヘビの鱗や骨かもしれません。
顕著になった親の行動は、エサを与えて立ち去る時、蔓・②・③
などで振り返る動作です。雛の巣立ちが近づいており、雛たちの
行動を観察していると判断する事ができます。
撮影は私 ニホンアカガエル
7月27日(月)曇り時々晴れ 5時10分~16時00分 朝見・岡崎・池永
5時15分、とても暗い 雛の声ピィ↗・・ピィ↗・・ピィ↗
05時29分 巣~蔓~下流
05時32分 巣~蔓~下流 ♀
05時54分 蔓~巣~蔓~②~下流 ♂
07時39分 蔓~巣~蔓~下流 カエル ♂
巣の入り口に付着していた白い糞が見当たらない
巣の出口に置いていたペレット?ない?バラバラ?
07時52分 ③~蔓~巣~蔓~巣~蔓~巣~蔓~巣の上~蔓~③~上流
08時03分 蔓~③~蔓~巣~蔓~上流 ♀
08時10分 ②~蔓~巣~③~上流 ♂
08時25分 上流~③~蔓~巣~蔓~上流
Iさんがスコープ持参で来た。外は見抜かれていたので車内へ案内
09時25分 蔓~②~蔓~巣~蔓~? 待ちかねていた様に2羽来た
09時25分 蔓~巣~②~下流
09時55分 蔓上~巣~蔓~? カエル
キョキョキョ・・・雛の声
11時27分 ②~③~蔓~巣~下流
11時27分 ②~蔓~巣~蔓~②~下流
12時10分 ②~蔓~巣~蔓~下流
下流にある杉の枯れ木で巣と我々の車を確認している
ミンミンゼミの初鳴き
12時30分 ②~蔓~巣~蔓~下流
①の下流側で車外に出る人を確認している
12時48分 ②~蔓~巣~蔓~下流
13時25分 ②~蔓~③~巣~蔓~③~上流
13時26分 ②~蔓~巣~蔓~②~下流
14時17分 蔓~③~巣~蔓~?
14時41分 蔓~③~下流
15時25分 蔓~巣~? 2羽同時
15時25分 蔓~巣~蔓~上流
15時52分 蔓~巣~蔓~下流
雨天が続いたため、巣の上流側の枯れた幹(直径約30cm)が、
昨夜の内に折れてなくなっていた。巣として利用している方は、
雨水侵入防止措置をしているので無事。枯れ木は雨が多く降ると、
雨水を吸い、その重さに耐え切れなくなって折れて落下する。
巣のある幹は、なんとか耐えてくれました。
巣を出た親は、ほぼ毎回振り向いて巣の中の雛を確認している。
撮影は私 ヒグラシの成虫です
ミミズ・・・晴れだと色が綺麗に出ます
7月28日(火)曇りのち雨 5時10分~18時15分 朝見・岡崎・池永
05時11分 鳥のシルエットが下流に向かう
雛の声 ケケッとかキョキョッとかピィ↗・・ピィ↗・・など
05時30分 巣~蔓~下流
05時38分 蔓~巣~蔓~上流 親が3回鳴く
05時41分 蔓~巣~蔓~下流
06時08分 蔓~巣~蔓~③~上流
07時10分 蔓~巣~蔓~②~右上流
07時11分 蔓~下流
07時22分 蔓~巣~蔓~?
07時50分 蔓~巣~蔓~?
07時54分 蔓~巣~蔓~下流
08時00分 蔓~巣~蔓~下流
08時55分 蔓~巣~蔓~②~下流
09時23分 ②~蔓~巣~蔓~下流
09時25分 ②~蔓~巣~蔓~上流
軽トラック通過
10時12分 ③~蔓~③~蔓~巣~蔓~上流
11時10分 蔓~巣~蔓~下流 カナヘビ
11時20分 ②~蔓~巣~蔓~②~下流 トカゲ
11時46分 上流~蔓~巣~蔓~上流
11時53分 蔓~巣~蔓~下流 モグラ
親が去る時に、巣を振り返る動作は昨日と同じ
12時55分 蔓~巣~蔓~下流
12時55分 一羽目巣立ち 親が来て去った後、巣穴から顔を出した瞬間に
飛び立った。そのまま下流30m以上飛んで行き、見失う。
13時20分 中の雛が羽繕い~骨?ペレットなどを足で掻き出している。
13時54分 ②~蔓~巣~?
13時54分 二羽目・三羽目の巣立ち 親が来て去った後二羽目が顔を出し、
そのまま下流へと飛んだ。三羽目も続いて顔を出し、巣の近くに
設置した蔓に留まる。その後二羽目が留まっている30m下流の
枝に飛んでいって留まろうとしたが失敗。そのまま一羽目が飛ん
だ下流へと行き、見えなくなった。
14時05分 残った二羽が羽繕い・骨?を巣の外に出し始める
14時53分 四羽目の巣立ち いつの間にか一羽で巣立ち、③の枝付近に留ま
った。しばらくして左岸下流の杉林方向へ飛んでいった。
15時30分 最後の一羽は巣の中を盛んに掃除。自分の羽繕いなど・・
16時40分 下流の枝でオスが巣を見守っている。20分後くらいに下流へと
飛び去っていった。
18時15分 巣の中に雛は引っ込んだまま、巣立たないと判断し終了
撮影は吉野さん 遂にヘビを持って来ました
撮影は岡崎さん モグラです。哺乳類は初めてでした
7月29日(水)曇り 6時10分~9時30分 朝見・岡崎・池永
06時10分 現地に到着、窓を開けると雛の声がピィ↗ピィ↗・・と2回聞こえ
ました。声は巣の方向からだったので安心したのですが・・・
同時に下流の方から親の鳴き声が聞こえました。カメラをセット
して巣の中を見るけど雛が居る様子がありません。直ぐ近くで
ヒヨドリの若が騒いでいます。鳥見仲間が来て、一緒に確認し
ても雛は巣の中に居ない様です。
07時20分 オスの親がクワガタを咥えてやって来ました。
下流~③~蔓~巣~蔓~巣~③~蔓~巣~③~下流
立ち去る時に一度鳴いて、わが子を探していました。
このあと、基地を片付けて解散しました。
あとがき
今回、アカショウビンが大分で初繁殖して、その一部始終を観察できた事は、本当に奇跡としか思えません。この奇跡は、山の神様からのプレゼントだったと思っています。
選ばれし鳥見人・・・その様に考えた時、しっかりと記録に残さなければならないと、使命感が湧きました。そんな私を支えてくれたのが、仲間の朝見さん・岡崎さん・吉野さんの3人でした。皆さんの協力がなければ、普通のラッキーな鳥見に終わっていたかもしれません。
本当にありがとうございました。
アカショウビンの観察で一番心に残ったのは、雛が巣立つ前に巣穴の掃除をすることでした。これ以外にも初めて体験する事が沢山有りましたが、無事に5羽の雛が巣立ってくれたのが嬉しいです。
朝見さん撮影 この距離のツーショットは一度で2秒くらい?
私の撮影 薄暗いので照明を当てていました
3番目の仔 家族兄弟揃ってかえって来て下さい☆彡
アカショウビンが定期的に繁殖してくれるのを摂に願います。
アカショウビンの繁殖記録はこちら
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この観察記録は私たち鳥見グループの大切な宝物です。今回、大分初となるアカショウビンの繁殖記録を残す事が出来たのは、私のかけがえのない仲間がいたからなのです。
仲間の皆さんには本当に感謝しています。みんなの宝物をこのブログで公開する事で、アカショウビンを知らなかった人達の、手助けになると期待しています。秘められた生態も、より詳しく解明されそうな内容です。アカショウビンを愛する心、鳥や自然を愛する心は、あるがままの自然に飛び込んでこそ解ると思います。
完全な記録ではありません。毎日山に篭り色々な小鳥の鳴き声、カエルやセミの声、渓流の音、人工の音などが入り混じる中から、目当ての鳴き声を聞き分けるのは至難の技です。私は小さい頃からこの周辺で育ち、いつも山の中に居たので聞き慣れた音ばかり。目を皿の様にして観察しなくても耳で察知出来ますが、仲間の3人は目に頼るしか方法がなかったのです。
後半は流石に耳も敏感になりましたが、アカショウビンの観察は容易ではありません。4時間待って10秒くらいの視認。こんな観察が続きました。いくら疑視していても見落としは沢山有ります。朝から夕方まで皆さんは私以上に疲れた事だと感じています。そんな努力があって生データを積み重ねる事が出来たのです。
4人で完成させた貴重な記録は、ネット配信してこそ生きる宝物になる事でしょう。記録に抜けがあるとか、つじつまが合わない部分も出るかも知れませんが、そこは大目に見てやって下さい。事実だけを書き記したつもりです。
岡崎さん撮影 産卵中のメスを傍の枝で見守るオスです
・・・かけがえのない仲間達
大分市の朝見さんとは、昨年鳥見で偶然知り合ってからの大切な仲間、ニコンの愛用者です。いつも気配りするおじさん。感謝しています。
使用カメラ ニコンD80 AE-SVR ED70~300f4.5~5.6
別府市の岡崎さんはセミプロのカメラマン、キヤノンの愛好者でカメラと野鳥に詳しい。今回のアカショウビン包囲網から本格的にご一緒しています。
使用カメラ キヤノンEOS40D FD500mmf4.5L
キヤノンEOSkissX AF100~400mm
大分市の吉野さんは天体に詳しく鳥見は初心者、ニコンとパナソニックで動きのある写真を撮らせると上手い。グループ内では一番若手でこれからの人材。
使用カメラ ニコンD80 AE-SVR ED70~300mm f4.5~5.6
パナソニック ルミックスG1 nashica1000mm
私のカメラ キヤノン パワーショットSX1-IS
オリンパス SP570UZ+1.7倍テレコン
・・・子育て中の天気は雨や曇りが多く、綺麗な色が出ませんでした。ISO 800~1600・SS 1/4~1/30・絞りは開放、という撮影がほとんどでした。
・・・みなさんありがとう・・・
岡崎さん撮影 超貴重 おなかの膨らみは卵、この後1分弱で産卵しました
今回の主役はこの2羽のアカショウビン・・・感謝
観察期間 2009年6月~7月
場所 大分県 県民の森
産卵日 6月20日
孵化日 7月12日
巣立ち日 7月28日4羽 7月29日1羽 合計5羽
観察延べ時間 7月13日~7月29日まで約178時間
エサ運び回数 7月13日~7月29日まで365回
確認したエサ カエル達・トカゲ達・セミ達・ムカデ・コオロギ
バッタ達・クワガタ・サワガニ・ヘビ・モグラ
観察者 朝見・岡崎・吉野・池永
5月下旬 朝見・池永
今年初の鳴き声
6月6日 (土) 岡崎・朝見(姿・鳴き声)池永他2名(鳴き声)
アカショウビンが出会いカップルになったのを確認
6月15日 (月) 朝見・池永
夜明け前からの探索を開始
6月16日 (火) 朝見・岡崎・池永・他2人
撮影に成功(4~5人)
6月19日 (金) 岡崎・池永
渓流沿いでじっとしているアカショウビンに出会う
アカショウビンの巣と主に使う枝など ①②は15mくらい下流
岡崎さん撮影
6月20日 (土) 産卵~抱卵開始 朝見・岡崎・池永
前日見た場所の近くに観察場所を作るため、渓流に下りたら木屑が沢山落ちていました。木屑の大きさが、ココの住人であるアオゲラより小さくコゲラより大きかったので、不思議に思ったのですが、アカショウビンの仕業だとは、この時点で考えが及びませんでした。
カモフラージュネットを張って、アカショウビンが来ないか待っていると2羽でやって来ました。最初にオスが巣に入り、出た後にメスが巣の中に入りました。その後8時頃から10時頃まで入ったまま出てこないのです。産卵中だと判断しました。オスはその間、すぐ近くの枝でジッと待っていたので、ゆっくりと撮影が出来ました。時折小さな声でキョロロ・・と鳴いて、産卵中のメスを励ましている様でした。10時頃、巣穴に入っていたメスが出て、下流へと飛び去りました。それを見たオスは巣穴へと入り卵を確認して、後を追う様に下流へと飛び去りました。
巣穴を作っているのは全長5mくらいの枯れた木で、幹が途中から2本に分かれています。別れた先はそれぞれ1,5mくらいの長さが残っていて、その先は完全になくなっています。その二本の間に別の生きた木が伸びており、この木に倒れ掛かるようにして60度くらいで、もたれかかっているのです。
二本に分かれた木の上流側の幹は直径30cmくらい。下流側の幹は直径40cmくらいで、こちらに巣を作っています。巣の位置は幹の上部から50cmくらい下で、下流側に向いた部位。折れてなくなっている枝の付け根部分から巣穴を開けています。とても古い枯れ木で、雨水が浸み込む?折れてしまう?・・などと心配です。
岡崎さん撮影
6月21日 (日) 朝見・岡崎・池永
オス・メスの出入りを確認。遠くから巣に直接入って、巣から一気に飛び去る。
6月22日 (月) 朝見・池永
オス・メスの出入りを確認。8時頃・10時頃・14時頃の3回
(上流でサンコウチョウの水浴び確認オス・メス)
6月23日 (火) 朝見・吉野・池永 5時30分~
5時40分 下流でキョロロロー
7時40分 視認
9時07分 ③の枝付近~巣に入った?
11時30分 鳴かずに留まった。30分間撮り放題
13時~ 雨が強くなり、下流側での鳴き声確認出来ず
14時09分 から15時11分まで③の枝近くに留まったまま。
6月24日 (水) 朝見・吉野 6時30分~
6時30分 吉野現地入り
11時00分 朝見現地入り
12時12分 視認
16時20分 視認
(サンコウチョウも抱卵中)
岡崎さん撮影
6月25日 (木) 朝見・岡崎 9時30分~
10時45分 鳴き声
11時00分 ③の枝付近5分後に巣へ入る
13時20分 右下流の林から鳴き声
13時25分 ②の枝で全身見える。メスと思われる
13時40分 ③の枝付近に来る
13時41分 巣に入る。オスは出たと推測
6月26日 (金) 池永 5時10分~9時20分
5時32分 ①~巣入り オス入る
6時52分 ②~巣~③~巣入り メス入る
6月27日 (土) 朝見・岡崎・吉野
12時55分 鳴き声
12時57分 鳴き声
12時59分 巣入り
(サンコウチョウの子育て撮影に2名)
6月28日 (日) 朝見 10時~
10時40分 ②~巣~③~巣~③~巣入り
(サンコウチョウの子育て撮影に2名)
6月29日 (月) 池永・黒水 6時00分~16時00分
11時55分 ②~③~巣~③~巣入り メス
他は確認が取れない。昨夜の雨で基地内が床下浸水。上げ床にした。
本日交替が遅く、異変があったか心配した。
(サンコウチョウは元気に子育て中)
岡崎さん撮影
7月2日 (木) 池永
前日の夜から大雨が降り出した。6時頃基地に着くと基地内は床上
浸水。双眼鏡・イス・三脚などは流されていた。今にも本部が濁流
で流される?使っていた机イスヤカンなどを救出した。観察ノート
も無事でした。
7月3日 (金) 池永 6時20分7時00分
巣の上に防水帽子を作って被せました。道に近いので迷彩ネットで
偽装です。木が古いので雨水の浸水が多く、巣の内部が濡れる・枯
れ木が重くなって折れる可能性もあります。子育て初心者の夫婦
だったら、巣穴以外の場所からの浸水に疎いかもしれないし。これ
で少々の雨が降ってもでも大丈夫。
7月4日 (土) 池永 5時~6時00分
5時35分 抱卵交替の確認が取れた。大雨の後の初確認OK
(林内のニイニイゼミがうるさくなってきた)
7月5日~6日は相次いでサンコウチョウの巣立ち。よってアカショウビンは未確認。
岡崎さん撮影
7月7日 (火) 11時~ 朝見
未確認
巣の方角から7時過ぎと10時過ぎに鳴き声を確認(池永)
(下流側でサンコウチョウの撮影中)
7月10日 (金) 5時40分~ 朝見・岡崎・吉野・池永
8時15分 交替を確認
もう直ぐ孵化しそうなので、巣の近くに蔓を利用して朝見さんと供に
留まり木を設置した。見張り役は2人。
サンちゃんオス・メスで水浴びに来たけど、2度とも人との遭遇。
これ以降、一度も水浴びに来なくなった。
7月11日 (土) 朝見・岡崎・吉野・池永 5時20分~15時00分
13時12分 オス出~メス入り確認
4人が確認している中で、1回の交替だけでした。
抱卵の交替確認後、13時30分~14時30分にかけて下流右岸にA基地・
下流左岸にB基地設営。A基地は一人用で巣穴を下流から見上げる所で
①②の枝は直ぐ上にある。B基地は二人用で①②の枝を真横に見る。
巣と蔓に一番近く、午後からの撮影ポイント。
岡崎さん撮影
7月12日 (日) 朝見・岡崎・吉野・池永 6時00分~
14時20分 メス出~オス入り確認
孵化はこの日か前日に始まったと判断した。
・・・この日が孵化日と設定
7月13日 (月) 曇り時々晴れ 朝見・岡崎・池永 5時20分~
5時28分 ①~蔓~巣~蔓~巣~①~巣~交替
(抱卵時と違い巣の中で交替した様です)
この交替、①鳴いても出ない。更に1回鳴いても巣から出ない。
今度は蔓に飛んで来て鳴いた。それでも巣から出ない。
この後巣と蔓を行き来して、最後に巣へと消え、
5~10秒後に巣から出て行った。
8時50分 ②~蔓~~蔓~巣~メス入り
14時32分 ②~蔓~巣~蔓~巣~メス入り
初めてエサを咥えているのを確認した
18時38分 ②~蔓~巣~蔓~巣~メス入り
岡崎さん撮影
7月14日(火) 晴れ 池永 5時30分~16時00分
5時58分 蔓で鳴いて下流へ飛ぶ
6時15分 ①で鳴いて右の林へ飛ぶ
6時20分 ②~③~蔓~巣~蔓~巣入り ②で2回鳴く
6時56分 ②~巣~蔓~巣~蔓~左下流 ②で1回鳴く
8時21分 ②~蔓~巣~蔓~?
