磯釣りメインの釣師、池永祐二。これまで200種以上のお魚さん達と出会っています。東九州の磯釣りメッカ大分から釣りと自然を紹介しています。 初めての人は右の【まとめて見ると楽しい】から見たい項目(釣り・テクニック・魚・鳥・植物)などをどうぞ。
綺麗なオスのルリビタキを餌付ける作業は、レストランを作ってミルワームを置く事ですが、この場所にはライバルのメスと、強敵のジョウビタキもやってきます。
そこで今回は新しいレストランを近くに作って、その場所には他の小鳥が行かない様に調整していると、オスのルリビタキが新しいレストランを見つけてエサを食べました。
一度はメスを追い払ったので、この場所のメスより強いのですが、4回目のエサを取りに来た時、気になっていたジョウビタキのオスから追われてしまいました。
ジョウビタキは、自分が最初に見つけたレストランのエサを独占すべく、近くに来たルリビタキを執拗に追い回すのです。餌付けを出来る場所は限られているので、新しいレストランは、ジョウビタキのレストランから3mくらい離れた場所にあるのが問題なのです。
他にエサに付いているのは最強のシロハラらしく、近くに来ては私を見て逃げ去ります。レストランをオープンにしたまま人が居なくなると、強い小鳥が独占してしまうので、私が立ち去る時にはレストランを閉店してしまいます。
明日は山へは行きませんが、明後日レストランに来てくれたら、ジョウビタキがルリビタキを追い回さない程度まで、レストランを離す作業に取り掛かります。上手くいけば、撮影のチャンスは今週末と来週末の2チャンス、3月末は北国に旅立っているからです。
メスのルリビタキ。エサに付きましたがオスとジョウビタキに追われます
綺麗なオスのルリビタキ、3年生か4年生だと思います
レストランへようこそ。旅立つ前の体力を付けてください
簡易的にお立ち台を用意したら直ぐに使ってくれました
一応予定通りの結果が出つつあります。
一つからでも購入OK ! スマホケース・iPhone
そこで今回は新しいレストランを近くに作って、その場所には他の小鳥が行かない様に調整していると、オスのルリビタキが新しいレストランを見つけてエサを食べました。
一度はメスを追い払ったので、この場所のメスより強いのですが、4回目のエサを取りに来た時、気になっていたジョウビタキのオスから追われてしまいました。
ジョウビタキは、自分が最初に見つけたレストランのエサを独占すべく、近くに来たルリビタキを執拗に追い回すのです。餌付けを出来る場所は限られているので、新しいレストランは、ジョウビタキのレストランから3mくらい離れた場所にあるのが問題なのです。
他にエサに付いているのは最強のシロハラらしく、近くに来ては私を見て逃げ去ります。レストランをオープンにしたまま人が居なくなると、強い小鳥が独占してしまうので、私が立ち去る時にはレストランを閉店してしまいます。
明日は山へは行きませんが、明後日レストランに来てくれたら、ジョウビタキがルリビタキを追い回さない程度まで、レストランを離す作業に取り掛かります。上手くいけば、撮影のチャンスは今週末と来週末の2チャンス、3月末は北国に旅立っているからです。
メスのルリビタキ。エサに付きましたがオスとジョウビタキに追われます
綺麗なオスのルリビタキ、3年生か4年生だと思います
レストランへようこそ。旅立つ前の体力を付けてください
簡易的にお立ち台を用意したら直ぐに使ってくれました
一応予定通りの結果が出つつあります。
一つからでも購入OK ! スマホケース・iPhone
ルリビタキのオスとメスが出ているハゼの木の下。
レストランを作ってあげて、ミルワームを置いて待っていたら・・・
綺麗なオスのルリビタキがやってきたものの、後3~4mという所で飛び去りました。
次に来たのはジョウビタキの綺麗なオス、地面を跳ねながらレストランへ一直線。
ミルワームを見つけて食べてくれました。後は20分おきに来てくれます。
ジョウビタキはルリビタキより強いので、餌場を独占されるかもしれません。
次はシロハラの登場ですが、写真を撮って追い払いました。
いずれ餌場に居付くことは間違いないのですが、ルリビタキ優先・・という事で。
レストランのミルワームを、目ざとく見つけたジョウビタキ
彼は何度も来はじめました。
シロハラは大きく強いので、歓迎できません
レストランに気付かなかったルリビタキのオス
餌付けはもう少し挑戦してみます。
一つからでも購入OK ! スマホケース・iPhone
レストランを作ってあげて、ミルワームを置いて待っていたら・・・
綺麗なオスのルリビタキがやってきたものの、後3~4mという所で飛び去りました。
次に来たのはジョウビタキの綺麗なオス、地面を跳ねながらレストランへ一直線。
ミルワームを見つけて食べてくれました。後は20分おきに来てくれます。
ジョウビタキはルリビタキより強いので、餌場を独占されるかもしれません。
次はシロハラの登場ですが、写真を撮って追い払いました。
いずれ餌場に居付くことは間違いないのですが、ルリビタキ優先・・という事で。
レストランのミルワームを、目ざとく見つけたジョウビタキ
彼は何度も来はじめました。
シロハラは大きく強いので、歓迎できません
レストランに気付かなかったルリビタキのオス
餌付けはもう少し挑戦してみます。
一つからでも購入OK ! スマホケース・iPhone
メジロは花の蜜を吸うのが大好きです。ウメ・モモ・サクラ・アセビ・サザンカ・ツバキなどなど。でも私は、自然の薮椿の蜜を吸うメジロを写すのが好きです。
この椿は、今朝開いたばかりの花だったので、メジロが止まった爪痕は花弁にありませんでした。よって花弁が綺麗で蜜もたっぷりの花です。
2時間ほど待った時、ルリビタキの綺麗なオスが近くにやってきたので撮影しているとメジロの鳴き声。メジロの動きを気にしつつルリビタキを追っていると・・・
狙いの椿にメジロが止まりました。開花して最初に吸う蜜はたっぷりです。メジロは3回に分けて10秒近く蜜を吸ったので、余裕で椿メジロも撮影に成功しました。
