磯釣りメインの釣師、池永祐二。これまで200種以上のお魚さん達と出会っています。東九州の磯釣りメッカ大分から釣りと自然を紹介しています。 初めての人は右の【まとめて見ると楽しい】から見たい項目(釣り・テクニック・魚・鳥・植物)などをどうぞ。
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チヌ狙いの時に必ず使うマキエとして、押しムギがあります。

押しムギは、沈下速度が速い・キラキラと目立ちやすい・エサ取りに強い・サシエとして使う・安価などの理由で好きなマキエです。

今日は昼から大分市内の防波堤でチヌを狙いました。竿を振った時間は14時30分頃から17時30分頃までで、釣友が見ている間はアタリが来ませんでしたが、仕事でその場を後にした釣友の車を見送っていると、竿引きのアタリが来ました。

引きが強く重量感のあるチヌです。ゆっくりと楽しみながら寄せていると、なんとハリ外れでのバラシ。アワセが効かなかったのか?早合わせになったのか?車を見ていたからなのか?バーブレスのハリだからなのか?今回唯一のアタリを物にする事が出来なかったのです。

この後の夕方からアジゴが沢山来た様で、オキアミのサシエでは直ぐにアジゴが掛かってしまいます。そこで、写真の様にマキエの中の押しムギを5~6個ほどハリに刺し、アジゴを交わしながら釣り続けます。

押しムギだと、オキアミの生みたいにはサシエを取られませんが、今回はチヌが少なくアジゴとコノシロの群れが大きく、残念ながら3時間の釣りを終えたのでした。

私の場合、チヌ釣りには押しムギは必需品だと言う事です。

竿   がま磯インテッサGⅢ0.8号53
リール トーナメントISOZ2500LBD
道糸  フリクションゼロ1.5号
ハリス ゼロα1.5号 約10m
ウキ  スーパーエキスパートUE-0c
ハリ  競技ヴィトム6号
小物  フカセからまん棒
マキエ オキアミ生6kg+グレナビ1袋+押しムギ約500g
サシエ オキアミ生・押しムギ

マキエの中の押しムギは、適度な軟らかさでサシエ向き

私は押しムギを、この様にハリへ刺しています


押しムギをサシエにすると、チヌやマダイの釣果が良くなります。

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仕掛けのキャッチを容易にする機能です。

フカセ釣りで、流していた仕掛けを回収する時に、ウキの重量を利用して仕掛けをキャッチします。具体的にはウキ直下のハリスを掴み、手の平の中でスライドさせ、ハリが手に到達するというやり方です。

この時に活躍するのがウキの重量で、軽過ぎるウキを使っていると、仕掛けを掴むのに苦労します。ウキの重量は、最低でも5~6g程度は欲しいところです。

フカセ竿とのバランスもありますが、5g~20gくらいのウキがフカセ釣りの重量としてベストだと考えます。その中の一つとして、グレ釣りでの円錐ウキの重量は10g前後。このクラスの重量だと、グレ竿とのバランスも良い感じです。

ウキの機能15へ



ウキの重量は、穂先の硬さとのバランスがとても重要です。

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リールの巻き取り停止を知らせてくれる機能です。

流していた仕掛けを回収したり、魚が掛かってリールを巻いた時に、リールの巻き取り停止をする為に、必ず見ているのがウキの位置です。

磯釣り初心者は、大きい魚が掛かった時など、海面や魚を見ようとしてウキを見る事がおろそかになり、リールを巻き過ぎてウキが穂先に当り、それに気付かず更に巻き込み、大事な穂先を折ってしまいます。

魚が掛かって道糸を巻き込む時、ウキが見え始めたら常にウキと穂先の間隔を見極め、ウキが穂先に当たらない位置で、巻取り停止をする事が大切です。

ウキの機能は、水面上も空中でも発揮されているのです。

ウキの機能14へ



穂先ポッキンにならない様、リールの巻き過ぎに注意しましょう。


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魚が喰うタナを教えてくれる機能です。

ウキが釣り人にシグナルとして、色んな形で情報を提供してくれています。顕著な例として、ウキが真っ直ぐに沈む・斜めに沈む・横走りする・立っていたウキが寝てしまう・チョンチョン浮き沈みするなど。

これらの動きと、ウキが流れた方向や距離・時間的な要因などを釣り人が考察する事と、釣り人が魚を掛けた瞬間の魚の状態などから、魚が喰った大まかなタナを判断できます。

色々なシグナルと魚を掛けた状況で魚が喰うタナを判断し、ウキ下を調整して集中的に狙う事が出来るのです。アタリだけを取って釣りを行なう人と、ウキと会話をして釣りをする人とでは、釣果はおのずと変わってくるのです。

ウキの機能13へ



ウキの動きから、魚の喰うタナを推測して釣ってみて下さい。

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狙いのタナをキープする機能です。

固定仕掛・半遊動仕掛・移動ウキ仕掛などが、その代表でしょう。これらは一定のタナにエサを吊るして狙う方法で、ウキ釣りの基本となっており、全世界のウキ釣りで使われている機能です。