8時56分 ②~蔓~巣~蔓~下流
10時34分 蔓~巣入り 蔓で鳴いて巣に入る。帰りを巣から出て待った?
10時16分 ②~蔓~巣~蔓~巣~? ②で鳴く
11時53分 ②~巣~蔓~巣~? 蔓で鳴く
12時06分 ②~蔓~巣~? 蔓で鳴く
13時08分 ②~巣~蔓~下流 ②と蔓で鳴く
13時35分 ②~蔓~巣~蔓~下流 トカゲ
14時55分 ①~蔓~巣~蔓~下流 蔓で鳴く ミミズ
岡崎さん撮影
7月15日 (水) 晴れのち雨・曇り 岡崎 7時00分~16時00分
7時15分 ①~②~蔓~巣入り~蔓~下流・・・23分まで巣内 蔓で鳴く
8時05分 ②~蔓~巣入り~蔓~下流 08分まで巣内 カエル
9時50分 ③~巣~下流 トカゲ
10時50分 ②~蔓~巣~蔓~下流 ヤモリ
11時43分 蔓~巣入り~蔓~下流 46分まで巣内
12時15分 ③~②~巣入り~左下流 初めて2羽同時に来る
12時15分 ②~蔓~巣~?
12時45分 蔓~巣~蔓~巣~下流 蔓で鳴く トカゲ
雨が激しく降り始めた 13時30分~
14時03分 ②~蔓~巣~蔓~下流 カエル
14時18分 ①~②~蔓~巣入り~蔓~下流 2分巣内 カエル
14時33分 ②~蔓~巣~蔓~下流
ライトバンが15分停車 15時15分~
15時25分 ②~蔓~巣~蔓~巣~? 蔓で鳴く
岡崎さん撮影
7月16日 (木) ? 朝見 5時55分~
6時05分 蔓~巣 トカゲ
6時42分 蔓~巣 トカゲ?
7時02分 巣~蔓~下流
8時05分 蔓 エサなし
9時48分 蔓~巣 セミ?
10時37分 巣~蔓~下流 鳴く
11時51分 蔓~巣 セミ?
12時41分 蔓~巣 鳴く トカゲ
13時02分 ②~蔓~巣 セミ?
13時26分 巣~蔓~巣入り
13時28分 巣~蔓~巣入り
13時39分 巣~蔓~? 蔓に留まって道路約3分ほどを警戒した
14時24分 ②~巣~蔓~巣入り
14時58分 巣~下流
15時36分 ②~蔓~巣 セミ?
15時40分 下流へ
岡崎さん撮影
7月17日 (金) 曇り時々雨 5時10分~17時00分 朝見・池永
5時43分 番で登場 1羽目巣~下流へ・1羽は巣~蔓~下流へ
5時58分 蔓~上流
6時04分 上流~蔓~③~蔓~巣~蔓~上流 白いセミ
6時55分 上流~②~蔓~巣~蔓~上流
7時01分 蔓~上流 巣の中のヤツ?
8時11分 上流~蔓~巣~蔓~下流
8時19分 ③~巣~蔓~下流
9時00分 蔓~上流
9時25分 ②~蔓~上流
9時31分 上流~蔓~①~?
9時50分 ②~蔓~?
10時30分 蔓~下流 カエル
10時40分 ②~蔓~?
11時20分 ②~蔓~?
12時30分 ②~蔓~巣~①~下流
12時32分 蔓~?
13時05分 ①~蔓~巣~蔓~下流
13時30分 蔓~巣~蔓~下流
13時40分 ②~蔓~巣~蔓~②~下流 白いセミ
14時20分 ②~蔓~巣~蔓~巣~蔓~下流
14時40分 ②~蔓~巣~蔓~巣~蔓~下流 トカゲ
16時00分 ②~蔓~巣~蔓~下流 カエル
16時40分 ②~蔓~巣~蔓~②~?
16時55分 ②~蔓~巣~蔓~下流
吉野さん撮影
7月18日 (土) 晴れ時々くもり 5時40分~16時10分 朝見・池永
6時01分 ②~蔓~巣~蔓~下流
6時16分 ②~蔓~巣~蔓~下流
7時42分 ②~蔓~巣~蔓~下流
× 8時36分 ①~②~蔓~巣~蔓~右上で5分警戒 二人来る
× 8時53分 ①~②~蔓~②~下流へ逃げる 二人来る
9時25分 右林~①~蔓~巣~蔓~下流 トカゲ大
9時33分 ①~②~蔓~巣~蔓~下流
10時00分 上流~③~蔓~巣~蔓~上流 ムカデ
10時13分 ②~蔓~巣~②~下流 カエル
10時43分 上流~蔓~巣~蔓~上流 カエル
× 11時23分 ①~②~下流へ逃げる B基地を疑視
11時28分 下流~③の上~蔓~巣~下流右林 カエル
11時38分 蔓~巣~蔓~下流 カエル
13時17分 ③の右~蔓~巣~蔓~下流
13時20分 上流~蔓~③~巣~蔓~下流
13時38分 ①~②~蔓~巣~蔓~下流 ムカデ
14時00分 ①~②~蔓~巣~蔓~下流 カエル
14時13分 ①~②~蔓~巣~蔓~下流 カエル
14時23分 ②~蔓~巣~蔓~②~上流 カエル
14時52分 ②~蔓~巣~蔓~巣~蔓~下流 ヤモリ
15時25分 ②~蔓~巣~蔓~③~下流 カエル
今日はお客さんが相次いで来たり、基地内の影でオスを
警戒させてしまった。残念です。
朝見さん撮影
吉野さん撮影
7月19日 (日) 6時00分~16時40分 朝見・岡崎・吉野
6時03分 蔓~下流
6時20分 蔓~巣~蔓~下流
6時34分 ②~蔓~巣~蔓~上流 カエル
ソウシチョウの群れが後方で鳴いている
6時44分 蔓上~②~下流
7時18分 ②~蔓~巣~蔓~下流 イモリ?
7時58分 ②~蔓~巣~蔓~下流
8時28分 ②~蔓~巣~蔓~下流
8時31分 ②~蔓~巣~蔓~下流 カエル
10時35分 ②~蔓~巣~蔓~下流
10時36分 ②~蔓~巣~蔓~下流 鳴く ほぼ同時
12時48分 ③に停止警戒~巣~蔓~下流 鳥見客3人が付近で観察
12時02分 蔓~巣~蔓~下流
12時07分 蔓~巣~蔓~下流
12時11分 ②~蔓~巣~蔓~上流 2~3分警戒していた
12時45分 蔓~巣~蔓~下流
13時20分 ②~蔓~巣~蔓~下流
14時12分 ②~蔓~巣~蔓~下流
15時35分 ②~蔓~巣~蔓~下流 カエル
15時39分 ②~蔓~巣~蔓~下流 トカゲ
15時48分 ②~蔓~巣~蔓~下流 カエル
16時04分 ②~巣~蔓~下流 ムカデ
16時19分 ②~蔓~巣~蔓~下流 カエル
オスは下流から来る場合、①の枝に留まったあと、②の枝に
留まるか蔓へと飛んできます。①の枝は見難く、留まる時間も
短いので見落としやすい。
吉野さん撮影 ムカデ
7月20日 (月) 雷雨 6時40分~17時10分 朝見・池永
6時55分 蔓~巣~蔓~右上流
7時40分 蔓~?
7時42分 ②~蔓~巣~蔓~上流
カワセミのオス上流で2回ダイビング アブラハ1匹キャッチ
8時10分 ③~巣~蔓~下流
8時21分 上流~③~巣~蔓~上流
8時27分 ①~②~蔓~巣~蔓~下流 ムカデ
9時02分 ②~蔓~巣~蔓~下流
9時40分 ①~②~蔓~巣~蔓~下流 カエル
9時51分 蔓~下流
10時03分 蔓~巣~蔓~下流 ムカデ
10時20分 ②~蔓~巣~蔓~下流 カエル大
11時00分 ②~蔓~巣~蔓~②~下流 カエル特大
11時25分 ①~②~③~蔓~巣~蔓~②~下流 カエル?
12時27分 ①~②~蔓~巣~蔓~②~下流 カエル
13時10分 ②~蔓~巣~蔓~下流 カエル
13時45分 ②~蔓~巣~蔓~右上流 カエル
13時57分 ①~②~蔓~巣~蔓~? カエル
14時07分 蔓~巣~蔓~下流
15時07分 ①~蔓~巣~蔓~②~下流
16時34分 ①~②~蔓~巣~蔓~下流
16時42分 ②~蔓~巣~蔓~下流
17時00分 ①~②~蔓~巣~蔓~②~下流
8時過ぎから14時30分まで激しい雷雨、それでカエルが多い?
ヒグラシ・ニイニイゼミが騒がしい。街ではクマゼミが騒がしい。
今日の他の鳥の鳴き声はサンコウチョウ・ヒヨドリ・ソウシチョウ
メジロ・ウグイス・カワセミ・コジュケイ・イカル・アオゲラ
吉野さん撮影
7月21日 (火) 雨 6時40分~17時10分 朝見・池永
7時07分 ①~②~③~蔓~巣~蔓~下流
7時52分 ②~蔓~巣~蔓~下流
8時03分 蔓~巣~下流
8時40分 ①~②~蔓~巣~蔓~下流 カエル
9時31分 蔓~巣~蔓~右上流
10時00分 ②~蔓~巣~蔓~下流 カエル大
10時10分 ②~蔓~巣~蔓~下流 キビタキ?が襲ってきた
10時28分 上流~③~蔓~巣~蔓~③~上流 カエル
10時42分 右上流~①~②~蔓~巣~蔓~②~右林
10時56分 ②~蔓~巣~蔓~下流
11時26分 蔓~②~左上流
13時25分 ①~蔓~巣~蔓~下流
13時41分 ②~蔓~巣~蔓~下流 カエル
14時02分 ②~蔓~巣~蔓~下流 ミミズ
14時15分 ②~蔓~巣~蔓~下流 鳴く
14時15分 ①~②~蔓~巣~蔓~右林 後から来て先に巣へ
15時40分 蔓~巣~蔓~上流
16時06分 ①~②~蔓~巣~蔓~下流 3分以上右を警戒していた
16時19分 ①~②~蔓~巣~蔓~下流 この間10数秒・・警戒中
オスの動きはかなり警戒した動きが多い様です。
メスはほとんどパターンを変えない様です。
吉野さん撮影
7月22 日 (水) 雨のち曇り 6時50分~17時30分 朝見・池永
大洪水になって、基地内のイス4脚・テーブル上の食料品などが
流されていました。基地内に残っていた脚立や備品・観察ノートなど
救出です。7月初旬の洪水よりも水傘は多く、かなりヤバイ救出劇
でした。先ずは一安心。基地を使えないため、今日からは車からの
観察です。慣らす意味もあって、最初は25mくらい、次に20mくらい
に近付いて一日の観察を行ないました。
7時20分 蔓~巣~蔓~下流
7時46分 蔓~巣~蔓~車目掛けて飛来 オス?に偵察されました
7時52分 蔓~巣~蔓~下流 ①と②の枝を見づらい
8時19分 蔓~下流
8時26分 蔓~巣~蔓~下流
8時41分 ②~蔓~巣~蔓~上流
8時57分 蔓~巣~蔓~②~下流
9時01分 巣~蔓~下流
9時11分 ②~蔓~巣~蔓~②~下流 雛の声は・・
9時17分 ②~蔓~巣~蔓~下流 ピィ↗ ピィ↗
9時51分 ①~蔓~巣~蔓~下流 ピリュィ↗
10時17分 蔓~巣~蔓~下流 ピョ↘ ピョ↘
本日は日食のためかなり暗くなってきた。
10時42分 蔓が揺れていた ピッ・・ピッ・・ピッ 雛の声
かなり暗い。朝の5時程度の明るさ
11時10分 蔓~巣~蔓~巣~蔓~上流 雛の嘴が見えた
11時25分 蔓~巣~蔓~巣~蔓~巣~蔓~下流
少し離れた位置に岡崎さんの車を停車
12時51分 ②~蔓~巣~蔓~上流
12時59分 蔓~巣~蔓~②~蔓~巣~蔓~下流
13時46分 蔓~巣~蔓~?
13時56分 蔓~巣~蔓~下流
14時00分 蔓~巣~蔓~左下流 来客2名車中へ
15時15分 蔓~巣~蔓~下流
15時40分 ③~蔓~巣~蔓~下流 2羽で来た??
16時00分 蔓~巣~蔓~下流
16時12分 蔓~巣~蔓~下流
16時21分 エサを運んだ時間のみ記入
16時35分 エサを運んだ時間のみ記入
17時17分 エサを運んだ時間のみ記入
本日から車からの観察です。最初は25mほど離れ、次は20mくらい
次に20mくらいにもう一台。みんなが帰った夕刻には、私の車一台に
なったので、更に近付き15mくらいで一切動かず観察した。
吉野さん撮影
7月23 日 (木) 晴れ 6時30分~17時30分 朝見・池永
朝一番から車を15mくらいに近づけて観察開始。昨日は偵察され
ましたが、私の車を見抜いているらしく、チラッと見られますが
通常の動きと変りありません。ここは①と②の枝も確認できます。
6時40分 ②~蔓~巣~蔓~下流
6時51分 蔓~巣~蔓~上流
8時12分 上流~蔓~巣~③~下流
8時18分 ①~②~蔓~巣~蔓~下流
軽四輪車が通過
9時32分 ②~蔓~巣~蔓~下流
9時35分 ②~蔓~巣~下流
9時35分 ②~蔓~巣~蔓~②~下流 2羽同時・・動画OK
9時40分 蔓~③~上流
9時45分 ②~蔓~巣~蔓~下流 ②で警戒3分 人通過
9時50分 蔓~巣~蔓~③~下流
10時26分 ①~②~蔓~巣~蔓~下流
10時38分 巣~蔓~③~下流
11時07分 ②~蔓~巣~蔓~上流 来客2名
11時17分 ①~②~蔓~巣~蔓~下流
11時25分 蔓~下流
11時33分 ③~蔓~巣~蔓~下流
11時40分 ②~蔓~巣~蔓~上流
12時10分 ②~蔓~巣~蔓~下流
12時20分 上流~③~? プロカメラマン来客
12時28分 ②~蔓~巣~蔓~②~①~下流 カエル
12時31分 ①~蔓~巣~蔓~下流
14時前から巣の近くに18名が何かの講習で来た15時40分まで
14時20分 蔓~巣~蔓~③~? 凄く速い移動
14時25分 ②~蔓~巣~蔓~下流 かなり警戒 鳴く
15時31分 ③~蔓~巣~蔓~②~上流
15時32分 ①~②~蔓~巣~蔓~下流 鳴く
15時40分 人が帰って行った
15時58分 蔓~巣~蔓~下流 親が鳴いた後、雛が鳴き始めた
16時07分 ①~蔓~巣~蔓~②~下流 ピョ~、ピョピョピョルリ・・
16時42分 ①~蔓~巣~蔓~②~下流
17時26分 蔓~巣~蔓~?
今日の午後は人が沢山、かなり警戒して巣の出入りが素早くなりま
した。親が雛に鳴くなと命令しており、親が居ない時は一切鳴きま
せんでした。これまで雛は、かなり煩雑に鳴きわめいていましたが、
親の注意を忠実に守っていたのが印象的でした。梅雨空で写真を撮
れない日々が続いて、今日は晴れ。でも午前中は撮影のお客さん、
午後は18名もの人だかり。明るい絵を撮れなかったのが残念です。
撮影は私
尻尾の長いカナヘビ
7月24 日 (金) 曇りのち雨 5時20分~19時30分 岡崎・池永
5時30分 蔓~巣~蔓~直下~蔓~巣~蔓~上流
5時41分 ②~蔓~巣~蔓~②~下流
5時48分 ②~蔓~巣~蔓~②~下流
5時55分 蔓~巣~蔓~下流
6時05分 蔓~巣~蔓~下流
6時12分 蔓~巣~蔓~上流
6時17分 上流~蔓~③~蔓~?
6時45分 上流~蔓~巣~蔓~上流
6時49分 上流~蔓~③~巣~蔓~上流
7時10分 蔓~?
7時36分 蔓~巣~蔓~上流
7時48分 蔓~巣~蔓~下流
8時07分 蔓~巣~蔓~③~上流
8時28分 蔓~巣~下流
8時47分 上流~③~蔓~巣~蔓~下流
9時30分 ②~蔓~巣~蔓~上流
9時38分 蔓~巣~蔓~上流
9時48分 上流~蔓~③~巣~蔓~上流
9時55分 蔓~巣~蔓~②~上流
10時11分 蔓~巣~蔓~上流
11時16分 下流~蔓~巣~蔓~下流
12時25分 下流~蔓~巣~蔓~下流
12時30分 上流~蔓~③~蔓~巣~蔓~上流 雨が本降り
12時40分 蔓~巣~蔓~上流
13時00分 下流^蔓~巣~蔓~上流
軽トラック通過・・行き
13時08分 上流~蔓~③~巣~蔓~③~下流
軽トラック通過・・戻り
14時03分 蔓~巣~蔓~下流
14時06分 蔓~巣~蔓~下流
15時00分 蔓~巣~蔓~下流
15時03分 ③~蔓~巣~蔓~? カニ?