大分の県の鳥メジロ、子供の頃から大好きな小鳥です
蜜を求めて花から花へ・・・桜の花が終わるまで顔は花粉だらけ
舌を起用に使って蜜を舐めるのがメジロ流
花粉症にならないのが私と同じ
明るい場所で撮影すると、もっと良くなるのですが・・・
一つからでも購入OK ! スマホケース・iPhone
この椿は、今朝開いたばかりの花だったので、メジロが止まった爪痕は花弁にありませんでした。よって花弁が綺麗で蜜もたっぷりの花です。
2時間ほど待った時、ルリビタキの綺麗なオスが近くにやってきたので撮影しているとメジロの鳴き声。メジロの動きを気にしつつルリビタキを追っていると・・・
狙いの椿にメジロが止まりました。開花して最初に吸う蜜はたっぷりです。メジロは3回に分けて10秒近く蜜を吸ったので、余裕で椿メジロも撮影に成功しました。
大分の県の鳥メジロ、子供の頃から大好きな小鳥です
蜜を求めて花から花へ・・・桜の花が終わるまで顔は花粉だらけ
舌を起用に使って蜜を舐めるのがメジロ流
花粉症にならないのが私と同じ
明るい場所で撮影すると、もっと良くなるのですが・・・
一つからでも購入OK ! スマホケース・iPhone
今冬、3月6日までハゼの木に来ていたルリビタキ。実が無くなってしまった現在は、木の下に落ちている実を拾っていると推測しますが、そこは藪で簡単には写せません。
同じ様な状況だとしたら、他にも一ヶ所撮影ポイントがあります。その場所は椿メジロも写せるので久し振りに行ってみる事に・・・
待つこと一時間、やってきたのはメスのルリビタキ。少々がっかりしながら一応撮影です。更に一時間、今度は綺麗なオスが来てくれました。すると椿メジロも登場です。
一緒に来るとカメラを向けるのが大変です。狙いの椿にメジロが止まるまではルリビタキを追い、メジロが椿に止まった瞬間からはメジロの撮影です。
一応両方とも撮影成功です。
ルリビタキのオスは非常に綺麗なので、餌付けに挑戦します。今期、綺麗なルリビタキを存分に撮ることが出来なかった仲間に撮らせてあげたいです。
最初に来たのはメス、直ぐにヒタキと判断しました
ハゼの実が落ちている辺りに舞い降りて探していました
綺麗なオスです。メスと同じ場所でエサを探していました
今回は綺麗に撮れませんでしたが、次は大丈夫でしょう
ルリビタキは3月20日以降で旅立つので、最後の短期決戦になります。
一つからでも購入OK ! スマホケース・iPhone
同じ様な状況だとしたら、他にも一ヶ所撮影ポイントがあります。その場所は椿メジロも写せるので久し振りに行ってみる事に・・・
待つこと一時間、やってきたのはメスのルリビタキ。少々がっかりしながら一応撮影です。更に一時間、今度は綺麗なオスが来てくれました。すると椿メジロも登場です。
一緒に来るとカメラを向けるのが大変です。狙いの椿にメジロが止まるまではルリビタキを追い、メジロが椿に止まった瞬間からはメジロの撮影です。
一応両方とも撮影成功です。
ルリビタキのオスは非常に綺麗なので、餌付けに挑戦します。今期、綺麗なルリビタキを存分に撮ることが出来なかった仲間に撮らせてあげたいです。
最初に来たのはメス、直ぐにヒタキと判断しました
ハゼの実が落ちている辺りに舞い降りて探していました
綺麗なオスです。メスと同じ場所でエサを探していました
今回は綺麗に撮れませんでしたが、次は大丈夫でしょう
ルリビタキは3月20日以降で旅立つので、最後の短期決戦になります。
一つからでも購入OK ! スマホケース・iPhone
大分県、県民の森のヤマガラハウス。昨日は千葉からのお客さんが来ていて、ヤマガラの手乗りを体験してくれました。終わってからは鳥見や野鳥撮影をしていました。
私は車の中で、案内役の田中さんと談笑していると、正面の小屋側から猛スピードで飛んできた二羽の小鳥。一羽は車をかすめて飛び去りましたが、並んで飛んでいた一羽はフロントガラスに激突してしまいました。
車から降りて後ろを確認すると、ミヤマホオジロのオスが落ちて虫の息。なんとか心臓は動いていたものの、約10分後に掌の中で息を引き取りました。
この場所ではハイタカが小鳥たちを狙っており、小鳥たちは常に周囲を確認しながら飛翔を繰り返しています。よって一瞬の脇見が激突の一因かもしれません。
今一つ、私がこの場所に車を止めるのは週に5回くらいで、一回の停車時間は2時間程度。それ以外は、ほとんど障害物のない生活を彼らは繰り返しています。いつもの飛翔コースで障害物がないとの認識から、油断があったのも一因かもしれません。
小鳥の餌付けを始めて5年位になりますが、残念な出来事でした。
この後、葬ってあげました
彼が激突したフロントガラスに羽毛
3週連続で金曜日は晴れの良い天気。でも撮影などが出来ない日で悔しいです。
一つからでも購入OK ! スマホケース・iPhone
私は車の中で、案内役の田中さんと談笑していると、正面の小屋側から猛スピードで飛んできた二羽の小鳥。一羽は車をかすめて飛び去りましたが、並んで飛んでいた一羽はフロントガラスに激突してしまいました。
車から降りて後ろを確認すると、ミヤマホオジロのオスが落ちて虫の息。なんとか心臓は動いていたものの、約10分後に掌の中で息を引き取りました。
この場所ではハイタカが小鳥たちを狙っており、小鳥たちは常に周囲を確認しながら飛翔を繰り返しています。よって一瞬の脇見が激突の一因かもしれません。
今一つ、私がこの場所に車を止めるのは週に5回くらいで、一回の停車時間は2時間程度。それ以外は、ほとんど障害物のない生活を彼らは繰り返しています。いつもの飛翔コースで障害物がないとの認識から、油断があったのも一因かもしれません。
小鳥の餌付けを始めて5年位になりますが、残念な出来事でした。
この後、葬ってあげました
彼が激突したフロントガラスに羽毛
3週連続で金曜日は晴れの良い天気。でも撮影などが出来ない日で悔しいです。
一つからでも購入OK ! スマホケース・iPhone
大分市内のユキワリイチゲ。
3月3日の晴天の午後に見ると、10本近く花が咲いていました。
