磯釣りメインの釣師、池永祐二。これまで200種以上のお魚さん達と出会っています。東九州の磯釣りメッカ大分から釣りと自然を紹介しています。 初めての人は右の【まとめて見ると楽しい】から見たい項目(釣り・テクニック・魚・鳥・植物)などをどうぞ。
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昨夜は南岸低気圧が九州南部を通過しました。

この低気圧は、冬の後半から春にかけて時々発生する低気圧で、生まれる地域が台湾辺りの東シナ海で発生することが多く、以前は台湾坊主と呼ばれていました。現在では東シナ海低気圧と呼ばれるようになり、日本の南海上を通過した場合には南岸低気圧などと呼ばれています。今回の南岸低気圧は、発生地域が東シナ海から九州の南海上付近で発生したもので、台湾付近の海上で発生したものではありませんが・・・。

台湾坊主という言葉は差別用語にあたる可能性から廃止され、東シナ海低気圧という言葉や、南岸低気圧などと呼ばれる様になりました。東シナ海低気圧は発生地域からの名前、南岸低気圧は日本を通過する低気圧の道筋からの名前で、ほぼ同じ低気圧。

日本の南岸付近まで来た低気圧(南岸低気圧)に向かって、北東から湿った寒気が流入すると低気圧は急速に発達するとともに、東から北東に向いた斜面に大雪をもたらす気象現象になります。強い寒気の流入がなければ低気圧の急速な発達は見込めず、同地域には雪よりも雨を降らせる気象現象になってしまいます。

昨日の南岸低気圧は大分では寒気の流入が少ない分、大分市内の平地に雪は降らず雨が落ちていましたが、標高200m以上の山地では所によって雪が降り積もっていました。釣りなどは南岸低気圧が近付く時に、南東~東~北東に面した海に行くと危険。

この気圧配置は、冬の高気圧であるシベリア寒気団の後退とともに、夏の高気圧である小笠原暖気団が強くなる傾向なども発生要因の一つで、小笠原暖気団が更に西寄りに勢力を構えると、日本海型低気圧(日本海で生まれる低気圧)などが発生する要因にもなります。この低気圧が発生すると南寄りの強い風が吹くようになり、立春から春分の日までの間で、最初に吹く強い南風の事を春一番と呼ぶのです。

東シナ海低気圧・南岸低気圧・日本海型低気圧、低気圧の動きによって地域毎に気象現象は違いますが、磯釣り師などが覚えておくことは危険と言う言葉です。

県民の森から北西の山々を・・・

私の車のエサを取りに来るヤマガラ

アオジのオスとミヤマホオジロのオス・メス

特定外来種のソウシチョウ

ミヤマホオジロのオス


明日からは再び西高東低の冬型気圧配置になりますが少し弱いですね。

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シードで出場した選手の中の二人は知り合いです。

高里君はモンパチのドラマーで、サッシの愛称で知れ渡っているアーティスト。釣りをこよなく愛する好青年で、6年前に初めて一緒に釣りをさせて頂きました。その後グレ釣りやカンダイ釣りなどを行い、今ではTeam Zero Seaのクラブ員にもなっています。

そんな彼が昨年のG杯を初優勝したのは記憶に新しい。私や先人の色んな釣法の良さを知りつつも、自分の釣りを確立すべく忙しいスケジュールの中、日々努力している姿は釣り師そのものです。予選リーグの第一試合は風・雨・大波の厳しい試合でしたが、勝ち運に乗れずに予選リーグ敗退の憂き目に遭ってしまいました。心情お察しします。

猪熊君は押しも押されもせぬ大分を代表する釣り師。今や、がまかつのグレ釣り師として皆が認める所。他メーカーのテスターとしても一流の仕事をこなしている40代前半の男。

・・・

1997年から10年間続けた夢の大会ロイヤルカップ。この大会は大分ケーブルテレコムが開催した名手の大会で、30㎝以上のグレが対象は初・リーグ戦も初・リリース制も初で、ダイワ・シマノ・がまかつのトップテスター9人に、色んな全国大会での優勝者と主催者推薦選手が挑む、正に夢の様な日本一を争う大会が大分で開催されていたのです。