15時08分 蔓~巣~蔓~下流
15時15分 ②~蔓~巣~蔓~上流
15時42分 蔓~巣~蔓~下流
15時57分 上流~蔓~③~蔓~巣~蔓~下流
16時08分 蔓~巣~蔓~下流
16時17分 蔓~巣~蔓~下流
17時28分 蔓~上流
17時35分 上流~蔓~③~巣~蔓~下流
ヒグラシの声が沢山
17時53分 蔓~巣~蔓~右上流
サンコウチョウの声を久し振りに聞く
18時20分 蔓~巣~蔓~下流 ほとんどシルエットです
18時21分 蔓~巣~蔓~? 鳴く
ヒグラシの声が少なくなった。ニイニイゼミは梢の方で鳴いている
18時35分 巣~蔓~下流
18時39分 蔓~巣~蔓~下流 鳴く
18時51分 蔓~巣~蔓~上流
19時12分 雛の鳴き声・・・親は来ない。 4~5m先の蔓の端がシルエット
19時30分 巣の近くの枝・蔓など見えない。
今日は朝から晩まで全ての運搬記録に挑戦しました。
5時20分以前は見ていないので一度は運んでいるかも知れないけど。
大分の日の出が5時18分頃、雨のち曇りの天気で朝の到着は車のライト
が必要だったし、帰りの支度もライトの点灯が必要でした。12時間10分
の観察で得たものは、アカショウビンが薄暗い朝から夕暮れ以降もエサ
を運んでいた事。そして親は巣には入らず、巣の上下流に分かれて消え
ていった事。疲れはしたものの、得るものも多い一日でした。
撮影は私
これはコオロギです
7月25 日 (土) 雷雨 6時00分~17時00分 朝見・岡崎・吉野・池永
06時01分 巣~蔓~巣~上流
06時32分 上流~③~蔓~巣~蔓~上流 後からエサ渡し
06時32分 下流~蔓~巣~蔓~下流 先にエサ渡し
06時48分 蔓~下流 雛が鳴いたので・・
07時07分 上流~③~蔓~巣~蔓~下流
親の食事時間?
08時20分 上流~③~蔓~巣~蔓~下流 ♀
08時47分 蔓~巣~蔓~上流 セミ
08時51分 蔓~巣~蔓~?
08時54分 蔓~?
08時57分 下流~蔓~巣~蔓~? カエル ♂
09時15分 蔓~巣~蔓~下流
09時24分 巣~蔓~?
09時46分 上流~蔓~巣~蔓~? ヒロロロ~ 雛の声
09時58分 蔓~巣~蔓~下流 カエル
10時34分 蔓~巣~蔓~下流 カエル ♂
10時58分 蔓~巣~蔓~下流 カエル ♀
11時23分 蔓~巣~蔓~下流 先にエサ渡し
11時23分 蔓~巣~蔓~? 後からエサ渡し
11時30分 蔓~巣~蔓~右下流
11時49分 蔓~巣~蔓~下流 カエル ♀
12時25分 蔓~巣~蔓~下流
12時57分 蔓~巣~蔓~下流 サワガニ ♂
13時05分 蔓~巣~蔓~下流 ヒグラシ ♂
13時29分 蔓~巣~蔓~下流 カエル ♂
13時29分 上流~蔓~巣~蔓~下流 ♀
13時35分 下流~蔓~巣~蔓~下流
14時54分 下流~蔓~巣~蔓~下流 カエル ♂
15時46分 下流~蔓~巣~蔓~下流 ♂
16時27分 ①~蔓~巣~蔓~上流 ♂
16時32分 蔓~巣~蔓~下流
16時44分 下流~蔓~巣~蔓~下流
車を縦列に2台止めて車内から観察、フロントガラスや窓にはネット
を張って車内が見えなくしている。前部座席と後部座席を使うと
4人が観察できて撮影も可能。そのポジションによっては①と②の
枝を確認しづらい。記述が蔓と巣周りになる理由です
撮影は私・・これは露出設定ミス
サワガニ、打ち付けるので足が外れ落ちています
7月26日 (日) 雨 5時50分~16時10分 朝見・岡崎・吉野・池永
05時55分 蔓~巣~蔓~下流
06時00分 蔓~巣~蔓~上流
06時22分 蔓~巣~蔓~?
06時48分 蔓~巣~蔓~下流
07時17分 蔓~巣~蔓~下流
07時19分 蔓~巣~蔓~上流
07時27分 蔓~巣~蔓~上流
07時40分 蔓~巣~蔓~上流
08時00分 上流~蔓~巣~蔓~下流
08時19分 上流~蔓~③~蔓~巣~蔓~上流
08時22分 蔓~巣~蔓~下流
08時48分 ③~蔓~巣~蔓~上流 巣を振り返る 10秒くらい
08時49分 蔓~巣~蔓~上流
09時03分 上流~③~蔓~巣~蔓~上流 ♀
09時08分 巣~蔓~下流 ♀
09時22分 ②~蔓~巣~蔓~下流 カエル
09時45分 ③~蔓~巣~蔓~上流 巣を振り返る ♂
09時55分 ②~蔓~巣~蔓~下流 ヘビ
10時00分 ②~蔓~巣~蔓~②~下流 カエル
巣から糞を飛ばすのを視認(朝見)
10時36分 上流~③~蔓~巣~蔓~下流 ピロロロ 雛の声
11時20分 ②~③~蔓~巣~蔓~③~下流 カエル
11時59分 ②~蔓~巣~蔓~下流 トノサマガエル?
12時17分 ②~蔓~巣~蔓~下流 カエル
12時35分 ③~巣~蔓~下流
13時00分 ②~巣~蔓~②~下流 巣を振り返る
巣から糞を飛ばす
13時18分 蔓~巣~蔓~下流 巣を振り返る
13時37分 蔓~巣~蔓~?
巣から糞を飛ばす
14時18分 ②~巣~蔓~上流 巣を振り返る
14時35分 蔓~③~蔓~巣~蔓~下流 巣を振り返る
14時39分 蔓~③~蔓~巣~蔓~③~?上流 巣を振り返る
ペレット?入り口に4個出した
15時06分 ②~蔓~巣~蔓 カエル
ペレット1つない?
15時32分 蔓~巣~蔓~下流
ヤマセミのメスが①下流に来た。その後上流へ。16時頃~16時05分
オスのアカショウビン、その下流で見張り?動かずに2分~下流へ
今回は遂にヘビを持ってきました。雛たちは奪い合った様で、
一時的に巣穴が静かになりました。午後から雛が入り口に出した、
4つあった楕円形ペレット?は、ヘビの鱗や骨かもしれません。
顕著になった親の行動は、エサを与えて立ち去る時、蔓・②・③
などで振り返る動作です。雛の巣立ちが近づいており、雛たちの
行動を観察していると判断する事ができます。
撮影は私 ニホンアカガエル
7月27日(月)曇り時々晴れ 5時10分~16時00分 朝見・岡崎・池永
5時15分、とても暗い 雛の声ピィ↗・・ピィ↗・・ピィ↗
05時29分 巣~蔓~下流
05時32分 巣~蔓~下流 ♀
05時54分 蔓~巣~蔓~②~下流 ♂
07時39分 蔓~巣~蔓~下流 カエル ♂
巣の入り口に付着していた白い糞が見当たらない
巣の出口に置いていたペレット?ない?バラバラ?
07時52分 ③~蔓~巣~蔓~巣~蔓~巣~蔓~巣の上~蔓~③~上流
08時03分 蔓~③~蔓~巣~蔓~上流 ♀
08時10分 ②~蔓~巣~③~上流 ♂
08時25分 上流~③~蔓~巣~蔓~上流
Iさんがスコープ持参で来た。外は見抜かれていたので車内へ案内
09時25分 蔓~②~蔓~巣~蔓~? 待ちかねていた様に2羽来た
09時25分 蔓~巣~②~下流
09時55分 蔓上~巣~蔓~? カエル
キョキョキョ・・・雛の声
11時27分 ②~③~蔓~巣~下流
11時27分 ②~蔓~巣~蔓~②~下流
12時10分 ②~蔓~巣~蔓~下流
下流にある杉の枯れ木で巣と我々の車を確認している
ミンミンゼミの初鳴き
12時30分 ②~蔓~巣~蔓~下流
①の下流側で車外に出る人を確認している
12時48分 ②~蔓~巣~蔓~下流
13時25分 ②~蔓~③~巣~蔓~③~上流
13時26分 ②~蔓~巣~蔓~②~下流
14時17分 蔓~③~巣~蔓~?
14時41分 蔓~③~下流
15時25分 蔓~巣~? 2羽同時
15時25分 蔓~巣~蔓~上流
15時52分 蔓~巣~蔓~下流
雨天が続いたため、巣の上流側の枯れた幹(直径約30cm)が、
昨夜の内に折れてなくなっていた。巣として利用している方は、
雨水侵入防止措置をしているので無事。枯れ木は雨が多く降ると、
雨水を吸い、その重さに耐え切れなくなって折れて落下する。
巣のある幹は、なんとか耐えてくれました。
巣を出た親は、ほぼ毎回振り向いて巣の中の雛を確認している。
撮影は私 ヒグラシの成虫です
ミミズ・・・晴れだと色が綺麗に出ます
7月28日(火)曇りのち雨 5時10分~18時15分 朝見・岡崎・池永
05時11分 鳥のシルエットが下流に向かう
雛の声 ケケッとかキョキョッとかピィ↗・・ピィ↗・・など
05時30分 巣~蔓~下流
05時38分 蔓~巣~蔓~上流 親が3回鳴く
05時41分 蔓~巣~蔓~下流
06時08分 蔓~巣~蔓~③~上流
07時10分 蔓~巣~蔓~②~右上流
07時11分 蔓~下流
07時22分 蔓~巣~蔓~?
07時50分 蔓~巣~蔓~?
07時54分 蔓~巣~蔓~下流
08時00分 蔓~巣~蔓~下流
08時55分 蔓~巣~蔓~②~下流
09時23分 ②~蔓~巣~蔓~下流
09時25分 ②~蔓~巣~蔓~上流
軽トラック通過
10時12分 ③~蔓~③~蔓~巣~蔓~上流
11時10分 蔓~巣~蔓~下流 カナヘビ
11時20分 ②~蔓~巣~蔓~②~下流 トカゲ
11時46分 上流~蔓~巣~蔓~上流
11時53分 蔓~巣~蔓~下流 モグラ
親が去る時に、巣を振り返る動作は昨日と同じ
12時55分 蔓~巣~蔓~下流
12時55分 一羽目巣立ち 親が来て去った後、巣穴から顔を出した瞬間に
飛び立った。そのまま下流30m以上飛んで行き、見失う。
13時20分 中の雛が羽繕い~骨?ペレットなどを足で掻き出している。
13時54分 ②~蔓~巣~?
13時54分 二羽目・三羽目の巣立ち 親が来て去った後二羽目が顔を出し、
そのまま下流へと飛んだ。三羽目も続いて顔を出し、巣の近くに
設置した蔓に留まる。その後二羽目が留まっている30m下流の
枝に飛んでいって留まろうとしたが失敗。そのまま一羽目が飛ん
だ下流へと行き、見えなくなった。
14時05分 残った二羽が羽繕い・骨?を巣の外に出し始める
14時53分 四羽目の巣立ち いつの間にか一羽で巣立ち、③の枝付近に留ま
った。しばらくして左岸下流の杉林方向へ飛んでいった。
15時30分 最後の一羽は巣の中を盛んに掃除。自分の羽繕いなど・・
16時40分 下流の枝でオスが巣を見守っている。20分後くらいに下流へと
飛び去っていった。
18時15分 巣の中に雛は引っ込んだまま、巣立たないと判断し終了
撮影は吉野さん 遂にヘビを持って来ました
撮影は岡崎さん モグラです。哺乳類は初めてでした
7月29日(水)曇り 6時10分~9時30分 朝見・岡崎・池永
06時10分 現地に到着、窓を開けると雛の声がピィ↗ピィ↗・・と2回聞こえ
ました。声は巣の方向からだったので安心したのですが・・・
同時に下流の方から親の鳴き声が聞こえました。カメラをセット
して巣の中を見るけど雛が居る様子がありません。直ぐ近くで
ヒヨドリの若が騒いでいます。鳥見仲間が来て、一緒に確認し
ても雛は巣の中に居ない様です。
07時20分 オスの親がクワガタを咥えてやって来ました。
下流~③~蔓~巣~蔓~巣~③~蔓~巣~③~下流
立ち去る時に一度鳴いて、わが子を探していました。
このあと、基地を片付けて解散しました。
あとがき
今回、アカショウビンが大分で初繁殖して、その一部始終を観察できた事は、本当に奇跡としか思えません。この奇跡は、山の神様からのプレゼントだったと思っています。
選ばれし鳥見人・・・その様に考えた時、しっかりと記録に残さなければならないと、使命感が湧きました。そんな私を支えてくれたのが、仲間の朝見さん・岡崎さん・吉野さんの3人でした。皆さんの協力がなければ、普通のラッキーな鳥見に終わっていたかもしれません。
本当にありがとうございました。
アカショウビンの観察で一番心に残ったのは、雛が巣立つ前に巣穴の掃除をすることでした。これ以外にも初めて体験する事が沢山有りましたが、無事に5羽の雛が巣立ってくれたのが嬉しいです。
朝見さん撮影 この距離のツーショットは一度で2秒くらい?
私の撮影 薄暗いので照明を当てていました
3番目の仔 家族兄弟揃ってかえって来て下さい☆彡
アカショウビンが定期的に繁殖してくれるのを摂に願います。
アカショウビンの繁殖記録はこちら
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アカショウビンとの出会い・・1
アカショウビンは憧れの小鳥。30年ほど前に大分県の佐伯市宇目町の藤河内渓谷で、ヤマメ釣りのキャンプをした早朝に、キョロロロローと独特な鳴き声を聞いて、2~3年は声を聞くことが出来ていましたが、その後は鳴き声を聞かなくなりました。ヤマメの住む渓流にアマゴを放流したため、釣趣がなくなってからは、渓流釣りから遠ざかったのが一因で、アカショウビンとは縁がなくなってしまったのです。
・・・県民の森は私の実家から近くに一部があります。今の様に道路が整備されていない時から、子供の頃は歩いて、中学生の頃は自転車で、高校生の頃にはバイクで遊んでいた所なのです。中学生の頃に野鳥の名前を400種類ほど覚え、それからは鳥を捕って飼ったり、食べたりしながら、過ごしていました。お陰で、サンコウチョウやオオルリ・キビタキ・ルリビタキ・ウソなどは、普通の小鳥としてなじんでいました。でもアレだけ山に篭っていて、県民の森ではアカショウビンの鳴き声を一度も聴いた事がなかったのです。
その県民の森で、昨年はアカショウビンの声を30数年振りに聞いたのです。その数日後には、キョロロ・キョロロ・キョロロ・・・と鳴きながら飛んで行くアカショウビンを初めて見る事が出来たのです。アカショウビンが県民の森で鳴いている・・・。その姿を追って通いましたが、二度と姿を確認する事がなく一年が経ったのです。
今回の県民の森のアカショウビンは、昨年鳴いていたオスのアカショウビンが、今年はお嫁さんに巡り会えたと判断しています。地元の知人に聞くと、今年は3月の下旬頃からキョロロローと鳴いていたそうで、その頃は二本の尾根を越えて、鳴き声が行き来していたとの事でした。
私は5月下旬からアカショウビンの鳴き声を聞き始めました。その後、オオルリやサンコウチョウの追っかけをしている時、アカショウビンがけたたましくキョロロローと鳴くのを耳にして、他の場所からもキョロロローと鳴き声がするのを確認しました。その二つの鳴き声は、山の中や渓谷を行ったり来たり、尋常な鳴き方ではなかったのです。
同じ頃、仲間の朝見さんと岡崎さんが、私の場所から下流側でオスらしき個体と、メスらしき個体を相次いで視認していたのです。今思えば、2羽のアカショウビンが番(つがい)になった瞬間の声と姿を、3人がそれぞれ確認する事が出来た訳です。2009年6月6日(土曜日)の出来事です。
アカショウビンとの出会い・・2
5月下旬にサンコウチョウの巣を見つけていたので、サンコウチョウを重点的に観察し、6月12日からサンコウチョウの抱卵を確認、時間をみてはアカショウビンの鳴く所を特定していました。その後、アカショウビンの初撮影に成功6月16日の事でした。この期間は一年で一番昼の長い日々ですが、朝見さんと一念発起、夜明け前からアカショウビンが鳴き始める場所を探しました。まだ暗い山の中、今日はあちら、明日はこちら、二人で手分けして、鳴き始める時間と場所の確認作業をして、アカショウビンの包囲網を縮めていたのです。
あちらの渓流も魅力的、こちらの渓流も魅力的、そちらの渓流からも鳴き声がしました。3本の谷の中から、一番餌場として良さそうな所も特定しました。そして日が昇るとサンコウチョウの抱卵を観察していたのです。
そんな折、岡崎さんと山を歩いているとアカショウビンの声がすぐ近くから聞こえました。二人で10m進んでは立ち止まり姿を探しながら前進していきます。ゆっくりゆっくりと確認しますが見つかりません。諦めてカーブを回ったとき、岡崎さんがアカショウビンを発見しました。アカショウビンに近い方は私ですが、二人が見ると逃げられると判断し、私はアカショウビンの方へは一切頭を向けませんでした。少しの間をおいてアカショウビンは山の中へと消えていきました。
ココもアカショウビンの狩場かも知れません。岡崎さんは夕方も確認したそうですが、出会うことはなかったとの事。その翌日、早朝から朝見さんと一緒にアカショウビンが居た所に入りました。
観察しやすいように、枯れ木や木の枝などを取り払うため、渓流へ二人で入ったら、沢山の木クズが落ちています。それも新しく、かなりの量が上部の立ち枯れの木の下に溜っているのです。アオゲラ?と朝見さんが聞いてきたのですが、木クズの粒がアオゲラよりも小さいのです。でもコゲラほど細かくはありません。木クズ一辺の長さは2cm前後?アオゲラは3cm前後の木クズと判断しているのです。
この時点ではアカショウビンが関係しているとは思っていなかったのですが・・・
基地がほぼ完成し、周辺を手入れしていたらキョロロロー・・・
アカショウビンの声がかなりの近くから聞こえてきました。同時に岡崎さんも基地に合流する事が出来ました。程なくして下流の方からアカショウビンが一羽やってきました。続いてもう一羽。写真を撮っていると、基地のすぐ近くに二羽のアカショウビンがやってきたのです。
一羽のアカショウビンが枯れ木の巣穴に飛び込みました。そして直ぐに舞い戻ります。続いてもう一羽が巣穴へと入って行ったのです。そのまま出てきません。最初に入って戻った方は、一箇所の枝に留まったまま動かなくなりました。そして小さな声でキョロロ・・キョロロ・・・と何度か鳴きました。2時間ほどして巣穴から一羽が出て下流へと飛び去りました。枝で待機していたもう一羽が巣穴に入り、直ぐに出て下流へと飛び去って行きます。オスが卵が有るか確認したのでしょう。
・・・産気付いたメスをオスが巣に案内してきた。メスは2時間ほどかけて巣穴で産卵した。その間、オスは微動だにせずメスの産卵を守った。メスが巣穴から去った後、オスは卵を確認してメスを追って行った。・・・この様に判断しました。
アカショウビンの産卵に私たちは立ち会ったのです。
一生かかっても見られないと思っていたアカショウビン。
大分では繁殖記録がなかったアカショウビン。
これは偶然?それとも山の神様がプレゼントしてくれた?