今日は一日中雲っていたので、13時30分頃に行きましたが・・・
冬型の気圧配置で寒いのと、お日様が当たらないので花は開いていません。
花芽は相当に着いているので、天気の良い日には見事な花が見られます。
来週一杯が見頃になるはずです。
3月8日に写したのユキワリイチゲはこちら
私の春の楽しみは、ユキワリイチゲから・・・
一つからでも購入OK ! スマホケース・iPhone
3月3日の晴天の午後に見ると、10本近く花が咲いていました。
今日は一日中雲っていたので、13時30分頃に行きましたが・・・
冬型の気圧配置で寒いのと、お日様が当たらないので花は開いていません。
花芽は相当に着いているので、天気の良い日には見事な花が見られます。
来週一杯が見頃になるはずです。
3月8日に写したのユキワリイチゲはこちら
私の春の楽しみは、ユキワリイチゲから・・・
一つからでも購入OK ! スマホケース・iPhone
昨日は懸案?だった、確定申告を提出して一段落。
還暦祝いのホテル側との打ち合わせも滞りなく終わって・・・
代表幹事のまっさんには一人で色々と動いてもらい感謝で一杯。
今日は"つり太郎”に行って、無理なお願いをしてきました。
予想はしていた様で、本の発刊準備に次いで今回のお願いも快諾・・。
自分でやらなければならない事も、手分けすると捗ります。
他には、花屋でもう一つのお祝い品の相談、更に入学祝い品の発注。
などなど、雨の止んだ一日は瞬く間に終了しました。
もうすぐ咲きそうなカンヒサクラとミヤマホオジロ
力強い協力者がいるのが嬉しいです。みなさん本当にありがとうございます。
一つからでも購入OK ! スマホケース・iPhone
還暦祝いのホテル側との打ち合わせも滞りなく終わって・・・
代表幹事のまっさんには一人で色々と動いてもらい感謝で一杯。
今日は"つり太郎”に行って、無理なお願いをしてきました。
予想はしていた様で、本の発刊準備に次いで今回のお願いも快諾・・。
自分でやらなければならない事も、手分けすると捗ります。
他には、花屋でもう一つのお祝い品の相談、更に入学祝い品の発注。
などなど、雨の止んだ一日は瞬く間に終了しました。
もうすぐ咲きそうなカンヒサクラとミヤマホオジロ
力強い協力者がいるのが嬉しいです。みなさん本当にありがとうございます。
一つからでも購入OK ! スマホケース・iPhone
打ち合わせやもろもろの雑用などで、慌ただしい一日でした。
明日の天気予報は雨のち晴れ。
気圧配置は南岸低気圧型で、寒気が入ると太平洋側でも雪に・・。
この気圧配置は2月で4~5回と多く、3月に入っても続いています。
もうそろそろ日本海型低気圧が来ないと、春にはなりません。
小笠原暖気団が弱すぎるのか?
はたまたシベリア寒気団の勢力が強すぎるのか?
それともジェット気流が南寄りなのか?
特定外来種のソウシチョウ(朝鮮メジロ)
漂鳥(大分では冬鳥)のルリビタキのオス
午前中の雨が恨めしいです。
一つからでも購入OK ! スマホケース・iPhone
明日の天気予報は雨のち晴れ。
気圧配置は南岸低気圧型で、寒気が入ると太平洋側でも雪に・・。
この気圧配置は2月で4~5回と多く、3月に入っても続いています。
もうそろそろ日本海型低気圧が来ないと、春にはなりません。
小笠原暖気団が弱すぎるのか?
はたまたシベリア寒気団の勢力が強すぎるのか?
それともジェット気流が南寄りなのか?
特定外来種のソウシチョウ(朝鮮メジロ)
漂鳥(大分では冬鳥)のルリビタキのオス
午前中の雨が恨めしいです。
一つからでも購入OK ! スマホケース・iPhone
以前から撮りたかった飛翔写真。
天気図は高気圧が少し北に偏り、等圧線は比較的混んでいます。
晴れの天気で風が強ければ、遠くの高崎山は空気が澄んで良く見えます。
この様な天気に巡り合うのは、10日に1~2回程度。
2時間ほどシャッターを切ったら、1500枚を超えていました。
シジュウカラ
ゴジュウカラ
ヤマガラ
ヤマガラ
・・・もっと良い写真を撮りたいです。
一つからでも購入OK ! スマホケース・iPhone
天気図は高気圧が少し北に偏り、等圧線は比較的混んでいます。
晴れの天気で風が強ければ、遠くの高崎山は空気が澄んで良く見えます。
この様な天気に巡り合うのは、10日に1~2回程度。
2時間ほどシャッターを切ったら、1500枚を超えていました。
シジュウカラ
ゴジュウカラ
ヤマガラ
ヤマガラ
・・・もっと良い写真を撮りたいです。
一つからでも購入OK ! スマホケース・iPhone
昨日から南岸低気圧の影響で雨が落ちていました。
この低気圧が九州南岸を通過すると、風は北東~北~北西へと変化します。大分南部の海は東寄りの風で波が立ち、東向きの磯は危険になります。なおかつ北から北西風が吹き始めると、北西向きの磯は波はないものの正面からの風で釣り難くなります。
この様な状況だったので、全員が集まって渡船を使う大会を変更し、各自で渡船を使ったり地磯などを使う、分散型の大会へと変更した結果、10名もの会員がシーズンオフのグレを引き出して、悠々と検量に持ち込んできました。
8名が九州地区大会への切符を手に入れて、2名の補欠も決定しました。
私は九州地区大会の予定日が殺生できない日なので、大分県支部の予選を通過しても九州地区大会に参加できないので、一人で十勝丸の筏へチヌ・マダイ狙いでゆっくりと釣行。5時間の竿出しを終えて見事にボーズとなりました。
十勝丸の沖筏は伝馬船で1500円。強風の今回は小屋の中からの竿出し
ウキが綺麗に消し込んだのは2回で魚はウミタナゴ
今回の参加者たちで記念撮影です
蒲江のチヌやマダイは少しずつ動き始めています。これから大型のチャンスです。
一つからでも購入OK ! スマホケース・iPhone
この低気圧が九州南岸を通過すると、風は北東~北~北西へと変化します。大分南部の海は東寄りの風で波が立ち、東向きの磯は危険になります。なおかつ北から北西風が吹き始めると、北西向きの磯は波はないものの正面からの風で釣り難くなります。