“ウキの機能・・10”で表現した潜り潮にも対応出来る様な使い方をすれば、グレ釣りにも強い味方になってくれますね。以前は私もこの機能を使っていましたが、現在の私のグレ釣り(昼釣り)では、この機能を使っていません。

前述で“エサを吊るした”と表現したのは、半遊動仕掛けのエサを海に潜って確認して頂いた方から
「海上から吊るされたエサが海中に浮いている。そのエサはマキエの動きとは全く違った物体だ」
との言葉を得て、私のグレ釣りにおいては捨ててしまったのです。

ただし、チヌ釣りやカンダイ釣りでは吊るす機能も使っています。理由は底近くを狙う時に、根掛かりが減少・集中的にタナを狙える・誘いをする・・グレとは違う釣りを行なうからです。

この機能は、狙い方によって効果を発揮します。

ウキの機能12へ



写真は香港の友人が大分に来て、カンダイとのガチンコ勝負!

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潮の流れで仕掛けを運ぶ機能です。

ウキがある事で潮に乗りやすくなり、マキエと共にウキが潮下へと流れていきます。本流釣りなどで上手な釣り人は、仕掛けを100m以上流して大型のグレを引き出す事も可能です。ウキのない仕掛けは、潮に乗って上手く流れる事は出来ないのです。

この様に重要な役割を担うのがウキで、フカセ釣りでは棒ウキタイプより、円錐ウキタイプのウキが、潮に乗って道糸を引き出してくれます。ウキの大きさは、小粒よりも大粒の方が、道糸の抵抗を食って流れてくれます。

また渋々で使っているウキは、潜り潮で素直に潜り始めます。それに比べ、浮力の残ったウキは、潜り潮でもウキが沈まず、マキエは下方向に進むのに、サシエは潜る事が出来ません。これが釣れない理由の一つです。

ウキは潮と共に流れながら、後から付いてくる道糸の抵抗に負けない強さが大切です。なおかつ潜り潮も掴み、マキエからサシエが外れない様に流れる事が重要なのです。

ウキの機能11へ



横方向にも縦方向にも、仕掛けを運ぶウキ使いがベストと云えます。

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エサの有無を知らせる機能です。

これは円錐ウキでも判断出来る事もありますが、相当な熟練を要します。その点、棒ウキ系は判断がつきやすいものです。私はエキスパートグレやスーパーエキスパートを使っていますが、ウキの表情からはエサの有無を、ほとんど判断出来ません。

この機能が優れているのは、棒ウキの中でもヘラ用のウキでしょう。数あるウキの中で特に重要視しているのが、タナ取りやエサが外れた瞬間、ヘラブナがエサを吸ったり吐いたりしている瞬間を、表現しなければならないからです。

エサと共にハリが魚の口の中へ入った瞬間に、アワセを入れる事が出来るのと否とでは、おのずから釣果は変わってきます。また、エサの無い仕掛を、いつまでも流すロスを減らす事も出来るのです。

ウキの表情でエサの有無確認が出来なければ、仕掛けを引いてエサの重さを感じ、有無を確認しなければなりませんね。

ウキの機能10へ



エサの有無確認は非常に重要、練習あるのみです。

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仕掛けのなじみを知らせてくれる機能です。

棒ウキの場合、仕掛けがなじむと、ウキのトップは一定の部分から上が水面上に浮いて流れます。でも、仕掛けが絡むとウキが立たなかったり、トップが斜めになって流れたりします。

同じ様に、円錐ウキも仕掛が絡む事があります。円錐ウキも仕掛けがなじむとドシッと安定しますが、仕掛けが絡んでいる時にはプカプカ浮いていたり、ウキに落ち着きがありません。

これらの原因は、仕掛けを投入した時にサミングのタイミングが合わず、仕掛けの一部がウキに絡んでいる場合がほとんどです。

これではサシエが狙いのタナまで行く事が出来ませんね。仕掛けを投入したら、
ウキが移動して道糸が通り抜けているか確認しする事です。ウキが正常に安定し、なじんでいる事を見極めながら流す必要がある訳です。

環付きウキは円錐ウキよりも絡み易いので、仕掛けの投入に注意が必要です。
ウキがなじむと、釣れる確率は確実にアップしますよ。

ウキの機能9へ



1000釣法でヤマワのゴム張りガン玉5号×2ヶ使用。遠投深場攻めでゲット。

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ウキを投入して流していく間にも、ウキは色んな情報を釣り人達に伝えてくれます。その一つに根掛りを知らせる機能も含まれています。

この機能は、移動ウキや半遊動ウキを中心とした仕掛けで、海底の障害物よりも深いタナで流す事によって発生します。主な障害物は海底で盛り上がっている瀬、次に海藻、更にはロープや海底に投棄された人工物などです。