山の神秘の一部始終を、朝見さん・岡崎さん・私で見たのです。
・・・感謝しています。
一緒に観察した仲間のブログです
きまぐれ写真館
歌を詠む鳥
星空と野鳥のウォッチング
産卵は6月20日の8時前から10時頃の出来事です。
子育て1日目 曇り時々晴れ
2009年7月13日 月曜日 5時20分~18時50分 エサ運び4回(3時間に1回)
朝一番から県民の森に入りました。本部に到着後、サンコウチョウが水浴びに来る事がある、上流側にカメラをセットしました。5時28分。キョロロローとアカショウビンの声、①か②の枝に居ると思いますが、暗くて確認しづらいので巣穴を見ていると・・・最初の枝から飛んで来て、巣穴の前に取り付けた蔓に留まってくれました。
蔓は一昨日に取り付け、昨日は第一撮影ポイントからの不具合で、高さ調整をしています。蔓の高さは巣穴の高さより40~50cmくらい低く、巣穴の前方に1.3~1.5mくらいは離れています。これは外敵のヘビが届かない距離を確保しつつ、親が巣の出入をやりやすくするためとと、巣立ち後の雛が留まりやすい位置を考えての事。もちろん撮影を考慮しての蔓です。
①の枝にはオスが留まります。②の枝にはメスが留まります。そこから飛んで来て、この蔓に一旦留まって、巣に入ったり巣から出て留まったり・・・重宝して使ってくれているのが嬉しいです。でも朝一番は暗かったので確認をしなかったのです。巣に来た親は巣穴に頭を入れてエサを与えている様子。これまで一度もなかった行動に入っていました。その後、一旦蔓に戻り、今度は巣穴へと消えていきました。
これまでのパターンは下流から飛んできたら、①か②の枝に留まってキョロロローと鳴きます。この声を聞いた巣穴の中の相棒は、直ぐに巣穴から出て下流へと飛び去って行くのです。その後鳴いた方の相棒が、3分以内にダイレクトで巣穴に入っていました。これが抱卵の交替パターンです
今日からのパターンは、キョロロローと鳴いた後、一旦巣穴前の蔓に留まり、それから巣へ行きます。そこでエサを与えて一旦は蔓へ舞い戻ります。その後は巣穴へと入って行って、1~2分後に巣穴から下流目掛けて飛び去るパターンになりました。5時28分・8時50分・14時40分・18時40分にエサを与え、最後は巣穴へと消えて行きました。朝一は不明だけど、後の全ては②の枝からの親なので、メスだと判断しています。
2日目 晴れ
2009年7月14日 火曜日 5時30分~16時25分 エサ運び13回(51分に1回)
今日は一人で観察です。天気は晴れで午後からは薄雲が射したり射さなかったり、朝5時35分には本部に到着、程なくして巣の方向から下流へと鳥のシルエット、たぶん親鳥ですが、ココにはヒヨドリも多いので確かでは有りません。6時前に②の枝でキョロロローと鳴き声です。その後、頻繁にエサを運び、7時までに4~5回も巣の出入りをしています。気になったのは、全て②の枝から蔓へ飛んでくる事です。②の枝は抱卵中のメスが良く留まっていた所だからです。オスはどうした??
そんな不安を破った行動は、いつの間にか蔓に留まって下流を向いていた親が居て、1分くらい後に②の枝にメスが戻って来た事です。それを見た蔓側の親が巣の中に入っていきました。しばらくして②の枝に留まっていたメスが蔓に留まった後、巣へと向かい、巣の縁から中の親へエサを渡している仕草を見せたのです。
もう一回はかなり大きなトカゲを持って来た親が、巣に入らずに巣の縁でエサのトカゲを中の鳥に渡した事。生後2日目の雛に大きなトカゲを渡したとは考え難く、中に親が居てそれに渡し、中の親が大きなエサなどを食いちぎるか、飲み込んで半消化してから雛に与えていると推測しました。
この日は、午前中から午後にかけてメスがエサ取り、オスが巣の中で雛の世話役。午後の後半からはオスがエサ取り、巣の中にはメスが入って雛の世話・・・と、役割分担して子育てをしている様に推測しました。確信が持てないのですが、午前中は②枝に連続して留まり、午後の後半からは①の枝に連続して留まっていたから、こんな判断をした2日目の子育てでした。
抱卵中の行動と変った事は、①と②の枝で交替合図のキョロロローを鳴いていた事が、子育てになると、①・②の枝で鳴かなくなった事。よって巣の近くに来るのを確認する為には、①・②の枝に黙って留まる親を目視しなければならない事です。鳴くのは巣の前の蔓に留まった時で、小さな声でキョロロローと鳴く様になっています。巣の中の親に“帰ったコール”をしていると判断しています。
写真に写っていたエサは、トカゲが一回とミミズが一回でした。16時まで観察しました。15日は福岡行きだったので、岡崎さんが一日観察してくれました。
5日目 曇り時々雨
2009年7月17日 金曜日 5時10分~17時00分 エサ運び23回(31分に1回)
朝寝坊、現地には6時前に到着。すでに朝見さんは来ていました。
今日の親は上流側へエサを求め飛び去っています。本部は下流からも上流からも上からも、見えないように工夫しているので安心です。
7時30分には吉野さん到着。8時30分にはカメラ屋さんも到着して、車中からの望遠撮影です。
親は10分~1時間くらいの間でエサを運んでいます。朝早くは羽化直後のセミ・その後はカエルやトカゲ、不明の長い物体などです。
上流に行っても巣より下流の2番枝に留まります。巣の前の蔓はよほど気に入った様で、使う頻度は90パーセント以上でしょうね?
雛が巣立つ時にも必ず使う様になるでしょうか?彼らには好都合の蔓、もちろん私たちにも好都合な蔓になっています。
今日は本部に居て、TVの仕事で抜けた後は再び戻って17時すぎまで観察しました。一日中曇り時々雨の撮影には良くない天気でした。
6日目 晴れ時々曇り?
2009年7月18日 土曜日 5時40分~16時10分 エサ運び19回(33分に1回)
朝5時40分から観察です。朝一のエサは羽化直後のセミが多い様です。薄暗い樹幹の低い位置で白い物が目立つのでしょう。それとセミの羽化を知っているのでしょうね。何故かセミの鳴き声の多い方向に飛んでいっている感じがします。
飛んで行く方向や、やって来る方向もまちまちになってきました。以前は下流からの一辺倒だったのですが、右上・左上・本部の上流・左下・右下・下流・・・など。
もう一つは、これまでは巣の中に一羽居て中で雛の世話係り、もう一羽は狩り専門で、巣に来たら、中の相棒にエサを渡していました。その役割を一日に2~3回交替していた感じでした。
でも今日は2羽とも狩りをしている感じです。判断基準は、留まる枝がオスメス決まっていた事にあります。卵を温めていた時、交替合図をする時に留まる木の枝は、オスが①の枝・メスは②の枝で鳴いて、相棒が巣から出て行くのを確認して、巣へと飛び立っていたのです。
雛が孵って5日目までは、エサを運ぶ親が、朝は①の枝ばかりに留まり、昼からは②の枝に留まる事が多いとか、その反対の留まり方のパターンとか・・・これは一羽の親がエサを運んでいるとの判断につながっています。
2羽とも出て狩りをしている判断基準は、①と②の枝に留まる個体がまちまちになった事、オスは①だけに留まっていたのが、①に留まった後②に留まって巣の前の蔓に来る様になっている事。上流から来る時には直接巣の前の蔓に留まったり、巣を通すぎて②や③の枝まで下がり、そこから再び上流側の巣の前の蔓に留まったり・・
雛が大きくなったので、2羽でのエサの捕り方に変ってきたと判断します。
今日は撮影のお客さんが合計6名来ました。朝から夕方まで、人の出入りで警戒されたのが合計3度もありました。仲間内で6・9・12・15時だけ出入りする事に決めていたのですが、連絡が不十分でした。アカショウビンの初繁殖の重大性に対しての認識不足など、反省点の多い一日となりました。
8日目 雷雨
2009年7月20日 月曜日 6時40分~17時10分 エサ運び22回(29分に1回)
本部基地に篭って観察です。曇っていましたが8時過ぎから激しい雷雨、今年は梅雨がまだまだ続いています。暗いのでカメラでのエサの確認が出来ません。8時過ぎに朝見さん、12時前に吉野さんが合流です。
親は夫婦で一生懸命にエサを運んでいます。パターンが変ったのはオス親で、①の枝~②の枝~蔓~巣~蔓~飛び去りのパターンから、①の枝~巣~蔓~飛び去り・①の枝~②の枝~蔓~巣~蔓~②の枝~飛び去り・などのパターンも入れてくるのです。それに比べ、メスの方は、②の枝~蔓~巣~蔓~飛び去りパターンを崩していないのです。
18日・19日・20日で、この基地に新たな鳥見客が12名くらい相次いで来たので、少し警戒されてしまいました。特に18日は3回ほど親鳥と人との遭遇があって、その内の2回は巣へは入らず逃げた経緯があるのです。この時の親がオスだったかもしれません。
私達のグループは、300mmくらいのレンズでも鳥を撮れる工夫をしています。具体的には、鳥達からは容易に見えないカモフラージュされた基地を設営し、鳥達の普段の行動を絵に納めているのです。長期戦になる時には、安価な農業用の遮光ネットを代用します。このネットを使う時には、一週間くらい慣らす必要もありますが、上部と前後を覆ってしまえば、中で動いても鳥達には気付かれ難いのです。
今回の基地は本部にこれを使用しており、中には最大7名が入って、4名くらいが撮影出来る広さを確保しています。イスは大小6個ほど用意しています。小さなテーブルにはカセットコンロ・ヤカン・カップなど、コーヒーやお茶はいつでも沸かして飲む事が出来ます。渓谷沿いで日光はほとんど射しません。雨にも強いのが自慢です。下界が30度を上まっても、基地の中では汗をかく事もなく、快適に鳥見を出来るのです。
本部とは別に、下流に一人用の基地を一つ、これは巣を正面から見る事が出来ますが、足場の悪い場所で名前はA基地。もう一つは巣穴から左前方に作っており、①の枝と②の枝を間近に見る事が出来ます。もちろん蔓や巣穴も横方向から間近に撮影出来るポイントです。ココには二人が同時に撮影出来る様にしています。足場も良く、一級ポイントとして重宝しているB基地です。
今日は一度だけキョロロローと鳴きました。抱卵している時には、交替合図として一度は必ず鳴いていましたが、エサを運び始めるとほとんど鳴いてくれないのです。外敵から見つかり難くするために鳴かないのですが、やはり綺麗な鳴き声は聞きたいですよね。17時10分に終了。
9日目 雨~雷雨
2009年7月21日 火曜日 6時15分~16時25分 エサ運び19回(32分に1回)
朝一番は一人でしたが、岡崎さんが7時過ぎに合流です。昼からは朝見さんも合流。一日としては、雷雨が断続的に続く暗い山の鳥見になりました。昼食は岡崎さんが持って来てくれたソーメン。本当に美味しかったです。
親鳥は手分けしてエサを運んでいます。誕生初日から5日目くらいは片方が巣穴で雛の世話、片方がエサの運搬をしている子育て方法で、6日目くらいからは、両親がエサ運びと雛の世話をする様になっています。6日目から7日目くらいは両親のエサ運びがランダムで、運んで来る時間が数分程度と短かったり、逆に1時間30分くらいと長くなってみたり・・・でも昨日あたりからは、時間的にも安定してエサを運んで来ている様になりました
エサの種類としては、雨が降っている時には圧倒的にカエルが多くなる傾向です。変温動物の爬虫類は雨の当たらない木陰などで動かないのでしょうね。それと羽化直後のセミも運んでいません。羽化が峠を越えたのでしょうか?それと、オスの方は精力的に四方八方に出かけて行き、留まる枝もあちらこちらと変化をつけたりして、警戒心も相当なもの。メスは留まる枝や留まる順番に変化をつけず、ワンパターンの感じです。行く方向も下流側が圧倒的に多く、基本に忠実?