この様な状況だったので、全員が集まって渡船を使う大会を変更し、各自で渡船を使ったり地磯などを使う、分散型の大会へと変更した結果、10名もの会員がシーズンオフのグレを引き出して、悠々と検量に持ち込んできました。
8名が九州地区大会への切符を手に入れて、2名の補欠も決定しました。
私は九州地区大会の予定日が殺生できない日なので、大分県支部の予選を通過しても九州地区大会に参加できないので、一人で十勝丸の筏へチヌ・マダイ狙いでゆっくりと釣行。5時間の竿出しを終えて見事にボーズとなりました。
十勝丸の沖筏は伝馬船で1500円。強風の今回は小屋の中からの竿出し
ウキが綺麗に消し込んだのは2回で魚はウミタナゴ
今回の参加者たちで記念撮影です
蒲江のチヌやマダイは少しずつ動き始めています。これから大型のチャンスです。
一つからでも購入OK ! スマホケース・iPhone
大分におけるカンダイの釣期
12月~5月の海水温の低い時期です。一番の理由はエサ取り魚が比較的少ない事。次の理由は1~4月の岸壁や防波堤は釣魚が少なく、釣り人が少ない事。特に2~3月は低水温により釣りものが極端に少ないからです。
2月はグレが釣れなくなる月で、3月はチヌが釣れ始める時期なので、グレやチヌを狙ってボウズになることもしばしば、その時期にカンダイを狙うと、ボウズになるリスクが避けられ、強引なファイトを楽しむことが出来ます。
それと、カンダイ釣りのマキエは大目に撒くと効果があります。マキエを打つ量の目安は、グレよりオナガ、オナガよりチヌ、チヌよりカンダイ・・・と撒く量が増えると考えれば分かりやすいでしょう。
その様な考え方で冬を中心に釣りをするので、マキエの量は他の時期に比べると比較的少なくて済むから、カンダイ狙いは冬なのです。
ちなみに取材で7月に新日鉄の赤灯台で釣った事もありますが、おびただしい数のスズメダイとアジゴに囲まれて、一匹釣るのが精いっぱいでした。
食としては、寒い時期の大型カンダイは、煮付にすると非常に美味しく、その味はクエの煮付と肩を並べるほどの美味しさ。他にはカルパッチョ・フライなども美味しく頂けます。これらの要因が冬季にカンダイを狙う理由にもなっているのです。
釣り座選び
ガチンコ勝負のフカセカンダイ釣りは、足場の安全確保、特に後方側に2~3mのフラットな足場が広がっていることが重要です。この様な場所でない限り、カンダイと真っ向からのガチンコ勝負はやらない方が良いでしょう。
岸壁などで釣る場合は車の傍は危ないです。同じ意味で、釣り座の後方1~2mには釣り道具類やタモなどは置かないこと。糸が切れてひっくり返った時に、自分が怪我をしたり、大切な道具類が壊れる可能性もあるからです。
防波堤の犬走りの上でのガチンコ勝負は避けるべき。消波ブロック(テトラポット)の上からはフカセカンダイ釣りをやってはいけません。
これらは思いっきりカンダイと力勝負をして、糸が切れた場合に反動で後方へ人間が吹っ飛んでしまい、自分では全くコントロール出来ないからです。
切れて吹っ飛び怪我をしたり、最悪の場合命を落したりしないことが釣り座選びの重要なポイントです。切れた時の安全確保が出来ない釣り座は、おのずからヤリトリの釣りになり、バラシのリスクが上がってしまうと認識して下さい。
釣り座で一番に行う事(マキエ・道具の準備)
マキエと仕掛け作りを交互に行います。釣り座を決めて一番に行うことはマキエを撒くことです。カンダイはグレやチヌの様に沢山生息している訳ではありません。通常は1匹のオスと数匹のメスが近くにいるくらいで、場所にもよりますが、20~30mに1匹~2匹住んでいる程度です。
そんな魚を狙うので、岸壁や防波堤であれば、左右50m位の広範囲に薄く広く一回目のマキエを撒きましょう。その後仕掛け作りに入りますが、竿にリールをセットして道糸を通しシモリ玉からウキを通してストッパーを取り付けた頃に、再び最初と同じ位置に同じ量のマキエを打つのです。
次にハリスと道糸を繋いで、竿を伸ばします。最後にハリを結んで仕掛けの完成です。仕掛けが出来た時点で3度目のマキエを打ちますが、今度は左右30m範囲に少し絞り込んでマキエを打ちます。
この頃から沖へのマキエはしなくても構いません。防波堤や岸壁の近くだけのマキエとなります。次に行うのが道糸とハリスの巻き癖を除く事と、タナを測る事です。
釣り始める前の仕事(巻き癖取り・ドラグ調整・マキエ)
3度目のマキエを撒いたら、ハリスと道糸の巻き癖を取る作業に入ります。糸を出して一ヒロずつ手で糸をしごいて巻き癖を取る方法と、ハリを重量物(バッカンなど)のワッカに引っ掛けて、水深プラス海面からリールのスプールまでの糸を出して、思いっきり竿を曲げる方法があります。
私は後者の方法で巻き癖を取っていますが。この方法は同時にドラグの調整も行えるので重宝しています。
ドラグ調整の目的は、通常の釣りであればハリスをかばう事が主目的ですが、ガチンコ勝負のドラグ調整の目的は違います。フルドラグで引っ張り合い、自分が海に引き込まれない事と、大切なリールや竿を魚に持って行かれないためのものなのです。
ドラグ調整は、自分の体重を竿に乗せて思いっきり引っ張った時に、ジッと糸が10㎝程度出れば良いでしょう。
これでカンダイと勝負した場合、簡単に糸を引き出して行くので、アタリが有ってアワセを入れる時には、片方の手でリールを保持して(ハンドドラグ)思いっきり強くアワセを入れるのです。
直後に凄まじい引きが襲ってきますが、危ないと判断した場合に限り、ハンドドラグを離すとミチイトガ出るので、自分が引き込まれたり道具を持って行かれることもないのです。
釣り始める前の仕事(タナ取り・マキエ)
ドラグ調整が終わったら4回目のマキエを撒きます。4回目のマキエの範囲は3回のマキエの範囲より更に縮めて左右10m位、防波堤や岸壁沿いだけのマキエに絞ります。
マキエが終わってからタナ取りを行いましょう。タナを取る場所は釣り座の左右10mくらいの範囲ですが、基本は潮下側です。岸壁から30㎝~1m位の場所を5~6ヵ所くらいは念入りに行い、浅い場所や深い場所などを頭に叩き込みます。