海底は平坦ではないので、ウキ下を深く設定している時に発生し、ウキが沈んで行くのが情報として伝わってくるのです。このウキの沈み方が、魚のアタリに似ているので、本当に紛らわしいですね。敏感な棒ウキの方が、円錐ウキよりも反応が早いのが特徴です。

実はこの根掛かりをする場所の直近が、好ポイントとして良いのですが、道具のロストと釣果とを、天秤にかけて釣らなくてはならないのです。ウキの沈み方で根掛かりを見分ける眼を養い、こまめなウキ下調整を行なう事により、釣果として直接反映されます。

ウキの機能8へ



ウキを沈める1000釣法なども、放っておくと根掛かりします。

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みなさんが一番良く知っている事で魚信を知らせる機能です。

魚がエサを咥えた時、ウキが沈んだり逆に浮き上がったりします。この状態を、釣り用語でアタリと表現する事がほとんどです。

感度の良いウキほど表現力は高く、究極の感度を備えたウキが、ヘラウキだと言えるでしょう。海釣りでは小型棒ウキやチヌ用の棒ウキなどに、感度の優れた物が多いですよね。

私も以前、グレ用のウキに感度を求めていましたが、昭和62年に初出場した“G杯争奪グレ釣選手権大会”において、三原憲作名人に5kg対0kgで完敗しました。この敗戦で得たものとして、グレ釣り用のウキには“感度よりも先に、グレにサシエを届ける機能が優先される事”を学び取ったのです。

この事により、釣研からエキスパートグレが誕生し、エキスパートグレSPへ変化した後、エキスパートグレZ-0Cが誕生して、現在のスーパーエキスパートUEシリーズも追加されたのです。

ウキには感度が優先される釣りもありますが、感度が優先されない釣りも有る事を、肝に命じておく必要があるのです。

ウキの機能7へ



マキエとサシエを同調させて流す0c、感度は優先させていません。

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ウキは着水したら流れはじめます。この時にグレを狙うにあたって最も重要な情報として潮を読む機能が発揮されます。その機能を発揮できるウキは、ぷかぷか浮いているウキはダメで、浮力を渋々に設定した仕掛けのウキがベストです。

速い潮・遅い潮・流れがカーブする場所・潜る潮・湧き上がる潮・これらは、その潮が顕著であれば、ウキを見なくても判断できます。はっきりしない潮でも、ウキの流れ方や沈み方、反対に浮き方を観察する事で、釣れる潮や釣れない潮も読めるのです。

速い潮の代表は本流でしょう。本流は、水温16℃以下の厳寒期以外は好ポイントとして有望です。100m以上流しても、マキエと同調させるテクニックを身に付ければ釣果UPは確実。

遅い潮の狙い目は厳寒期、潮が止まっていない限り、諦めずに狙いましょう。この様な時は少ないマキエを有効に使い、サシエとの同調を図る事です。

流れがカーブする所は好ポイント。2つの潮がぶつかっているからです。渋々のウキを使っていると沈み始めます。そのまま沈めていればアタリが出るはずです。

潜る潮、これも好ポイントです。でも、ぷかぷか浮いているウキは沈まないので意味がないし、この様な潮を見分ける事は出来ません。渋々のウキ使いに馴れておきましょう。ウキが沈み始めるという事は、その場所に複数の潮が当たっているからです。そのまま流して沈めていれば、釣果があがります。

湧き上がる潮、代表的な流れが湧昇流です。複数の潮がぶつかる所、岩の先端・沈み瀬の後ろなどで確認されます。湧昇流があれば潜り潮が近くにあります。狙いはその潜り潮側です。

もう一つの湧き上がる潮は目に見えず、0cや00浮力の、いわゆる仕掛けがなじんだ時に、はじめて沈むウキを使っていないと判断出来ない潮です。極ゆっくりと湧き上がる潮が広がっているので、沈むべき仕掛けが沈まないで流れる時に初めて分る潮。この潮の時には、ほとんど釣れません。

ウキの機能6へ



ウキからの情報を基に、次の一手を考えて狙いましょう。


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仕掛けを投入して、流し始める時に確認するのが仕掛絡みの有無です。

ウキが着水する寸前にサミングすると、仕掛けの絡みはほとんど防止出来るのですが、移動ウキや、環付きウキを使っていると、円錐ウキの中通しウキよりも、仕掛けは絡みやすいものです。

確認方法は
  ① フカセからまん棒がウキから離れていかない
  ② 移動して出て行くべき道糸が出て行かない
  ③ 円錐ウキであれば、コロコロしてどっしりと安定しない
  ④ 移動ウキであれば、ウキが立たない

この様な状態で仕掛けを流しても、お魚さんが釣れる確率は非常に低く、たとえ喰ったとしても、絡んだ場所から仕掛けが切れ、ウキをなくす場合も出てきます。ウキの動きに異常があった場合、直ぐに巻き上げて再度仕掛けを投入する事です。

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ウキと道糸が絡まなければ、仕掛けは綺麗に入っていきます


投入直後は①~④を必ず確認しましょう。

  


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