・ ・・今日は②の枝にエサを持って来た親に、小さな小鳥が強烈にアタックしていました。エサを咥えた親は平然とその攻撃をかわし、通常パターンで雛へエサを与え、再び②の枝に留まって下流に飛び去ると、攻撃していた小鳥がその後を追いかけて行きました。
今の時期、この界隈で見かけている小鳥たちは、メジロ・シジュウカラ・ヤマガラ・エナガ・コゲラ・オオルリ・サンコウチョウ・キビタキ・ソウシチョウ・ガビチョウ・サンショウクイ・ウグイス・ホオジロ・ビンズイ・イカル・カワセミ・アオゲラ・ツバメ・スズメ・ヤマセミ・キジバト・ハシブトガラスなど。飛び方はヒタキ科みたいで、メジロやシジュウカラ科の小鳥ではありません。私的には攻撃を仕掛けたのはキビタキのメス?と思っています。
ここはキビタキ・オオルリ・サンコウチョウの縄張り内で、オオルリとサンコウチョウは既に若を見ています。キビタキだけは未だ若を見ていないのです。巣立ち後の雛のキビタキ一家の近くに、たまたまアカショウビンが留まった。それを見た親が雛を守る為に、アカショウビンを追いかけて、2番の枝まで来て留まっていた敵に攻撃を加えた。アカショウビンが抱卵から毎日使っている枝に留まっているのに攻撃を受けたので、この様な判断をしました。
・・・自然界には学ぶ事が多いですね。
10日目 雨のち曇り
2009年7月22日 水曜日 6時50分~17時30分 エサ運び29回(22分に1回)
朝から雨が降っていました。山へと向かう道中の川はかなりの増水です。一抹の不安を抱きながら、基地に到着すると濁流が本部基地を押し流す勢いです。流されてしまったのは、イス4脚・三脚・双眼鏡・飲料水・カセットガス・ヤカン・防虫スプレー・飲料水・コーヒー・お茶・紅茶・スープ・ブリキ缶とお菓子類・灰皿・そしてスイカなどです。
濁流に入って助け出したのは、テーブル・イス2脚・カセットコンロ・脚立・観察ノートなど、観察ノートだけは絶対に失いたくないから、前回より10cmくらいは深くなって、太ももの辺りまで流れに浸かりながらの救出劇でした。
昨日の夕方6時過ぎの天気予報では、曇りから朝方には晴れの予想でしたが、予報に反して朝のラジオでは、大雨洪水警報などが発令されていたのです。前日も雨が降って、山の保水力がなくなっていたのでしょう。昨日基地を去るときには、30cmくらいの増水では物が流れない様に処置をしていたのですが・・・
雨は朝の9時過ぎまで降り続いていました。今日は46年ぶりの皆既日食が日本で見られる日、大分でも90パーセントの部分日食が観察されるので、どのくらい暗くなるのか?今観察している野鳥達の行動はどのようになるのか興味深々でした。
吉野さんからは太陽を撮影出来る保護フィルムを頂いたので、1500mm程度の望遠撮影も行なう予定でしたが、全く出来る状況ではなかったのです。雨が止んで薄暗い森の中が薄っすらと明るくなったのもつかの間、またまた暗くなっていきます。雲が厚くなったのでしょうか?10時45分くらいが一番暗くなったみたいです。カメラの設定はISO1600・F5.7・SS4分の1まで下がりました。今時分の明るさと比べると、午前6時前くらいで、厚い雨雲に覆われた時と同程度の明るさでした。
鳥達?別に何の変化も見られませんでした。太陽の面積が10パーセント程度で、なおかつ雲にさえぎられていても、相当に明るい事が解りました。満月の明るさの比ではないですね。今日山の中に居たのは、日食観察よりも大切だと判断した、この観察があるからです。46年ぶり?こちらは2009年ぶり、そんな感じを抱いています。私個人の重要度は、日食や釣りよりもアカショウビンがランクは上。
今日は本部に入る事が出来なかったので、車中からの初観察、①・②・③の枝は見え憎いものの、蔓と巣穴は良く見えます。増水した渓流の流れる音が激しい中、ピー・・・ピー・・・と小鳥の声。ヒヨドリかメジロの部分的な鳴きの声がしているかも?と思っていたのですが、岡崎さんが雛の声みたい。と言ってきて初めて雛が鳴いている事に気付きました。そういえば親が帰った時にはかなり聞こえていた鳴き声です。ピー↗・・・ピー↗と語尾を上げる鳴き方が一番多く、次にピュルリ↗・・・ピュルリ↗・・・その次がピヨ↘・・・ピヨ↘などと鳴きます。
親からエサを貰うのも見えます。大きな口・短い嘴・薄い色、親が来ない時には見えないのですが、かなり大きくなっている事が覗えます。そういえば2~3日前から、親が時々鳴くのは、雛に何らかのメッセージを送っていると判断できる証拠でしょうね。
11日目 晴れ
2009年7月23日 木曜日 6時30分~17時30分 エサ運び29回(23分に1回)
渓流の水はかなり減っているものの、まだまだ基地内には入れそうにもありません。昨日車を見せて、少し慣れているので今度は3~4mほど巣に近い場所に車を止めて観察です。カメラを出す方の窓を開放して黒いカーテンを張ります。カーテンの中央には切れ込みを入れているので、レンズだけを出すことが可能。車の窓ガラス専用“カーウインドマウント”にカメラを取り付けて撮影するのです。
朝見さんと撮影していると直ぐに二人のお客さん、そちらにポジションを譲ります。終了後はカメラマン親子が車で登場、私の車を移動させて車毎ポジションを譲ります。私と朝見さんはB基地に篭り撮影です。カメラマン親子が去った後は、朝見さんが車に乗って元の場所、私はB基地に残ったままです。
これで13時になってしまいました。さて、これから撮り放題と思いきや、何かの団体が基地の傍(巣穴の近く)でなにやら講習会??18名もの人だかりになってしまいました。14時前から15時45分まで、沢山の人に脅えてもアカショウビンは4回のエサ運び・・・一瞬です。更に変則的な行動なので、狙いの使い慣れた枝にはほとんど留まりません。
沢山の人が近くに居る時の雛はお利口さんでした。鳴かないのです。昨日辺りから親がエサを持って来た時に盛んに鳴いています。親が去ってしばらくするとピー↗とかなり鳴いていたのですが、この時間は親が居ない時には一切鳴かなくなりました。親は人が近くに居たら、キョロロローと1~2回鳴いて、雛に鳴かないように指示を出します。雛はその指示を忠実に守っているのです。人が去った後に、親がキョロロローと一回だけ小さな声で鳴きました。その後から雛は思い思いに鳴き始めました。
ついでに、親は人が来た時や何かを察知して警戒態勢に入ったら、先ず最初に尻尾の上下動をしなくなります。次に頭の上下運動を停止してしまいます。異常のある場所をじ~っと見つめます。頭だけをゆっくりと動かして他の場所にも注意を払います。
アカショウビンを観察する時、この動作をさせてはなりません。
12日目 雨のち曇り
2009年7月24日 金曜日 5時20分~19時30分 エサ運び45回(19分に1回)
朝早く行って観察です。薄暗い中10分くらいでエサを運んで来たのを確認しました。その後、次から次へとエサを運びます。あと、驚いたのは巣の真下でエサを確保した事と、巣の上に掛けている雨よけの帽子に留まった事です。
8時頃に岡崎さんが来て、その後からプロカメラマンがビデオ撮影に来ました。私はTV出演で9時過ぎから14時前まで現場を離れましたが、その間の観察は岡崎さんがこまめにやってくれました。
メスは2~3日前からみずぼらしい姿になっています。首周りの羽毛が抜け出しているみたいで、トヤ(羽替わり)かもしれません。毎日忙しくエサを運んでいるので痩せているのは目に見えていますが、更にトヤがプラスされていると判断します。サンコウチョウのオスも見てみたいです。尻尾の長い飾り羽は、もうそろそろ落ち始める時期だし・・・。
今日、新たに確認出来た事が一つ。それは雛が外に向けて糞を飛ばす事。プロカメラマンのビデオに、何度も写っていたとの事でした。サンコウチョウなどは、雛の糞を親が咥えて持ち去りますが、アカショウビンの雛は自らの力で、糞を巣穴から外へ飛ばすのです。巣の下は渓流です。岩に落ちない限り、流されて外敵には見つかり難いですよね。ミサゴなどが巣から外へと糞を飛ばすのと良く似ています。
今日は夜になるとどうなるか、暗くなるまで観察しました。雨雲が空を覆っているので暗くなるのが早い一日です。最後のエサは18時51分に与えました。親はキョロロローと小さく鳴いて、上流に向かって飛んでいったまま、巣の直近にある蔓には戻ってこなかったし、巣穴にも戻りませんでした。その一つ前のエサ与えは18時39分でした。この時の親も、キョロロローと小さく鳴いて、下流側へと飛び去りました。兎に角巣穴には入っていません。いつも留まる蔓は段々と見えなくなり、私から3~4mくらいの蔓が見づらくなったのが19時20分頃。雛が最後に鳴いたのは19時12分でした。巣の中は大きくなった雛で満杯状態になっている様子。だから巣の中に親は入らないのでしょう。
5時20分から19時30分まで観察したら870分、エサを運んだ回数は45回、平均のエサ運びは19分弱に1回となっています。雛が4羽居るとして、11匹のエサを食べている事になります。エサの種類としては、雨天が多いのでカエルが断然多く、後はトカゲ・ムカデ・ヤモリ・セミ・バッタ・ミミズ・サワガニなど、何か解らない硬い物も運んでいますが、写真を見ても判断がつきません。栄養たっぷりの食事ですね。
13日目 雷雨
2009年7月25日 土曜日 6時00分~17時00分 エサ運び32回(21分に1回)
朝からメンバー4人が揃います。雷雨だけど大切な観察を第一に、時間をみては撮影にチャレンジです。車を二台止めて車中から彼らの動きを見ています。私の車は何度も見ているので、こちらをチラッと見るだけで、通常の動きで忙しく飛び回っています。
オスの方は体力もあり、雨の中でも羽は濡れていませんが、メスの方はトヤが始まっているらしく、羽根に脂がないのでビッショリ濡れています。産卵して子育てで忙しいのに羽根が抜け落ち様としています。病気や体調不良でない事を祈るばかりです。
ガンバレ~~~
本当に自然は厳しいですよね。今日でエサを運びだして13日目ですが、これまで確認出来たエサの運搬回数は288回となっています。もちろん、私たちが確認していない時間や、確認できていない時にもエサを運んでいるので、288回という数字よりも、1.5倍は多いと推測しています。アカショウビンは生きている小動物や昆虫などを雛に与えているので、これだけの数の命を頂いて雛が育っているのです。
ここ数日はカエルの食事が多くなっています。雨続きでトカゲやムカデの動きが極端に少なくなっているのでしょう。今日はセミのヒグラシを2回持ってきました。硬い丸っこい物体は、手足をもぎ取られたサワガニの様に見えます。
朝一は雛たちの餌運び、その後1時間くらい運ばないので自分たちの食事、それからは雛たちの食事、更に自分たちの食事、この繰り返しをしている様な、エサの運搬と運搬しない時間が交互に訪れている感じです。
今日は終日雨で、森の中は薄暗くエサを捕るのに苦労していると思いますが、親たちのひたむきな子育てに圧倒されています。必死で子育てしているのが手に取る様に解るのです。今日は親が同時に来たのが2回ほどありました。あったら必ず鳴き合います。・・・凄い経験をさせて頂いていることに感謝。
お客さんは2人、昼から来て車の中から観察していただきました。
・・・BTがあがり、仲間にブースターケーブルで助けてもらいました。ありがとう。
14日目 雨
2009年7月26日 日曜日 5時50分~16時00分 エサ運び31回(20分に1回)
朝から雨が降っています。川は少し増水していますが、予報通りの天気なので、基地は修復していません。これで4日連続基地には入っていない事になります。基地内は増水した渓流の床上浸水が続いたまま。いつもの4人で観察です。
今日の出来事で一番だったのは、遂にヘビを運んできた事です。長さは50cmくらいで、蛇の真ん中を咥え二つ折にして②の枝に留まり、直ぐに蔓へと飛んでいきました。そこでヘビを咥えなおし、頭と胴を咥えて巣に飛んで雛に渡したのです。雛はそれを引っ張り込んで、食べてしまいました。いつもはピーピー鳴いたりするのですが、この時ばかりは皆でヘビを奪い合っているらしく、鳴き声が聞こえなくなったのが印象深い出来事でした。
この時間が9時55分過ぎで、その後も普段と変らないペースでエサを運び、昼からのペースダウンもいつもと変らない感じでした。15時前、巣の中の雛がペレットらしきものを、巣の入り口付近に4個ほど並べました。たぶん、消化したヘビの鱗や骨などだと推測します。雨続きでトカゲなどの食料が乏しい中、今回は最高のご馳走だったかもしれません。そのペレットらしき物体は、親が来た後に一つ減っている様にも見えます。運んでいったのかもしれません。4個=4羽の雛?
今日は親が一緒になったのは1回だけですが、2回目の動画撮影に成功です。出合った時には必ず鳴くのも同じです。雛の鳴き声が、キョキョキョとかピロロロ・・・と聞こえ始めました。親の声に近付いている感じです。
帰り支度の16時前、ケレッケレッ・・とヤマセミの声、少し下流の木に留まって水面を見たり、羽繕いをしたり・・・この渓流で初めて見るヤマセミのメスです。増水したので他の渓流からやってきたのかもしれませんが、写真に収めて動画にも収める事が出来、ラッキーな一日となって今日の観察を終了しました。
今日の昼前あたりから、巣から立ち去る親はしきりに巣を確認しています。自分が去った後に、巣穴から雛が顔を出しているか確認している様な仕草です。望遠レンズでは、雛が巣穴近くで動いているのが時々確認できます。巣穴から顔を出す事は一度もないのですが、巣立ちが近い事は親の仕草などでも判断できる様になっています。
15日目 曇り時々晴れ
2009年7月27日 月曜日 5時10分~16時00分 エサ運び24回(27分に1回)
朝早く目が覚めたので山へ直行です。5時10分に現地着。直ぐ後から朝見さんがやって来て、7時ごろには岡崎さんも到着です。
変った事は、巣の入り口に付着していた糞がなくなっていたこと、ペレットが壊れていた事です。雛たちの糞の仕方は巣穴から外に向けて軟らかい糞を飛ばします。その落下地点には渓流があるので、直ぐに流れ去る水洗トイレなのです。これで糞が溜ることなく、巣穴の中は清潔に保たれ、糞を頼りに外敵から狙われる事もないのです。
少し前に巣立ったサンコウチョウの雛の糞は固めで、親が雛の糞を尻から直接受け取り、それを運んで巣から遠い場所で捨てる様です。運び去るのは何度も見ますが何処で捨てるのかは見ていません。渓流の流れに捨てると聞いた事がありますが・・・
凄い知恵ですよね。サンコウチョウの硬い糞は運んでもらうため、アカショウビンの糞は飛ばすために軟らかく、小便みたいに流れるのです。赤い鳥が巣穴から小便みたいな糞をする。それが名前の由来になっていて赤小便?まさか・・・ですよね。
今日は親が一度だけ、蔓~巣~蔓~巣~蔓~巣~蔓~巣の上の枝と、交互に留まりました。雛に巣立ちを促しているのか?そんな素振りを朝の8時前に行ないました。それ以外は雛にエサを与えて去る時に、振り向いて巣穴を確認している事。これは昨日の昼前から顕著になった親たちの行動です。それとエサを運ぶ回数が減っています。雛たちの脂肪が減って、飛び立てる様にしているのでしょうね。
雛の方は大きな声で、キョキョキョと親のキョロロローに近い声で鳴く事も多くなってきました。岡崎さんが雛の排泄を二日粘って見事に撮影成功です。雛が巣穴の入り口で尻を外に向けて排泄している糞が、ばっちり流れ落ちながら写っています。雛の下腹はゴジュウカラの様に赤く染まっていました。良く育っています。
朝見さんは、滅多にお目にかからない、親のツーショットをバッチリ撮影です。それも50cmくらい離れて同じ蔓で向き合う形、一羽はエサを持って来た瞬間、一羽はエサをあげて戻る瞬間です。今日の私は動画でツーショット近いカットを2コマほど、コンパクトデジカメは制限が多く、思うようには撮れません。SX-1が以前と同じトラブルで動画専用機になってしまっているのです。
私の予想は7月29日か30日の巣立ちを見込んでいます。
綺麗で働き者のお母さん。最後はボロボロになったけど踏ん張ってくれました
16日目 巣立ち 曇りのち雨
2009年7月28日 火曜日 5時10分~18時15分 エサ運び18回 13時54分まで、
夜明け前から雛の声、ケケッとかキョキョとかピョピョ・ピーピーなどと元気一杯です。昨日と変らず、親はエサ運びに飛び回っています。私・朝見さん・岡崎さんで観察ですが、今日は北九州から釣り仲間が親子で観察に来てくれました。私の車から12時ごろまで観察し、写真も撮って満足気に山を後にしました。本日18回目のエサはモグラで初の哺乳類。一昨日の蛇と言い食べられるものは何でも頂く雛たちです。
次に運んだのは12時54分で、エサを与えた親鳥に続いてあっと言う間に一羽の雛が巣立ってしまいました。羽ばたく力は相当なもの、一気に下流へと30mは飛んで行って見失いました。プロカメラマンに一報を入れました。
次は13時54分にエサを持って来た親に続いて2羽目が①枝の下流側、続いて飛び出した3羽目は、巣の直近の蔓に留まり、その後2羽目と同じ枝に留まろうとしましたが失敗し、更に下流側へと飛び去りました。鳥見仲間にも一報しました。
4羽目の雛は、14時53分に親が来ないのに自力で巣立ちました。留まった所は③の枝の近くです。そこからB基地方面の杉の木立まで30m近くを一っ飛び。・・・今まで見て来た他の小鳥の雛たちの巣立ちとは、飛ぶ力や飛距離が相当に違っていました。
巣の中には未だ一羽が居ます。羽毛を抜いたり、羽ばたきの練習をしたり、主な仕事は巣の中の掃除をしているのです。巣の掃除は1羽目以外の雛はみんな行ないました。ペレットや、巣の底の方から骨や羽などを運んできて、足で後ろ掻きしながら巣の外へ出していくのです。アカショウビンは、巣の掃除を雛たちが巣立つ時に行なう習性がある様です。それで最後の雛は、15時前から18時15分まで、こまめに掃除をしていたのです。“発つ鳥後を濁さず”とはアカショウビンの雛にも言える事。凄い発見でした。アカショウビンは気に入った巣は次の年にも使う様ですが、雛がそれを準備しているのだから親孝行ですよね。
あと一つ、雛が巣立つ時には巣穴の外の風景を見てから巣立つものと思っていましたが、アカショウビンの雛は、頭を出した時点で巣立ってしまいます。4羽の雛の巣立ちを観察していましたが、たじろいだり躊躇する事は有りませんでした。初めて見る緑の森を前に一気の飛翔を行なったのは見事と言うしかありません。
感動の巣立ちに6人が立ち会いました。・・・でも1羽は残って掃除\(◎o◎)/!