タナ取りが終わったら、設定したタナの位置(ウキ止めの位置)が、ハリからどのくらいの位置にあるか竿を使って覚えます。簡単な方法はウキ止めの位置をリールのスプールから出た位置にした状態で、ハリが竿のどの位置にくるのかチェックするのです。
仮に設定したタナが12m位であれば、竿先から伸びた道糸は、リールのハンドルの位置で再び穂先側へ折り返す様になり、竿の半分よりも上のガイドにハリが来るはずです。
この位置を覚えることと、その時の潮位の高さを確認していると、ウキ止め糸がズレたりハリスが切れて交換しても、ある程度のタナは掌握することが出来るのです。
カンダイ釣りは力勝負の釣りなので、魚が掛った後のウキ止め位置は必ず確認し、なおかつ再度のタナ取りなどをこまめに行うことで、カンダイとの距離は縮まってくるのです。4回目と同じ様に、5回目のマキエを打って釣り始める前のマキエは終了します。
いよいよ釣り開始
ここまでの作業に時間をかけて行えば、30分以上は時間が経過するはずです。カンダイはこの時間内でも寄っている事もありますが、1~2匹程度だと心得て下さい。
直ぐに釣り始めても構いませんが、私はこの後もゆっくりと道具類の片づけや写真撮影などをしながら、薄めにマキエを打ち続けます。
最初の一投を、マキエを始めて1時間くらい経ってから始めると、一投目~三投目くらいで喰って来ることが多いので、釣り始めから緊張します。
一回目のマキエを打つ投入点は、岸壁から50㎝位先で1m位の範囲に並べて3杯、更に岸壁から1m位沖の1m範囲に並べて3杯、合計6杯をワンセットで撒きます。
二回目のマキエは20秒くらい経ってから、最初のマキエが流れた場所の上に同じ様に打ちます。更に三回目のマキエを20秒後に打ちます。流れて沈んで行く二回目のマキエの上で、撒き方は最初のマキエを同じ様に打ちます。
更に20秒後、四回目のマキエを打ちます。三回目のマキエが流れ沈んで行く上に、同じ様に6杯のマキエを打ちます。その20秒後、トータル1分20秒後に仕掛けを入れます。
サシエを置く位置は四回目のマキエが流れ沈んでいく上のセンターで、岸壁から30㎝~50㎝のピンポイント。この投入方法だと、タナを10m位にセットしていると仮定すると、一回目のマキエが7~8m位沈んだ時に、サシエが追いつくくらいの感じで沈んでいきます。
ウキがなじんで30秒位経ったら1mくらい仕掛けを引き上げてサソイを入れましょう。更に30秒ほど経ったら二回目のサソイを同じ様に入れます。その後30秒ほど経って三回目のサソイを入れます。
更に30秒ほど経つと、四回目に撒いたマキエとの同調が終わる頃なので、仕掛けを回収するのが一流しの工程です。
散歩釣法
カンダイ釣りはガチンコ勝負。この勝負を有効にする一つの方法として、流れて行くウキと一緒に釣り人も動いて付いて行く事。
これをやらず、流れるウキに対して道糸を送り出して行く方法だと、カンダイとガチンコ勝負をした場合、カンダイが自分の方へ走った時には根に張り付かれるリスクが非常に高くなるのです。
よって、道糸を送り出す釣りは極力しないで下さい。穂先とウキの距離を一定に保って、流れるウキに釣り人が付いて行く釣法が、カンダイを仕留める有効な方法です。これを散歩釣法と呼んでいます。
際からウキを離さない
際を釣ると浮いて来るカンダイもターゲットになるので、カンダイ狙いの釣り人には際を狙う様に指導しています。この方法でマキエと同調してサシエが沈んでいくと、カンダイが浮いて来る時には高い確率で喰う事が多いのです。
でも岸壁の際は、船の引き波や風波の返し波が発生するのも事実で、ウキが際から離れようと動くのです。これを放っていると、先ずはウキが沖側へ出て、それにつられてウキから下の道糸も沖側へ出て行き、最終的にはサシエも沖側へ出てしまいます。
こうなるとサシエを際に戻す事は困難になってしまいます。よって、竿の操作としては常に道糸を際へ引っ張る事を意識しなければなりません。
でもそれに気を取られていると、カンダイが当たって来たときに、合せる暇もなく竿先を引き込まれてしまうので、ハリスを切られたりハリ外れの原因にもなってっしまいます。ウキを際に引き留めておく操作も重要ですが、不意のアタリにも備える事がとても重要です。
間合いの取り方
間合いとは、一つ目はウキと穂先の位置関係。簡単に説明するとウキの上部に穂先が有ることが望ましい。この意味は、カンダイを掛けた時に、常に自分がカンダイの直ぐ傍で上から引っ張る状態を保つ第一歩と心得て下さい。
もう一つの間合いは、穂先からウキまでの道糸の長さで、2~3m位が望ましい長さです。ただしこの長さは、ウキを際に引きつけたりする作業で短くなる事が多いので、その時間を極力短くするのが最良の方法。
2~3mの長さはウキが沈んでアワセの体制を取って合わせるまでの数秒間、穂先までカンダイの引きが伝わらない長さと思ってください。
竿が曲がってからアワセを入れるのと、竿が曲がっていない状態でアワセを入れるのとでは、後者の方が断然ハリが深く刺さり、ハリ外れやハリが伸びるリスクは減ってくれるのです。
合わせ方
アワセの第一歩は竿尻を股関節にあてがう事。そこから思いっきり強くアワセを入れます。アワセの位置は竿の4番を使います。間違っても穂先でアワセてはいけません。
小磯15号などのハリはグレバリやチヌバリと違って太いく、その太いハリを魚の口に掛けなければならず、腕でアワセたり穂先でアワセても、がっちりとは掛らないからです。竿の4番を使ってのアワセは、イシダイ釣りの引き抜きアワセに似ています。
掛ったら
とにかく耐えて巻くことに意識を集中。カンダイの横走りには自分も付いて走ります。ハンドドラグは危ないと思った場合を除き、手を離さない。
リールを巻く手は、ハンドルとリールのボディを交互に移動するリールさばきが必要です。力対力のガチンコ勝負には弱気は一切禁物です。
竿の使い方
竿を立てる必要なし、竿の2番まで海中に引き込まれても糸は出しません。少しでも竿を引っ張ることが出来たらリールを一回転だけでも巻き取ります。