お母さんを見守り、この日は巣立つわが子を遠くから見つめていたお父さん
17日目 雨のち曇り
2009年7月29日 水曜日 エサ運び1回
寝過ごしました。現地には6時10分ごろ到着しました。直ぐにピヨッピョッと雛の声がしました。すぐ下流から小さな声でキョロロローと親の声。巣に電気を当てて望遠レンズで様子を覗います。すぐ近くで、ヒヨドリの若が騒いでいます。でも、巣の中には雛の姿がない様です。5分後、鳥見仲間が二人で来たので一緒に観察です。
7時20分頃、昨日の巣立ち動画などを3人でチェックしていると鳥の気配。3人で確認するとオスのアカショウビンが蔓に留まりました。オスはクワガタを咥えて巣に飛んで行きます。でもエサを与えるべき雛が居ない事に気付きます。巣と蔓を合計3往復して中に雛が居ない事を確認したら、キョロロローと一声鳴いて、雛を探しながら下流側へと飛び去っていきました。最後の雛が巣立ったのは確かです。
ココからは推測ですが、この時間に親がエサを持ってくると言う事は、朝一番の5時過ぎにエサを与えているはずです。雛はその後に巣立ち、6時10分に私が聞いた雛の声と親の声は、私の車が止まった事に対する、親が雛に危険を知らせる言葉だと判断します。それから1時間が経過しており、親がエサを探している間に、雛は自力で何処かへと移動してしまったと推測されます。ヒヨドリの若が騒いでいたので、最悪の場合雛を見つけて攻撃していたかもしれません。
親と合流できたら安心なのですが、そうでない場合は確実に死んでしまうでしょう。いずれにしても、5羽目の雛が巣立った後の声は聞きました。父親が最後のエサを持ってきたのも確認し、ブレブレの写真も収める事が出来ました。少し遅れて朝見さんと岡崎さんがやってきました。本部基地・A基地・B基地の撤去と渓流沿いに流された、三脚・イス4脚・ヤカンなどを回収しました。後はこの森で再会出来るのか、出来ないのかは分かりませんが、来年の繁殖に期待してアカショウビンの観察を終了です。
6月20日の産卵確認から39日目間、アカショウビンは数々の生態を私たちに見せてくれました。①産卵の案内はオスが巣に入って導く・②産卵時間は約2時間・③その間オスは傍の枝に留まったまま、時々小さな声で鳴いてメスを気遣う・④抱卵は3時間前後の交替制。⑤交替合図は巣から20mくらい離れた所で一度は必ず鳴く・⑥雛が生まれ4~5日間くらいは、エサ運びが一羽、巣の中で雛の世話係りが一羽、午前と午後で役割分担の交替制?・⑦その後のエサ運びは2羽で行なう。⑧蔓に留まった親の頭は静止してぶれない。⑨雛は巣穴から糞を外に飛ばす。⑩巣立ち前の雛は巣の中の食べカスを掃除して外に出す。⑪雛は巣穴から頭を出したら直ぐに巣立ちする。など。
一羽目、7月28日12時55分に突然出て、30m以上下流へ飛んで行きました
二羽目、13時54分に出て、下流20mの左岸の木に留まります
三羽目の雛は続いて出た。巣の前にあるお立ち台の蔓に留まりました
四羽目、14時53分、③から左岸の杉の木立へと見えなくなりました
五羽目の雛は、7月29日早朝に単独で出て、父親がエサを咥えて探します
感動の数々感謝しています 2009年7月29日
アカショウビンの繁殖記録 生データはココから
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アカショウビンは憧れの小鳥。30年ほど前に大分県の佐伯市宇目町の藤河内渓谷で、ヤマメ釣りのキャンプをした早朝に、キョロロロローと独特な鳴き声を聞いて、2~3年は声を聞くことが出来ていましたが、その後は鳴き声を聞かなくなりました。ヤマメの住む渓流にアマゴを放流したため、釣趣がなくなってからは、渓流釣りから遠ざかったのが一因で、アカショウビンとは縁がなくなってしまったのです。
・・・県民の森は私の実家から近くに一部があります。今の様に道路が整備されていない時から、子供の頃は歩いて、中学生の頃は自転車で、高校生の頃にはバイクで遊んでいた所なのです。中学生の頃に野鳥の名前を400種類ほど覚え、それからは鳥を捕って飼ったり、食べたりしながら、過ごしていました。お陰で、サンコウチョウやオオルリ・キビタキ・ルリビタキ・ウソなどは、普通の小鳥としてなじんでいました。でもアレだけ山に篭っていて、県民の森ではアカショウビンの鳴き声を一度も聴いた事がなかったのです。
その県民の森で、昨年はアカショウビンの声を30数年振りに聞いたのです。その数日後には、キョロロ・キョロロ・キョロロ・・・と鳴きながら飛んで行くアカショウビンを初めて見る事が出来たのです。アカショウビンが県民の森で鳴いている・・・。その姿を追って通いましたが、二度と姿を確認する事がなく一年が経ったのです。
今回の県民の森のアカショウビンは、昨年鳴いていたオスのアカショウビンが、今年はお嫁さんに巡り会えたと判断しています。地元の知人に聞くと、今年は3月の下旬頃からキョロロローと鳴いていたそうで、その頃は二本の尾根を越えて、鳴き声が行き来していたとの事でした。
私は5月下旬からアカショウビンの鳴き声を聞き始めました。その後、オオルリやサンコウチョウの追っかけをしている時、アカショウビンがけたたましくキョロロローと鳴くのを耳にして、他の場所からもキョロロローと鳴き声がするのを確認しました。その二つの鳴き声は、山の中や渓谷を行ったり来たり、尋常な鳴き方ではなかったのです。
同じ頃、仲間の朝見さんと岡崎さんが、私の場所から下流側でオスらしき個体と、メスらしき個体を相次いで視認していたのです。今思えば、2羽のアカショウビンが番(つがい)になった瞬間の声と姿を、3人がそれぞれ確認する事が出来た訳です。2009年6月6日(土曜日)の出来事です。
アカショウビンとの出会い・・2
5月下旬にサンコウチョウの巣を見つけていたので、サンコウチョウを重点的に観察し、6月12日からサンコウチョウの抱卵を確認、時間をみてはアカショウビンの鳴く所を特定していました。その後、アカショウビンの初撮影に成功6月16日の事でした。この期間は一年で一番昼の長い日々ですが、朝見さんと一念発起、夜明け前からアカショウビンが鳴き始める場所を探しました。まだ暗い山の中、今日はあちら、明日はこちら、二人で手分けして、鳴き始める時間と場所の確認作業をして、アカショウビンの包囲網を縮めていたのです。
あちらの渓流も魅力的、こちらの渓流も魅力的、そちらの渓流からも鳴き声がしました。3本の谷の中から、一番餌場として良さそうな所も特定しました。そして日が昇るとサンコウチョウの抱卵を観察していたのです。
そんな折、岡崎さんと山を歩いているとアカショウビンの声がすぐ近くから聞こえました。二人で10m進んでは立ち止まり姿を探しながら前進していきます。ゆっくりゆっくりと確認しますが見つかりません。諦めてカーブを回ったとき、岡崎さんがアカショウビンを発見しました。アカショウビンに近い方は私ですが、二人が見ると逃げられると判断し、私はアカショウビンの方へは一切頭を向けませんでした。少しの間をおいてアカショウビンは山の中へと消えていきました。
ココもアカショウビンの狩場かも知れません。岡崎さんは夕方も確認したそうですが、出会うことはなかったとの事。その翌日、早朝から朝見さんと一緒にアカショウビンが居た所に入りました。
観察しやすいように、枯れ木や木の枝などを取り払うため、渓流へ二人で入ったら、沢山の木クズが落ちています。それも新しく、かなりの量が上部の立ち枯れの木の下に溜っているのです。アオゲラ?と朝見さんが聞いてきたのですが、木クズの粒がアオゲラよりも小さいのです。でもコゲラほど細かくはありません。木クズ一辺の長さは2cm前後?アオゲラは3cm前後の木クズと判断しているのです。
この時点ではアカショウビンが関係しているとは思っていなかったのですが・・・
基地がほぼ完成し、周辺を手入れしていたらキョロロロー・・・
アカショウビンの声がかなりの近くから聞こえてきました。同時に岡崎さんも基地に合流する事が出来ました。程なくして下流の方からアカショウビンが一羽やってきました。続いてもう一羽。写真を撮っていると、基地のすぐ近くに二羽のアカショウビンがやってきたのです。
一羽のアカショウビンが枯れ木の巣穴に飛び込みました。そして直ぐに舞い戻ります。続いてもう一羽が巣穴へと入って行ったのです。そのまま出てきません。最初に入って戻った方は、一箇所の枝に留まったまま動かなくなりました。そして小さな声でキョロロ・・キョロロ・・・と何度か鳴きました。2時間ほどして巣穴から一羽が出て下流へと飛び去りました。枝で待機していたもう一羽が巣穴に入り、直ぐに出て下流へと飛び去って行きます。オスが卵が有るか確認したのでしょう。
・・・産気付いたメスをオスが巣に案内してきた。メスは2時間ほどかけて巣穴で産卵した。その間、オスは微動だにせずメスの産卵を守った。メスが巣穴から去った後、オスは卵を確認してメスを追って行った。・・・この様に判断しました。
アカショウビンの産卵に私たちは立ち会ったのです。
一生かかっても見られないと思っていたアカショウビン。
大分では繁殖記録がなかったアカショウビン。
これは偶然?それとも山の神様がプレゼントしてくれた?
山の神秘の一部始終を、朝見さん・岡崎さん・私で見たのです。
・・・感謝しています。
一緒に観察した仲間のブログです
きまぐれ写真館
歌を詠む鳥
星空と野鳥のウォッチング
産卵は6月20日の8時前から10時頃の出来事です。
子育て1日目 曇り時々晴れ
2009年7月13日 月曜日 5時20分~18時50分 エサ運び4回(3時間に1回)
朝一番から県民の森に入りました。本部に到着後、サンコウチョウが水浴びに来る事がある、上流側にカメラをセットしました。5時28分。キョロロローとアカショウビンの声、①か②の枝に居ると思いますが、暗くて確認しづらいので巣穴を見ていると・・・最初の枝から飛んで来て、巣穴の前に取り付けた蔓に留まってくれました。
蔓は一昨日に取り付け、昨日は第一撮影ポイントからの不具合で、高さ調整をしています。蔓の高さは巣穴の高さより40~50cmくらい低く、巣穴の前方に1.3~1.5mくらいは離れています。これは外敵のヘビが届かない距離を確保しつつ、親が巣の出入をやりやすくするためとと、巣立ち後の雛が留まりやすい位置を考えての事。もちろん撮影を考慮しての蔓です。
①の枝にはオスが留まります。②の枝にはメスが留まります。そこから飛んで来て、この蔓に一旦留まって、巣に入ったり巣から出て留まったり・・・重宝して使ってくれているのが嬉しいです。でも朝一番は暗かったので確認をしなかったのです。巣に来た親は巣穴に頭を入れてエサを与えている様子。これまで一度もなかった行動に入っていました。その後、一旦蔓に戻り、今度は巣穴へと消えていきました。
これまでのパターンは下流から飛んできたら、①か②の枝に留まってキョロロローと鳴きます。この声を聞いた巣穴の中の相棒は、直ぐに巣穴から出て下流へと飛び去って行くのです。その後鳴いた方の相棒が、3分以内にダイレクトで巣穴に入っていました。これが抱卵の交替パターンです
今日からのパターンは、キョロロローと鳴いた後、一旦巣穴前の蔓に留まり、それから巣へ行きます。そこでエサを与えて一旦は蔓へ舞い戻ります。その後は巣穴へと入って行って、1~2分後に巣穴から下流目掛けて飛び去るパターンになりました。5時28分・8時50分・14時40分・18時40分にエサを与え、最後は巣穴へと消えて行きました。朝一は不明だけど、後の全ては②の枝からの親なので、メスだと判断しています。
2日目 晴れ
2009年7月14日 火曜日 5時30分~16時25分 エサ運び13回(51分に1回)
今日は一人で観察です。天気は晴れで午後からは薄雲が射したり射さなかったり、朝5時35分には本部に到着、程なくして巣の方向から下流へと鳥のシルエット、たぶん親鳥ですが、ココにはヒヨドリも多いので確かでは有りません。6時前に②の枝でキョロロローと鳴き声です。その後、頻繁にエサを運び、7時までに4~5回も巣の出入りをしています。気になったのは、全て②の枝から蔓へ飛んでくる事です。②の枝は抱卵中のメスが良く留まっていた所だからです。オスはどうした??
そんな不安を破った行動は、いつの間にか蔓に留まって下流を向いていた親が居て、1分くらい後に②の枝にメスが戻って来た事です。それを見た蔓側の親が巣の中に入っていきました。しばらくして②の枝に留まっていたメスが蔓に留まった後、巣へと向かい、巣の縁から中の親へエサを渡している仕草を見せたのです。
もう一回はかなり大きなトカゲを持って来た親が、巣に入らずに巣の縁でエサのトカゲを中の鳥に渡した事。生後2日目の雛に大きなトカゲを渡したとは考え難く、中に親が居てそれに渡し、中の親が大きなエサなどを食いちぎるか、飲み込んで半消化してから雛に与えていると推測しました。
この日は、午前中から午後にかけてメスがエサ取り、オスが巣の中で雛の世話役。午後の後半からはオスがエサ取り、巣の中にはメスが入って雛の世話・・・と、役割分担して子育てをしている様に推測しました。確信が持てないのですが、午前中は②枝に連続して留まり、午後の後半からは①の枝に連続して留まっていたから、こんな判断をした2日目の子育てでした。
抱卵中の行動と変った事は、①と②の枝で交替合図のキョロロローを鳴いていた事が、子育てになると、①・②の枝で鳴かなくなった事。よって巣の近くに来るのを確認する為には、①・②の枝に黙って留まる親を目視しなければならない事です。鳴くのは巣の前の蔓に留まった時で、小さな声でキョロロローと鳴く様になっています。巣の中の親に“帰ったコール”をしていると判断しています。
写真に写っていたエサは、トカゲが一回とミミズが一回でした。16時まで観察しました。15日は福岡行きだったので、岡崎さんが一日観察してくれました。
5日目 曇り時々雨
2009年7月17日 金曜日 5時10分~17時00分 エサ運び23回(31分に1回)
朝寝坊、現地には6時前に到着。すでに朝見さんは来ていました。
今日の親は上流側へエサを求め飛び去っています。本部は下流からも上流からも上からも、見えないように工夫しているので安心です。
7時30分には吉野さん到着。8時30分にはカメラ屋さんも到着して、車中からの望遠撮影です。
親は10分~1時間くらいの間でエサを運んでいます。朝早くは羽化直後のセミ・その後はカエルやトカゲ、不明の長い物体などです。
上流に行っても巣より下流の2番枝に留まります。巣の前の蔓はよほど気に入った様で、使う頻度は90パーセント以上でしょうね?
雛が巣立つ時にも必ず使う様になるでしょうか?彼らには好都合の蔓、もちろん私たちにも好都合な蔓になっています。
今日は本部に居て、TVの仕事で抜けた後は再び戻って17時すぎまで観察しました。一日中曇り時々雨の撮影には良くない天気でした。
6日目 晴れ時々曇り?
2009年7月18日 土曜日 5時40分~16時10分 エサ運び19回(33分に1回)
朝5時40分から観察です。朝一のエサは羽化直後のセミが多い様です。薄暗い樹幹の低い位置で白い物が目立つのでしょう。それとセミの羽化を知っているのでしょうね。何故かセミの鳴き声の多い方向に飛んでいっている感じがします。
飛んで行く方向や、やって来る方向もまちまちになってきました。以前は下流からの一辺倒だったのですが、右上・左上・本部の上流・左下・右下・下流・・・など。
もう一つは、これまでは巣の中に一羽居て中で雛の世話係り、もう一羽は狩り専門で、巣に来たら、中の相棒にエサを渡していました。その役割を一日に2~3回交替していた感じでした。
でも今日は2羽とも狩りをしている感じです。判断基準は、留まる枝がオスメス決まっていた事にあります。卵を温めていた時、交替合図をする時に留まる木の枝は、オスが①の枝・メスは②の枝で鳴いて、相棒が巣から出て行くのを確認して、巣へと飛び立っていたのです。
雛が孵って5日目までは、エサを運ぶ親が、朝は①の枝ばかりに留まり、昼からは②の枝に留まる事が多いとか、その反対の留まり方のパターンとか・・・これは一羽の親がエサを運んでいるとの判断につながっています。
2羽とも出て狩りをしている判断基準は、①と②の枝に留まる個体がまちまちになった事、オスは①だけに留まっていたのが、①に留まった後②に留まって巣の前の蔓に来る様になっている事。上流から来る時には直接巣の前の蔓に留まったり、巣を通すぎて②や③の枝まで下がり、そこから再び上流側の巣の前の蔓に留まったり・・
雛が大きくなったので、2羽でのエサの捕り方に変ってきたと判断します。
今日は撮影のお客さんが合計6名来ました。朝から夕方まで、人の出入りで警戒されたのが合計3度もありました。仲間内で6・9・12・15時だけ出入りする事に決めていたのですが、連絡が不十分でした。アカショウビンの初繁殖の重大性に対しての認識不足など、反省点の多い一日となりました。
8日目 雷雨
2009年7月20日 月曜日 6時40分~17時10分 エサ運び22回(29分に1回)
本部基地に篭って観察です。曇っていましたが8時過ぎから激しい雷雨、今年は梅雨がまだまだ続いています。暗いのでカメラでのエサの確認が出来ません。8時過ぎに朝見さん、12時前に吉野さんが合流です。
親は夫婦で一生懸命にエサを運んでいます。パターンが変ったのはオス親で、①の枝~②の枝~蔓~巣~蔓~飛び去りのパターンから、①の枝~巣~蔓~飛び去り・①の枝~②の枝~蔓~巣~蔓~②の枝~飛び去り・などのパターンも入れてくるのです。それに比べ、メスの方は、②の枝~蔓~巣~蔓~飛び去りパターンを崩していないのです。
18日・19日・20日で、この基地に新たな鳥見客が12名くらい相次いで来たので、少し警戒されてしまいました。特に18日は3回ほど親鳥と人との遭遇があって、その内の2回は巣へは入らず逃げた経緯があるのです。この時の親がオスだったかもしれません。
私達のグループは、300mmくらいのレンズでも鳥を撮れる工夫をしています。具体的には、鳥達からは容易に見えないカモフラージュされた基地を設営し、鳥達の普段の行動を絵に納めているのです。長期戦になる時には、安価な農業用の遮光ネットを代用します。このネットを使う時には、一週間くらい慣らす必要もありますが、上部と前後を覆ってしまえば、中で動いても鳥達には気付かれ難いのです。
今回の基地は本部にこれを使用しており、中には最大7名が入って、4名くらいが撮影出来る広さを確保しています。イスは大小6個ほど用意しています。小さなテーブルにはカセットコンロ・ヤカン・カップなど、コーヒーやお茶はいつでも沸かして飲む事が出来ます。渓谷沿いで日光はほとんど射しません。雨にも強いのが自慢です。下界が30度を上まっても、基地の中では汗をかく事もなく、快適に鳥見を出来るのです。
本部とは別に、下流に一人用の基地を一つ、これは巣を正面から見る事が出来ますが、足場の悪い場所で名前はA基地。もう一つは巣穴から左前方に作っており、①の枝と②の枝を間近に見る事が出来ます。もちろん蔓や巣穴も横方向から間近に撮影出来るポイントです。ココには二人が同時に撮影出来る様にしています。足場も良く、一級ポイントとして重宝しているB基地です。
今日は一度だけキョロロローと鳴きました。抱卵している時には、交替合図として一度は必ず鳴いていましたが、エサを運び始めるとほとんど鳴いてくれないのです。外敵から見つかり難くするために鳴かないのですが、やはり綺麗な鳴き声は聞きたいですよね。17時10分に終了。
9日目 雨~雷雨
2009年7月21日 火曜日 6時15分~16時25分 エサ運び19回(32分に1回)
朝一番は一人でしたが、岡崎さんが7時過ぎに合流です。昼からは朝見さんも合流。一日としては、雷雨が断続的に続く暗い山の鳥見になりました。昼食は岡崎さんが持って来てくれたソーメン。本当に美味しかったです。
親鳥は手分けしてエサを運んでいます。誕生初日から5日目くらいは片方が巣穴で雛の世話、片方がエサの運搬をしている子育て方法で、6日目くらいからは、両親がエサ運びと雛の世話をする様になっています。6日目から7日目くらいは両親のエサ運びがランダムで、運んで来る時間が数分程度と短かったり、逆に1時間30分くらいと長くなってみたり・・・でも昨日あたりからは、時間的にも安定してエサを運んで来ている様になりました
エサの種類としては、雨が降っている時には圧倒的にカエルが多くなる傾向です。変温動物の爬虫類は雨の当たらない木陰などで動かないのでしょうね。それと羽化直後のセミも運んでいません。羽化が峠を越えたのでしょうか?それと、オスの方は精力的に四方八方に出かけて行き、留まる枝もあちらこちらと変化をつけたりして、警戒心も相当なもの。メスは留まる枝や留まる順番に変化をつけず、ワンパターンの感じです。行く方向も下流側が圧倒的に多く、基本に忠実?