魚の引きは竿の4番から5番の、手元に乗せたままで勝負する方が獲れる確率は上がります。よって竿は水平から下側を向いたまま、巻ける時に巻くことを3~4回ほど繰り返したら、獲れる確率は50パーセントくらいまでアップします。
根に入ったら
カンダイが根に付いたらビクとも動かなくなります。グレ釣りならば竿の曲りをなくし、穂先に少しだけテンションを掛けて待つとグレから泳ぎ始めるのですが・・・。この方法はカンダイには通用しません。
カンダイの時には竿を思いっきり曲げて絞り込んで、その力をカンダイに与え続けるのです。この時の方法は先ず座り込みます。そして足の裏に竿尻をあてがって竿を曲げると強い力をカンダイに与え続ける事が出来るのです。
ネット動画で、女性日本一のカンダイを仕留めたあかねちゃんのテクニックは、15分間この方法を採ってカンダイが根から外れたので取り込めたのです。ちなみに、竿尻を腹に当てて竿を曲げても、腹が痛いので強い力を掛け続ける事は不可能です。
取込み方法
タモは直径45㎝~50㎝で大丈夫。網の深さは50㎝くらいで80㎝級のカンダイは掬えます。リールがレバーブレーキ付きだとレバーブレーキを緩めれば簡単に掬えます。
レバーブレーキがないスピニングリールは、カンダイが浮いて弱ったらオープンベイルにして指でスプールを抑えます。でもこれは非常に力が要ります。空いた手でタモを持って掬うときにスプールから糸を出して(押さえている指の力を抜く)タモ入れをします。
引き上げる時にはタモを真っ直ぐにして、垂直に引き上げる事がタモを破損しない唯一の方法です。
リリースなど
カンダイは70㎝級の大きさになるまで20数年の歳月を必要と考えます。よって釣って持ち帰る事が続くと、大型はかなり少なくなる魚です。
ただし、釣りが出来ない所にかなりの数が居るので、資源枯渇には直結しませんが、自己記録以外は出来るだけリリースして欲しい。時々食べることには反対しません。
エアー抜き
魚の肛門から差し込んでエアーを抜く器具があり、効果もあります。大きめのカンダイは生命力が強く、試しに弱ったカンダイを3匹、エアー抜きしてロープに繋いで一晩海中に沈め、次の日の午後に引き揚げた所、3匹ともエアー抜きした時点より元気になって暴れてくれました。
基本的には腹を上にして浮いているカンダイを、そのままリリースしても30分くらい経つと自分でエアーを抜いて潜ります。ただし、浮いている状態での危険性は排除できませんが・・・。釣って1分ぐらいなら心配なくリリースは可能です。
切れるか、折れるか、獲れるか、あなたもチャレンジあるのみです!
フカセカンダイの釣り方・・・1 はこちら
一つからでも購入OK ! スマホケース・iPhone
12月~5月の海水温の低い時期です。一番の理由はエサ取り魚が比較的少ない事。次の理由は1~4月の岸壁や防波堤は釣魚が少なく、釣り人が少ない事。特に2~3月は低水温により釣りものが極端に少ないからです。
2月はグレが釣れなくなる月で、3月はチヌが釣れ始める時期なので、グレやチヌを狙ってボウズになることもしばしば、その時期にカンダイを狙うと、ボウズになるリスクが避けられ、強引なファイトを楽しむことが出来ます。
それと、カンダイ釣りのマキエは大目に撒くと効果があります。マキエを打つ量の目安は、グレよりオナガ、オナガよりチヌ、チヌよりカンダイ・・・と撒く量が増えると考えれば分かりやすいでしょう。
その様な考え方で冬を中心に釣りをするので、マキエの量は他の時期に比べると比較的少なくて済むから、カンダイ狙いは冬なのです。
ちなみに取材で7月に新日鉄の赤灯台で釣った事もありますが、おびただしい数のスズメダイとアジゴに囲まれて、一匹釣るのが精いっぱいでした。
食としては、寒い時期の大型カンダイは、煮付にすると非常に美味しく、その味はクエの煮付と肩を並べるほどの美味しさ。他にはカルパッチョ・フライなども美味しく頂けます。これらの要因が冬季にカンダイを狙う理由にもなっているのです。
釣り座選び
ガチンコ勝負のフカセカンダイ釣りは、足場の安全確保、特に後方側に2~3mのフラットな足場が広がっていることが重要です。この様な場所でない限り、カンダイと真っ向からのガチンコ勝負はやらない方が良いでしょう。
岸壁などで釣る場合は車の傍は危ないです。同じ意味で、釣り座の後方1~2mには釣り道具類やタモなどは置かないこと。糸が切れてひっくり返った時に、自分が怪我をしたり、大切な道具類が壊れる可能性もあるからです。
防波堤の犬走りの上でのガチンコ勝負は避けるべき。消波ブロック(テトラポット)の上からはフカセカンダイ釣りをやってはいけません。
これらは思いっきりカンダイと力勝負をして、糸が切れた場合に反動で後方へ人間が吹っ飛んでしまい、自分では全くコントロール出来ないからです。
切れて吹っ飛び怪我をしたり、最悪の場合命を落したりしないことが釣り座選びの重要なポイントです。切れた時の安全確保が出来ない釣り座は、おのずからヤリトリの釣りになり、バラシのリスクが上がってしまうと認識して下さい。
釣り座で一番に行う事(マキエ・道具の準備)
マキエと仕掛け作りを交互に行います。釣り座を決めて一番に行うことはマキエを撒くことです。カンダイはグレやチヌの様に沢山生息している訳ではありません。通常は1匹のオスと数匹のメスが近くにいるくらいで、場所にもよりますが、20~30mに1匹~2匹住んでいる程度です。
そんな魚を狙うので、岸壁や防波堤であれば、左右50m位の広範囲に薄く広く一回目のマキエを撒きましょう。その後仕掛け作りに入りますが、竿にリールをセットして道糸を通しシモリ玉からウキを通してストッパーを取り付けた頃に、再び最初と同じ位置に同じ量のマキエを打つのです。
次にハリスと道糸を繋いで、竿を伸ばします。最後にハリを結んで仕掛けの完成です。仕掛けが出来た時点で3度目のマキエを打ちますが、今度は左右30m範囲に少し絞り込んでマキエを打ちます。
この頃から沖へのマキエはしなくても構いません。防波堤や岸壁の近くだけのマキエとなります。次に行うのが道糸とハリスの巻き癖を除く事と、タナを測る事です。
釣り始める前の仕事(巻き癖取り・ドラグ調整・マキエ)
3度目のマキエを撒いたら、ハリスと道糸の巻き癖を取る作業に入ります。糸を出して一ヒロずつ手で糸をしごいて巻き癖を取る方法と、ハリを重量物(バッカンなど)のワッカに引っ掛けて、水深プラス海面からリールのスプールまでの糸を出して、思いっきり竿を曲げる方法があります。
私は後者の方法で巻き癖を取っていますが。この方法は同時にドラグの調整も行えるので重宝しています。
ドラグ調整の目的は、通常の釣りであればハリスをかばう事が主目的ですが、ガチンコ勝負のドラグ調整の目的は違います。フルドラグで引っ張り合い、自分が海に引き込まれない事と、大切なリールや竿を魚に持って行かれないためのものなのです。
ドラグ調整は、自分の体重を竿に乗せて思いっきり引っ張った時に、ジッと糸が10㎝程度出れば良いでしょう。
これでカンダイと勝負した場合、簡単に糸を引き出して行くので、アタリが有ってアワセを入れる時には、片方の手でリールを保持して(ハンドドラグ)思いっきり強くアワセを入れるのです。
直後に凄まじい引きが襲ってきますが、危ないと判断した場合に限り、ハンドドラグを離すとミチイトガ出るので、自分が引き込まれたり道具を持って行かれることもないのです。
釣り始める前の仕事(タナ取り・マキエ)
ドラグ調整が終わったら4回目のマキエを撒きます。4回目のマキエの範囲は3回のマキエの範囲より更に縮めて左右10m位、防波堤や岸壁沿いだけのマキエに絞ります。
マキエが終わってからタナ取りを行いましょう。タナを取る場所は釣り座の左右10mくらいの範囲ですが、基本は潮下側です。岸壁から30㎝~1m位の場所を5~6ヵ所くらいは念入りに行い、浅い場所や深い場所などを頭に叩き込みます。
タナ取りが終わったら、設定したタナの位置(ウキ止めの位置)が、ハリからどのくらいの位置にあるか竿を使って覚えます。簡単な方法はウキ止めの位置をリールのスプールから出た位置にした状態で、ハリが竿のどの位置にくるのかチェックするのです。
仮に設定したタナが12m位であれば、竿先から伸びた道糸は、リールのハンドルの位置で再び穂先側へ折り返す様になり、竿の半分よりも上のガイドにハリが来るはずです。
この位置を覚えることと、その時の潮位の高さを確認していると、ウキ止め糸がズレたりハリスが切れて交換しても、ある程度のタナは掌握することが出来るのです。
カンダイ釣りは力勝負の釣りなので、魚が掛った後のウキ止め位置は必ず確認し、なおかつ再度のタナ取りなどをこまめに行うことで、カンダイとの距離は縮まってくるのです。4回目と同じ様に、5回目のマキエを打って釣り始める前のマキエは終了します。
いよいよ釣り開始
ここまでの作業に時間をかけて行えば、30分以上は時間が経過するはずです。カンダイはこの時間内でも寄っている事もありますが、1~2匹程度だと心得て下さい。
直ぐに釣り始めても構いませんが、私はこの後もゆっくりと道具類の片づけや写真撮影などをしながら、薄めにマキエを打ち続けます。
最初の一投を、マキエを始めて1時間くらい経ってから始めると、一投目~三投目くらいで喰って来ることが多いので、釣り始めから緊張します。
一回目のマキエを打つ投入点は、岸壁から50㎝位先で1m位の範囲に並べて3杯、更に岸壁から1m位沖の1m範囲に並べて3杯、合計6杯をワンセットで撒きます。
二回目のマキエは20秒くらい経ってから、最初のマキエが流れた場所の上に同じ様に打ちます。更に三回目のマキエを20秒後に打ちます。流れて沈んで行く二回目のマキエの上で、撒き方は最初のマキエを同じ様に打ちます。
更に20秒後、四回目のマキエを打ちます。三回目のマキエが流れ沈んで行く上に、同じ様に6杯のマキエを打ちます。その20秒後、トータル1分20秒後に仕掛けを入れます。
サシエを置く位置は四回目のマキエが流れ沈んでいく上のセンターで、岸壁から30㎝~50㎝のピンポイント。この投入方法だと、タナを10m位にセットしていると仮定すると、一回目のマキエが7~8m位沈んだ時に、サシエが追いつくくらいの感じで沈んでいきます。
ウキがなじんで30秒位経ったら1mくらい仕掛けを引き上げてサソイを入れましょう。更に30秒ほど経ったら二回目のサソイを同じ様に入れます。その後30秒ほど経って三回目のサソイを入れます。
更に30秒ほど経つと、四回目に撒いたマキエとの同調が終わる頃なので、仕掛けを回収するのが一流しの工程です。
散歩釣法
カンダイ釣りはガチンコ勝負。この勝負を有効にする一つの方法として、流れて行くウキと一緒に釣り人も動いて付いて行く事。
これをやらず、流れるウキに対して道糸を送り出して行く方法だと、カンダイとガチンコ勝負をした場合、カンダイが自分の方へ走った時には根に張り付かれるリスクが非常に高くなるのです。
よって、道糸を送り出す釣りは極力しないで下さい。穂先とウキの距離を一定に保って、流れるウキに釣り人が付いて行く釣法が、カンダイを仕留める有効な方法です。これを散歩釣法と呼んでいます。
際からウキを離さない
際を釣ると浮いて来るカンダイもターゲットになるので、カンダイ狙いの釣り人には際を狙う様に指導しています。この方法でマキエと同調してサシエが沈んでいくと、カンダイが浮いて来る時には高い確率で喰う事が多いのです。
でも岸壁の際は、船の引き波や風波の返し波が発生するのも事実で、ウキが際から離れようと動くのです。これを放っていると、先ずはウキが沖側へ出て、それにつられてウキから下の道糸も沖側へ出て行き、最終的にはサシエも沖側へ出てしまいます。
こうなるとサシエを際に戻す事は困難になってしまいます。よって、竿の操作としては常に道糸を際へ引っ張る事を意識しなければなりません。
でもそれに気を取られていると、カンダイが当たって来たときに、合せる暇もなく竿先を引き込まれてしまうので、ハリスを切られたりハリ外れの原因にもなってっしまいます。ウキを際に引き留めておく操作も重要ですが、不意のアタリにも備える事がとても重要です。
間合いの取り方