・ ・・今日は②の枝にエサを持って来た親に、小さな小鳥が強烈にアタックしていました。エサを咥えた親は平然とその攻撃をかわし、通常パターンで雛へエサを与え、再び②の枝に留まって下流に飛び去ると、攻撃していた小鳥がその後を追いかけて行きました。
今の時期、この界隈で見かけている小鳥たちは、メジロ・シジュウカラ・ヤマガラ・エナガ・コゲラ・オオルリ・サンコウチョウ・キビタキ・ソウシチョウ・ガビチョウ・サンショウクイ・ウグイス・ホオジロ・ビンズイ・イカル・カワセミ・アオゲラ・ツバメ・スズメ・ヤマセミ・キジバト・ハシブトガラスなど。飛び方はヒタキ科みたいで、メジロやシジュウカラ科の小鳥ではありません。私的には攻撃を仕掛けたのはキビタキのメス?と思っています。
ここはキビタキ・オオルリ・サンコウチョウの縄張り内で、オオルリとサンコウチョウは既に若を見ています。キビタキだけは未だ若を見ていないのです。巣立ち後の雛のキビタキ一家の近くに、たまたまアカショウビンが留まった。それを見た親が雛を守る為に、アカショウビンを追いかけて、2番の枝まで来て留まっていた敵に攻撃を加えた。アカショウビンが抱卵から毎日使っている枝に留まっているのに攻撃を受けたので、この様な判断をしました。
・・・自然界には学ぶ事が多いですね。
10日目 雨のち曇り
2009年7月22日 水曜日 6時50分~17時30分 エサ運び29回(22分に1回)
朝から雨が降っていました。山へと向かう道中の川はかなりの増水です。一抹の不安を抱きながら、基地に到着すると濁流が本部基地を押し流す勢いです。流されてしまったのは、イス4脚・三脚・双眼鏡・飲料水・カセットガス・ヤカン・防虫スプレー・飲料水・コーヒー・お茶・紅茶・スープ・ブリキ缶とお菓子類・灰皿・そしてスイカなどです。
濁流に入って助け出したのは、テーブル・イス2脚・カセットコンロ・脚立・観察ノートなど、観察ノートだけは絶対に失いたくないから、前回より10cmくらいは深くなって、太ももの辺りまで流れに浸かりながらの救出劇でした。
昨日の夕方6時過ぎの天気予報では、曇りから朝方には晴れの予想でしたが、予報に反して朝のラジオでは、大雨洪水警報などが発令されていたのです。前日も雨が降って、山の保水力がなくなっていたのでしょう。昨日基地を去るときには、30cmくらいの増水では物が流れない様に処置をしていたのですが・・・
雨は朝の9時過ぎまで降り続いていました。今日は46年ぶりの皆既日食が日本で見られる日、大分でも90パーセントの部分日食が観察されるので、どのくらい暗くなるのか?今観察している野鳥達の行動はどのようになるのか興味深々でした。
吉野さんからは太陽を撮影出来る保護フィルムを頂いたので、1500mm程度の望遠撮影も行なう予定でしたが、全く出来る状況ではなかったのです。雨が止んで薄暗い森の中が薄っすらと明るくなったのもつかの間、またまた暗くなっていきます。雲が厚くなったのでしょうか?10時45分くらいが一番暗くなったみたいです。カメラの設定はISO1600・F5.7・SS4分の1まで下がりました。今時分の明るさと比べると、午前6時前くらいで、厚い雨雲に覆われた時と同程度の明るさでした。
鳥達?別に何の変化も見られませんでした。太陽の面積が10パーセント程度で、なおかつ雲にさえぎられていても、相当に明るい事が解りました。満月の明るさの比ではないですね。今日山の中に居たのは、日食観察よりも大切だと判断した、この観察があるからです。46年ぶり?こちらは2009年ぶり、そんな感じを抱いています。私個人の重要度は、日食や釣りよりもアカショウビンがランクは上。
今日は本部に入る事が出来なかったので、車中からの初観察、①・②・③の枝は見え憎いものの、蔓と巣穴は良く見えます。増水した渓流の流れる音が激しい中、ピー・・・ピー・・・と小鳥の声。ヒヨドリかメジロの部分的な鳴きの声がしているかも?と思っていたのですが、岡崎さんが雛の声みたい。と言ってきて初めて雛が鳴いている事に気付きました。そういえば親が帰った時にはかなり聞こえていた鳴き声です。ピー↗・・・ピー↗と語尾を上げる鳴き方が一番多く、次にピュルリ↗・・・ピュルリ↗・・・その次がピヨ↘・・・ピヨ↘などと鳴きます。
親からエサを貰うのも見えます。大きな口・短い嘴・薄い色、親が来ない時には見えないのですが、かなり大きくなっている事が覗えます。そういえば2~3日前から、親が時々鳴くのは、雛に何らかのメッセージを送っていると判断できる証拠でしょうね。
11日目 晴れ
2009年7月23日 木曜日 6時30分~17時30分 エサ運び29回(23分に1回)
渓流の水はかなり減っているものの、まだまだ基地内には入れそうにもありません。昨日車を見せて、少し慣れているので今度は3~4mほど巣に近い場所に車を止めて観察です。カメラを出す方の窓を開放して黒いカーテンを張ります。カーテンの中央には切れ込みを入れているので、レンズだけを出すことが可能。車の窓ガラス専用“カーウインドマウント”にカメラを取り付けて撮影するのです。
朝見さんと撮影していると直ぐに二人のお客さん、そちらにポジションを譲ります。終了後はカメラマン親子が車で登場、私の車を移動させて車毎ポジションを譲ります。私と朝見さんはB基地に篭り撮影です。カメラマン親子が去った後は、朝見さんが車に乗って元の場所、私はB基地に残ったままです。
これで13時になってしまいました。さて、これから撮り放題と思いきや、何かの団体が基地の傍(巣穴の近く)でなにやら講習会??18名もの人だかりになってしまいました。14時前から15時45分まで、沢山の人に脅えてもアカショウビンは4回のエサ運び・・・一瞬です。更に変則的な行動なので、狙いの使い慣れた枝にはほとんど留まりません。
沢山の人が近くに居る時の雛はお利口さんでした。鳴かないのです。昨日辺りから親がエサを持って来た時に盛んに鳴いています。親が去ってしばらくするとピー↗とかなり鳴いていたのですが、この時間は親が居ない時には一切鳴かなくなりました。親は人が近くに居たら、キョロロローと1~2回鳴いて、雛に鳴かないように指示を出します。雛はその指示を忠実に守っているのです。人が去った後に、親がキョロロローと一回だけ小さな声で鳴きました。その後から雛は思い思いに鳴き始めました。
ついでに、親は人が来た時や何かを察知して警戒態勢に入ったら、先ず最初に尻尾の上下動をしなくなります。次に頭の上下運動を停止してしまいます。異常のある場所をじ~っと見つめます。頭だけをゆっくりと動かして他の場所にも注意を払います。
アカショウビンを観察する時、この動作をさせてはなりません。
12日目 雨のち曇り
2009年7月24日 金曜日 5時20分~19時30分 エサ運び45回(19分に1回)
朝早く行って観察です。薄暗い中10分くらいでエサを運んで来たのを確認しました。その後、次から次へとエサを運びます。あと、驚いたのは巣の真下でエサを確保した事と、巣の上に掛けている雨よけの帽子に留まった事です。
8時頃に岡崎さんが来て、その後からプロカメラマンがビデオ撮影に来ました。私はTV出演で9時過ぎから14時前まで現場を離れましたが、その間の観察は岡崎さんがこまめにやってくれました。
メスは2~3日前からみずぼらしい姿になっています。首周りの羽毛が抜け出しているみたいで、トヤ(羽替わり)かもしれません。毎日忙しくエサを運んでいるので痩せているのは目に見えていますが、更にトヤがプラスされていると判断します。サンコウチョウのオスも見てみたいです。尻尾の長い飾り羽は、もうそろそろ落ち始める時期だし・・・。
今日、新たに確認出来た事が一つ。それは雛が外に向けて糞を飛ばす事。プロカメラマンのビデオに、何度も写っていたとの事でした。サンコウチョウなどは、雛の糞を親が咥えて持ち去りますが、アカショウビンの雛は自らの力で、糞を巣穴から外へ飛ばすのです。巣の下は渓流です。岩に落ちない限り、流されて外敵には見つかり難いですよね。ミサゴなどが巣から外へと糞を飛ばすのと良く似ています。
今日は夜になるとどうなるか、暗くなるまで観察しました。雨雲が空を覆っているので暗くなるのが早い一日です。最後のエサは18時51分に与えました。親はキョロロローと小さく鳴いて、上流に向かって飛んでいったまま、巣の直近にある蔓には戻ってこなかったし、巣穴にも戻りませんでした。その一つ前のエサ与えは18時39分でした。この時の親も、キョロロローと小さく鳴いて、下流側へと飛び去りました。兎に角巣穴には入っていません。いつも留まる蔓は段々と見えなくなり、私から3~4mくらいの蔓が見づらくなったのが19時20分頃。雛が最後に鳴いたのは19時12分でした。巣の中は大きくなった雛で満杯状態になっている様子。だから巣の中に親は入らないのでしょう。
5時20分から19時30分まで観察したら870分、エサを運んだ回数は45回、平均のエサ運びは19分弱に1回となっています。雛が4羽居るとして、11匹のエサを食べている事になります。エサの種類としては、雨天が多いのでカエルが断然多く、後はトカゲ・ムカデ・ヤモリ・セミ・バッタ・ミミズ・サワガニなど、何か解らない硬い物も運んでいますが、写真を見ても判断がつきません。栄養たっぷりの食事ですね。
13日目 雷雨
2009年7月25日 土曜日 6時00分~17時00分 エサ運び32回(21分に1回)
朝からメンバー4人が揃います。雷雨だけど大切な観察を第一に、時間をみては撮影にチャレンジです。車を二台止めて車中から彼らの動きを見ています。私の車は何度も見ているので、こちらをチラッと見るだけで、通常の動きで忙しく飛び回っています。
オスの方は体力もあり、雨の中でも羽は濡れていませんが、メスの方はトヤが始まっているらしく、羽根に脂がないのでビッショリ濡れています。産卵して子育てで忙しいのに羽根が抜け落ち様としています。病気や体調不良でない事を祈るばかりです。
ガンバレ~~~
本当に自然は厳しいですよね。今日でエサを運びだして13日目ですが、これまで確認出来たエサの運搬回数は288回となっています。もちろん、私たちが確認していない時間や、確認できていない時にもエサを運んでいるので、288回という数字よりも、1.5倍は多いと推測しています。アカショウビンは生きている小動物や昆虫などを雛に与えているので、これだけの数の命を頂いて雛が育っているのです。
ここ数日はカエルの食事が多くなっています。雨続きでトカゲやムカデの動きが極端に少なくなっているのでしょう。今日はセミのヒグラシを2回持ってきました。硬い丸っこい物体は、手足をもぎ取られたサワガニの様に見えます。
朝一は雛たちの餌運び、その後1時間くらい運ばないので自分たちの食事、それからは雛たちの食事、更に自分たちの食事、この繰り返しをしている様な、エサの運搬と運搬しない時間が交互に訪れている感じです。
今日は終日雨で、森の中は薄暗くエサを捕るのに苦労していると思いますが、親たちのひたむきな子育てに圧倒されています。必死で子育てしているのが手に取る様に解るのです。今日は親が同時に来たのが2回ほどありました。あったら必ず鳴き合います。・・・凄い経験をさせて頂いていることに感謝。
お客さんは2人、昼から来て車の中から観察していただきました。
・・・BTがあがり、仲間にブースターケーブルで助けてもらいました。ありがとう。
14日目 雨
2009年7月26日 日曜日 5時50分~16時00分 エサ運び31回(20分に1回)
朝から雨が降っています。川は少し増水していますが、予報通りの天気なので、基地は修復していません。これで4日連続基地には入っていない事になります。基地内は増水した渓流の床上浸水が続いたまま。いつもの4人で観察です。
今日の出来事で一番だったのは、遂にヘビを運んできた事です。長さは50cmくらいで、蛇の真ん中を咥え二つ折にして②の枝に留まり、直ぐに蔓へと飛んでいきました。そこでヘビを咥えなおし、頭と胴を咥えて巣に飛んで雛に渡したのです。雛はそれを引っ張り込んで、食べてしまいました。いつもはピーピー鳴いたりするのですが、この時ばかりは皆でヘビを奪い合っているらしく、鳴き声が聞こえなくなったのが印象深い出来事でした。
この時間が9時55分過ぎで、その後も普段と変らないペースでエサを運び、昼からのペースダウンもいつもと変らない感じでした。15時前、巣の中の雛がペレットらしきものを、巣の入り口付近に4個ほど並べました。たぶん、消化したヘビの鱗や骨などだと推測します。雨続きでトカゲなどの食料が乏しい中、今回は最高のご馳走だったかもしれません。そのペレットらしき物体は、親が来た後に一つ減っている様にも見えます。運んでいったのかもしれません。4個=4羽の雛?