間合いとは、一つ目はウキと穂先の位置関係。簡単に説明するとウキの上部に穂先が有ることが望ましい。この意味は、カンダイを掛けた時に、常に自分がカンダイの直ぐ傍で上から引っ張る状態を保つ第一歩と心得て下さい。
もう一つの間合いは、穂先からウキまでの道糸の長さで、2~3m位が望ましい長さです。ただしこの長さは、ウキを際に引きつけたりする作業で短くなる事が多いので、その時間を極力短くするのが最良の方法。
2~3mの長さはウキが沈んでアワセの体制を取って合わせるまでの数秒間、穂先までカンダイの引きが伝わらない長さと思ってください。
竿が曲がってからアワセを入れるのと、竿が曲がっていない状態でアワセを入れるのとでは、後者の方が断然ハリが深く刺さり、ハリ外れやハリが伸びるリスクは減ってくれるのです。
合わせ方
アワセの第一歩は竿尻を股関節にあてがう事。そこから思いっきり強くアワセを入れます。アワセの位置は竿の4番を使います。間違っても穂先でアワセてはいけません。
小磯15号などのハリはグレバリやチヌバリと違って太いく、その太いハリを魚の口に掛けなければならず、腕でアワセたり穂先でアワセても、がっちりとは掛らないからです。竿の4番を使ってのアワセは、イシダイ釣りの引き抜きアワセに似ています。
掛ったら
とにかく耐えて巻くことに意識を集中。カンダイの横走りには自分も付いて走ります。ハンドドラグは危ないと思った場合を除き、手を離さない。
リールを巻く手は、ハンドルとリールのボディを交互に移動するリールさばきが必要です。力対力のガチンコ勝負には弱気は一切禁物です。
竿の使い方
竿を立てる必要なし、竿の2番まで海中に引き込まれても糸は出しません。少しでも竿を引っ張ることが出来たらリールを一回転だけでも巻き取ります。
魚の引きは竿の4番から5番の、手元に乗せたままで勝負する方が獲れる確率は上がります。よって竿は水平から下側を向いたまま、巻ける時に巻くことを3~4回ほど繰り返したら、獲れる確率は50パーセントくらいまでアップします。
根に入ったら
カンダイが根に付いたらビクとも動かなくなります。グレ釣りならば竿の曲りをなくし、穂先に少しだけテンションを掛けて待つとグレから泳ぎ始めるのですが・・・。この方法はカンダイには通用しません。
カンダイの時には竿を思いっきり曲げて絞り込んで、その力をカンダイに与え続けるのです。この時の方法は先ず座り込みます。そして足の裏に竿尻をあてがって竿を曲げると強い力をカンダイに与え続ける事が出来るのです。
ネット動画で、女性日本一のカンダイを仕留めたあかねちゃんのテクニックは、15分間この方法を採ってカンダイが根から外れたので取り込めたのです。ちなみに、竿尻を腹に当てて竿を曲げても、腹が痛いので強い力を掛け続ける事は不可能です。
取込み方法
タモは直径45㎝~50㎝で大丈夫。網の深さは50㎝くらいで80㎝級のカンダイは掬えます。リールがレバーブレーキ付きだとレバーブレーキを緩めれば簡単に掬えます。
レバーブレーキがないスピニングリールは、カンダイが浮いて弱ったらオープンベイルにして指でスプールを抑えます。でもこれは非常に力が要ります。空いた手でタモを持って掬うときにスプールから糸を出して(押さえている指の力を抜く)タモ入れをします。
引き上げる時にはタモを真っ直ぐにして、垂直に引き上げる事がタモを破損しない唯一の方法です。
リリースなど
カンダイは70㎝級の大きさになるまで20数年の歳月を必要と考えます。よって釣って持ち帰る事が続くと、大型はかなり少なくなる魚です。
ただし、釣りが出来ない所にかなりの数が居るので、資源枯渇には直結しませんが、自己記録以外は出来るだけリリースして欲しい。時々食べることには反対しません。
エアー抜き
魚の肛門から差し込んでエアーを抜く器具があり、効果もあります。大きめのカンダイは生命力が強く、試しに弱ったカンダイを3匹、エアー抜きしてロープに繋いで一晩海中に沈め、次の日の午後に引き揚げた所、3匹ともエアー抜きした時点より元気になって暴れてくれました。
基本的には腹を上にして浮いているカンダイを、そのままリリースしても30分くらい経つと自分でエアーを抜いて潜ります。ただし、浮いている状態での危険性は排除できませんが・・・。釣って1分ぐらいなら心配なくリリースは可能です。
切れるか、折れるか、獲れるか、あなたもチャレンジあるのみです!
フカセカンダイの釣り方・・・1 はこちら
一つからでも購入OK ! スマホケース・iPhone
中国が自国の領土として、色々と主張している島ですが・・・
1970年代から1980年代には、九州の大物釣り師が何度も訪れています。
その後、日本政府が尖閣列島への上陸を禁じた訳で・・・
九州の雄、中山あんちゃんの記事で、機会があれば私も行きたい島でした。
・・・
尖閣列島の記事は良く覚えており、憧れでもありました。還暦祝いの資料作りで、古い本などを確認していて、見つけだすことが出来たのです。
釣りフアンに続いて釣春秋そして釣紀行が出ました
アンちゃんの記事にはロマンと憧れがありました
30年くらい前、アンちゃんとお話ししたことを思い出します
ベラ科最大の魚とアンちゃん
釣り人が再び尖閣列島に上陸できるのは、いつ頃になるのでしょうか?
一つからでも購入OK ! スマホケース・iPhone
1970年代から1980年代には、九州の大物釣り師が何度も訪れています。
その後、日本政府が尖閣列島への上陸を禁じた訳で・・・
九州の雄、中山あんちゃんの記事で、機会があれば私も行きたい島でした。
・・・
尖閣列島の記事は良く覚えており、憧れでもありました。還暦祝いの資料作りで、古い本などを確認していて、見つけだすことが出来たのです。
釣りフアンに続いて釣春秋そして釣紀行が出ました
アンちゃんの記事にはロマンと憧れがありました
30年くらい前、アンちゃんとお話ししたことを思い出します
ベラ科最大の魚とアンちゃん
釣り人が再び尖閣列島に上陸できるのは、いつ頃になるのでしょうか?
一つからでも購入OK ! スマホケース・iPhone