今日は親が一緒になったのは1回だけですが、2回目の動画撮影に成功です。出合った時には必ず鳴くのも同じです。雛の鳴き声が、キョキョキョとかピロロロ・・・と聞こえ始めました。親の声に近付いている感じです。
帰り支度の16時前、ケレッケレッ・・とヤマセミの声、少し下流の木に留まって水面を見たり、羽繕いをしたり・・・この渓流で初めて見るヤマセミのメスです。増水したので他の渓流からやってきたのかもしれませんが、写真に収めて動画にも収める事が出来、ラッキーな一日となって今日の観察を終了しました。
今日の昼前あたりから、巣から立ち去る親はしきりに巣を確認しています。自分が去った後に、巣穴から雛が顔を出しているか確認している様な仕草です。望遠レンズでは、雛が巣穴近くで動いているのが時々確認できます。巣穴から顔を出す事は一度もないのですが、巣立ちが近い事は親の仕草などでも判断できる様になっています。
15日目 曇り時々晴れ
2009年7月27日 月曜日 5時10分~16時00分 エサ運び24回(27分に1回)
朝早く目が覚めたので山へ直行です。5時10分に現地着。直ぐ後から朝見さんがやって来て、7時ごろには岡崎さんも到着です。
変った事は、巣の入り口に付着していた糞がなくなっていたこと、ペレットが壊れていた事です。雛たちの糞の仕方は巣穴から外に向けて軟らかい糞を飛ばします。その落下地点には渓流があるので、直ぐに流れ去る水洗トイレなのです。これで糞が溜ることなく、巣穴の中は清潔に保たれ、糞を頼りに外敵から狙われる事もないのです。
少し前に巣立ったサンコウチョウの雛の糞は固めで、親が雛の糞を尻から直接受け取り、それを運んで巣から遠い場所で捨てる様です。運び去るのは何度も見ますが何処で捨てるのかは見ていません。渓流の流れに捨てると聞いた事がありますが・・・
凄い知恵ですよね。サンコウチョウの硬い糞は運んでもらうため、アカショウビンの糞は飛ばすために軟らかく、小便みたいに流れるのです。赤い鳥が巣穴から小便みたいな糞をする。それが名前の由来になっていて赤小便?まさか・・・ですよね。
今日は親が一度だけ、蔓~巣~蔓~巣~蔓~巣~蔓~巣の上の枝と、交互に留まりました。雛に巣立ちを促しているのか?そんな素振りを朝の8時前に行ないました。それ以外は雛にエサを与えて去る時に、振り向いて巣穴を確認している事。これは昨日の昼前から顕著になった親たちの行動です。それとエサを運ぶ回数が減っています。雛たちの脂肪が減って、飛び立てる様にしているのでしょうね。
雛の方は大きな声で、キョキョキョと親のキョロロローに近い声で鳴く事も多くなってきました。岡崎さんが雛の排泄を二日粘って見事に撮影成功です。雛が巣穴の入り口で尻を外に向けて排泄している糞が、ばっちり流れ落ちながら写っています。雛の下腹はゴジュウカラの様に赤く染まっていました。良く育っています。
朝見さんは、滅多にお目にかからない、親のツーショットをバッチリ撮影です。それも50cmくらい離れて同じ蔓で向き合う形、一羽はエサを持って来た瞬間、一羽はエサをあげて戻る瞬間です。今日の私は動画でツーショット近いカットを2コマほど、コンパクトデジカメは制限が多く、思うようには撮れません。SX-1が以前と同じトラブルで動画専用機になってしまっているのです。
私の予想は7月29日か30日の巣立ちを見込んでいます。
綺麗で働き者のお母さん。最後はボロボロになったけど踏ん張ってくれました
16日目 巣立ち 曇りのち雨
2009年7月28日 火曜日 5時10分~18時15分 エサ運び18回 13時54分まで、
夜明け前から雛の声、ケケッとかキョキョとかピョピョ・ピーピーなどと元気一杯です。昨日と変らず、親はエサ運びに飛び回っています。私・朝見さん・岡崎さんで観察ですが、今日は北九州から釣り仲間が親子で観察に来てくれました。私の車から12時ごろまで観察し、写真も撮って満足気に山を後にしました。本日18回目のエサはモグラで初の哺乳類。一昨日の蛇と言い食べられるものは何でも頂く雛たちです。
次に運んだのは12時54分で、エサを与えた親鳥に続いてあっと言う間に一羽の雛が巣立ってしまいました。羽ばたく力は相当なもの、一気に下流へと30mは飛んで行って見失いました。プロカメラマンに一報を入れました。
次は13時54分にエサを持って来た親に続いて2羽目が①枝の下流側、続いて飛び出した3羽目は、巣の直近の蔓に留まり、その後2羽目と同じ枝に留まろうとしましたが失敗し、更に下流側へと飛び去りました。鳥見仲間にも一報しました。
4羽目の雛は、14時53分に親が来ないのに自力で巣立ちました。留まった所は③の枝の近くです。そこからB基地方面の杉の木立まで30m近くを一っ飛び。・・・今まで見て来た他の小鳥の雛たちの巣立ちとは、飛ぶ力や飛距離が相当に違っていました。
巣の中には未だ一羽が居ます。羽毛を抜いたり、羽ばたきの練習をしたり、主な仕事は巣の中の掃除をしているのです。巣の掃除は1羽目以外の雛はみんな行ないました。ペレットや、巣の底の方から骨や羽などを運んできて、足で後ろ掻きしながら巣の外へ出していくのです。アカショウビンは、巣の掃除を雛たちが巣立つ時に行なう習性がある様です。それで最後の雛は、15時前から18時15分まで、こまめに掃除をしていたのです。“発つ鳥後を濁さず”とはアカショウビンの雛にも言える事。凄い発見でした。アカショウビンは気に入った巣は次の年にも使う様ですが、雛がそれを準備しているのだから親孝行ですよね。
あと一つ、雛が巣立つ時には巣穴の外の風景を見てから巣立つものと思っていましたが、アカショウビンの雛は、頭を出した時点で巣立ってしまいます。4羽の雛の巣立ちを観察していましたが、たじろいだり躊躇する事は有りませんでした。初めて見る緑の森を前に一気の飛翔を行なったのは見事と言うしかありません。
感動の巣立ちに6人が立ち会いました。・・・でも1羽は残って掃除\(◎o◎)/!
お母さんを見守り、この日は巣立つわが子を遠くから見つめていたお父さん
17日目 雨のち曇り
2009年7月29日 水曜日 エサ運び1回
寝過ごしました。現地には6時10分ごろ到着しました。直ぐにピヨッピョッと雛の声がしました。すぐ下流から小さな声でキョロロローと親の声。巣に電気を当てて望遠レンズで様子を覗います。すぐ近くで、ヒヨドリの若が騒いでいます。でも、巣の中には雛の姿がない様です。5分後、鳥見仲間が二人で来たので一緒に観察です。
7時20分頃、昨日の巣立ち動画などを3人でチェックしていると鳥の気配。3人で確認するとオスのアカショウビンが蔓に留まりました。オスはクワガタを咥えて巣に飛んで行きます。でもエサを与えるべき雛が居ない事に気付きます。巣と蔓を合計3往復して中に雛が居ない事を確認したら、キョロロローと一声鳴いて、雛を探しながら下流側へと飛び去っていきました。最後の雛が巣立ったのは確かです。
ココからは推測ですが、この時間に親がエサを持ってくると言う事は、朝一番の5時過ぎにエサを与えているはずです。雛はその後に巣立ち、6時10分に私が聞いた雛の声と親の声は、私の車が止まった事に対する、親が雛に危険を知らせる言葉だと判断します。それから1時間が経過しており、親がエサを探している間に、雛は自力で何処かへと移動してしまったと推測されます。ヒヨドリの若が騒いでいたので、最悪の場合雛を見つけて攻撃していたかもしれません。
親と合流できたら安心なのですが、そうでない場合は確実に死んでしまうでしょう。いずれにしても、5羽目の雛が巣立った後の声は聞きました。父親が最後のエサを持ってきたのも確認し、ブレブレの写真も収める事が出来ました。少し遅れて朝見さんと岡崎さんがやってきました。本部基地・A基地・B基地の撤去と渓流沿いに流された、三脚・イス4脚・ヤカンなどを回収しました。後はこの森で再会出来るのか、出来ないのかは分かりませんが、来年の繁殖に期待してアカショウビンの観察を終了です。
6月20日の産卵確認から39日目間、アカショウビンは数々の生態を私たちに見せてくれました。①産卵の案内はオスが巣に入って導く・②産卵時間は約2時間・③その間オスは傍の枝に留まったまま、時々小さな声で鳴いてメスを気遣う・④抱卵は3時間前後の交替制。⑤交替合図は巣から20mくらい離れた所で一度は必ず鳴く・⑥雛が生まれ4~5日間くらいは、エサ運びが一羽、巣の中で雛の世話係りが一羽、午前と午後で役割分担の交替制?・⑦その後のエサ運びは2羽で行なう。⑧蔓に留まった親の頭は静止してぶれない。⑨雛は巣穴から糞を外に飛ばす。⑩巣立ち前の雛は巣の中の食べカスを掃除して外に出す。⑪雛は巣穴から頭を出したら直ぐに巣立ちする。など。
一羽目、7月28日12時55分に突然出て、30m以上下流へ飛んで行きました
二羽目、13時54分に出て、下流20mの左岸の木に留まります
三羽目の雛は続いて出た。巣の前にあるお立ち台の蔓に留まりました
四羽目、14時53分、③から左岸の杉の木立へと見えなくなりました
五羽目の雛は、7月29日早朝に単独で出て、父親がエサを咥えて探します
感動の数々感謝しています 2009年7月29日
アカショウビンの繁殖記録 生データはココから
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2009年7月28日大分で初となる、アカショウビンの繁殖が成功し、記録に収める事が出来ました。
6月20日の産卵確認から38日の快挙です。雛は全部で5羽が育っています。12時55分に最初の巣立ち、そして順次巣立ったのですが、最後の一羽だけが巣立っていません。18時15分まで確認したのですが、今日の巣立ちは4羽だけとなりました。
アカショウビンは数が少ないので、先ず見る事が出来ません。そのアカショウビンが大分の“県民の森”で繁殖に成功なのです。
とても嬉しく、目頭が熱くなりました。順調に育って南国へと旅立って欲しい。
アカショウビンの繁殖記録はこちらから
巣穴から覗いた最初の雛、このあと一気に飛び立ちました
3番目に出てきた雛、お立ち台に留まってくれました
お母さん、本当にご苦労様、献身的な子育てを拝見しました
お父さん、お産の立会いがお見事、アオゲラを追っ払った力もお見事
私の生涯の宝物、一緒に観察してくれた仲間達に感謝です。
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アカショウビンは数が少ないので、先ず見る事が出来ません。そのアカショウビンが大分の“県民の森”で繁殖に成功なのです。
とても嬉しく、目頭が熱くなりました。順調に育って南国へと旅立って欲しい。
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3番目に出てきた雛、お立ち台に留まってくれました
お母さん、本当にご苦労様、献身的な子育てを拝見しました
お父さん、お産の立会いがお見事、アオゲラを追っ払った力もお見事
私の生涯の宝物、一緒に観察してくれた仲間達に感謝です。
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今日も雨、これで3日連続の雨天でアカショウビンは大変でしょう。
雨天での観察は辛いけど、野生動物たちはそれ以上に辛いでしょうね。
小さな昆虫や小動物たちは、雨のため動く事が極端に少なくなっています。
よって、その様な生物を食べている鳥達の動きも悪いのです。
今日は、この渓流で初めてお目にかかるヤマセミ嬢に出会いました。
ヤマセミ嬢を見下ろしながら、写真や動画を撮りました。
彼女もまたエサが足りずに、この渓流まで足を運んだのかもしれません。
ダイビングはせずに、このあと上流へと飛び去りました。
アカショウビンの繁殖記録生データはココから
ヤマセミのアップはココから
いつまで続くのでしょうか?この長い梅雨。
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小さな昆虫や小動物たちは、雨のため動く事が極端に少なくなっています。
よって、その様な生物を食べている鳥達の動きも悪いのです。
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ヤマセミ嬢を見下ろしながら、写真や動画を撮りました。
彼女もまたエサが足りずに、この渓流まで足を運んだのかもしれません。
ダイビングはせずに、このあと上流へと飛び去りました。
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狙いの鳥はアカショウビン、ストーカーを続けて一ヶ月以上になりました。
時間があれば、最優先して山へと足を運んでいます。仲間はみんなデジ一で、私だけがコンデジでの撮影です。しかもそのコンデジは、ISOキーとフォーカス移動キーなどが故障中なので、思いのままのマニュアル撮影が困難な状況なのです。
特に、ISOキーは1600から動かなくなっています。このまま撮ると、ノイズがきつく、本当に荒い画像になってしまいます。実はサンコウチョウの写真を撮る時に、闇い樹間で証拠写真でも・・と思って設定してから動かなくなっているのです。
ISO感度を下げて撮るには、モード撮影の機能を使うしかありません。そうすると、連写モードを使えなくなったり、マニュアルフォーカスが使えなかったり、タイマー連写が出来なかったり・・・
更に7月になってからは、戻り梅雨でウジウジとした天気が続いており、シャッタースピードは上がらず、10分の1程度から20分の1程度の撮影が続いています。
昨日も今日も雷雨の中の鳥見です。少しくらいの雨には耐える基地での観察と撮影なので、通うことを止めないのですが、良い画像は一向に増えないままなのです。一緒に行っているセミプロの画像を見るたびに、 EOS 5D MarkⅡが欲しくなるこの頃、デジタル専用フォーサーズシステム対応の、ルミックスG1も機動力と将来性で魅力的だし・・・
長引く梅雨と同じ様にウジウジしています(^^♪
アカショウビンの繁殖記録生データはココから
写真は基地上流の溜りで狩りをする、カワセミの若いオスです。
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特に、ISOキーは1600から動かなくなっています。このまま撮ると、ノイズがきつく、本当に荒い画像になってしまいます。実はサンコウチョウの写真を撮る時に、闇い樹間で証拠写真でも・・と思って設定してから動かなくなっているのです。
ISO感度を下げて撮るには、モード撮影の機能を使うしかありません。そうすると、連写モードを使えなくなったり、マニュアルフォーカスが使えなかったり、タイマー連写が出来なかったり・・・
更に7月になってからは、戻り梅雨でウジウジとした天気が続いており、シャッタースピードは上がらず、10分の1程度から20分の1程度の撮影が続いています。
昨日も今日も雷雨の中の鳥見です。少しくらいの雨には耐える基地での観察と撮影なので、通うことを止めないのですが、良い画像は一向に増えないままなのです。一緒に行っているセミプロの画像を見るたびに、 EOS 5D MarkⅡが欲しくなるこの頃、デジタル専用フォーサーズシステム対応の、ルミックスG1も機動力と将来性で魅力的だし・・・
長引く梅雨と同じ様にウジウジしています(^^♪
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写真は基地上流の溜りで狩りをする、カワセミの若いオスです。
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いつもの渓流でアカショウビンを待っていたら、今日はカワセミの若いお嬢さんが静かにやってきました。
あわてて撮ったのでISO1600のままで、相当に明るく色が飛んでしまいました。
お客さんが多い一日でした。
アカショウビンの繁殖記録生データはココから
暑いので口を開けています。この後アブラハヤをゲットです
この場所の200mほど下流に、彼女の生まれた実家があります
可愛いお嬢さん、今年生まれの女の子です
ココを棲家にしている彼女のお父さん、13日に出会いました
今日は大変な一日になりました。この後福岡に行きます。
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この場所の200mほど下流に、彼女の生まれた実家があります
可愛いお嬢さん、今年生まれの女の子です
ココを棲家にしている彼女のお父さん、13日に出会いました
今日は大変な一日になりました。この後福岡に行きます。
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久し振りに近くで出会いました。この界隈を縄張りに持っていて、時々出会っています。今日はサンコウチョウの一家にも出会いました。雛は尻尾が長くなって、今はオオルリみたいな体形で、若と言う感じがしました。
・・・アカショウビン、何処へ行ったのでしょうか?鳴き声も聞きません。
アカショウビンの繁殖記録生データはココから
暑い夏が直ぐそこまで来ています。体調管理に気をつけましょう。
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サンコウチョウが巣立った次の日の今日、確認に行っていました。サンコウチョウは一家揃って谷川沿いで頑張っていました。昨日の巣立ち後の雛の行動はバラバラだったけど、今日は統率されていました。
直ぐ傍の道路ではチチチッチチチッ・・・と今年生まれのホオジロのオスが来ていました。その道路から木立の間を見ていると、今年生まれのオオルリのオスの若が通過していきました。
周辺で確認している今年生まれの若は、カラス・ヒヨドリ・メジロ・シジュウカラ・ヤマガラ・エナガたち、今回はサンコウチョウとホオジロとオオルリが仲間入り。
若い命があふれる県民の森。
ホオジロのオス若、そこへヤマガラの若も来たけどピンボケでボツ
この界隈で一番綺麗なオオルリの仔で、今年生まれのオスの若
たぶんこのオスが親です。この界隈で一番綺麗なヤツ
これはその下流のオスで、これも彼の子供かも?鳴き方が似ています
にぎやかな県民の森、生命の躍動を感じます(^^♪
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若い命があふれる県民の森。
ホオジロのオス若、そこへヤマガラの若も来たけどピンボケでボツ
この界隈で一番綺麗なオオルリの仔で、今年生まれのオスの若
たぶんこのオスが親です。この界隈で一番綺麗なヤツ
これはその下流のオスで、これも彼の子供かも?鳴き方が似ています
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朝6時過ぎに確認のため山に入りました。
巣には3羽?の雛が居ましたが、6時30分頃から7時過ぎにかけて、相次いで巣から出て行きました。昨日に一羽巣立って、今日は残りの3羽が巣立ったのです。
のあさんご夫妻と見守ってあげました。本当に感動的な場面に立ち会えて至福の時間です。昨日は一日雨だったものの、今日はからりと晴れの良い天気。遅れてきたHOKKEさんが赤飯を買ってきてくれました。もちろんみんなでお祝いです。
4羽の雛は昼過ぎの3時頃まで、巣から30~50mくらいまで移動しています。親が居ない時には、一切の動きは有りません。雛を見つけて待ち、親がエサを与える場面を撮りたくて、山へ分け入りました。
親は忙しくエサを探し回り、時には侵入者の私たちを監視に来ます。雛にピントを合わせたのが3回、でも全て親が近付くと雛が移動してしまい、上手く撮れません。
何はともあれ、巣立ち完了です(^^♪
・・・これからはアカショウビンの繁殖観察が主体になります。←(クリック)
抱卵中のサンコウチョウはここ
朝の6時過ぎ、雛たちは巣の縁に立つことが多くありました
左下、中央、そして右上は巣と雛です
15時前にも一羽の雛を見つけました。じっとしているから見つけ難い
動かずに疲れた?ので伸びを始めました
翼のストレッチは念入りにしていました
20分くらい居ましたが、この後親の元へ飛び去りました
お父さんの動きは軽快です。忙しさと嬉しさでしょうか?
いつもの羽繕い、一段落したのでしょう
大役を終えた巣、一ヶ月半の感動をありがとう
ささやかなお祝いです
元気に育って欲しい。明日から雛達に会えるチャンスは少ないでしょうね。
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のあさんご夫妻と見守ってあげました。本当に感動的な場面に立ち会えて至福の時間です。昨日は一日雨だったものの、今日はからりと晴れの良い天気。遅れてきたHOKKEさんが赤飯を買ってきてくれました。もちろんみんなでお祝いです。
4羽の雛は昼過ぎの3時頃まで、巣から30~50mくらいまで移動しています。親が居ない時には、一切の動きは有りません。雛を見つけて待ち、親がエサを与える場面を撮りたくて、山へ分け入りました。
親は忙しくエサを探し回り、時には侵入者の私たちを監視に来ます。雛にピントを合わせたのが3回、でも全て親が近付くと雛が移動してしまい、上手く撮れません。
何はともあれ、巣立ち完了です(^^♪
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抱卵中のサンコウチョウはここ
朝の6時過ぎ、雛たちは巣の縁に立つことが多くありました
左下、中央、そして右上は巣と雛です
15時前にも一羽の雛を見つけました。じっとしているから見つけ難い
動かずに疲れた?ので伸びを始めました
翼のストレッチは念入りにしていました
20分くらい居ましたが、この後親の元へ飛び去りました
お父さんの動きは軽快です。忙しさと嬉しさでしょうか?
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大役を終えた巣、一ヶ月半の感動をありがとう
ささやかなお祝いです
元気に育って欲しい。明日から雛達に会えるチャンスは少ないでしょうね。
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