この大会は、試合中に検量~記録して即リリースという制度をを採っており、一試合に一人のジャッジは必ず必要でした。このスタッフを選出する時に絶対的に採用したのが、現在シマノで活躍している田中修司君と、がまかつ派の猪熊博之君だったのです。

この二人にはスタッフで仕事をしてもらうのは当前。それ以外の目的は全国レベルのテスターたちとの顔繋ぎと、試合のジャッジで後方から名手たちの技を少しでも取り込んで欲しかったのです。思惑通り、今や二人はそれらのメーカーの顔まで成長しています。

・・・

こんな彼らも1時間30分の試合では負ける事があるのは当たり前。ほとんどのスポーツで強い人が勝ち残る確率は高いのですが、釣りだけは自然相手・生き物相手の戦いだからです。不確定要素の強い釣りで、なおかつ1時間30分の試合で二つの釣り座を交代するので、結果的に45分で一つの釣り座のグレを攻略しなければならないからです。

攻略すべき要素は、速い潮・緩い潮・滑り潮・二枚潮・払い出し・大サラシ・湧昇流・当て潮・潮止まり・浅いタナ・深いタナ・季節・磯際・遠投・グレ・オナガ・大型魚・雨・波・ウネリ・強風・沈み瀬・張出し根・オーバーハング・潮位・コッパグレ・イスズミ・カワハギ・ウスバハギ・ネンブツダイ・スズメダイ・オヤビッチャ・アジゴ・ボラ・キタマクラ・アイゴなど。

45分しかない一つの釣り座で、これらの釣り難い条件を全て対戦相手より釣る事が出来れば無敵ですが、諸条件で海中は見る事が困難で、的確な判断は超難しい。サッシ・猪熊君・田中君、そして多くの名手でも状況次第で敗けるのがグレ釣りなのです。

なんで負けたの?・・・これはグレ釣りの難しさを知らない人が言う言葉じゃないかな?

第33回G杯グレ 全選手の写真などはこちら

G杯は私が経験しているトーナメントで最も過酷な大会です

シード選手紹介でのサッシの言葉

予選リーグを勝ち残って話す猪熊君

決勝戦を観戦して・・サッシと猪熊君


彼らもまた、敗因を克服して次のチャンスに賭けてくれるでしょう。

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大分には30歳前後の若手釣り師が育っています。準優勝した赤峰君は31歳で彼と同レベルの若手は後2人くらい。城本君は2つ年下の29歳で、赤峰君のレベルには到達していません。城本君には失礼になるかも知れませんが、同年代では6~7番手くらい?

現時点において、大分の30歳前後の釣り師はまさに猛者がひしめき合っているのです。その下には、18歳から20歳くらいの釣り師が数名ほど芽生えていますが、若干器が小さい感じです。それほど現在の30歳前後の釣技レベルが強烈なのかもしれません。

城本君と一緒に釣りをしたのは、7~8年前?に五島の"相の島”での釣行会だと本人から伺いました。それ以来色々と技を磨いて来ており、ヤングライオンズの勉強会などを経て、OGTMに参加しながら切磋琢磨してきた若手の一人で、これまでは無名です。

今回のG杯では、準々決勝と準決勝で彼のジャッジに付いたのですが、7~8年前の彼の姿はどこにも見当たらないレベルに成長していました。特に本命ポイントを休めながら、緩急を取り入れたグレ狙いは、かなりのレベルに到達していたのが嬉しかったです。

でも準決勝戦では、赤峰君に封じ込められた形で敗けてしまい、その悔しさを3位決定戦でなんとか晴らす事が出来ての表彰台。彼の2つの試合を見てアドバイスした事は・・・

竿捌きは、漁師の手釣りを参考に魚を取り込む事・スズメダイやネンブツダイのコントロール方法・ウスバハギの交し方・ボラの交し方・などを伝授しました。

これらを伝えたくて、昨夜は2時間以上彼と食事をしながら話し込んでしまいました。G杯で表彰台へ登る事の出来た彼の目は生き生きとしており、アッと言う間に時間は過ぎ去ってしまいました。彼も又、今回のG杯で何かを掴んでいると察しています。

第33回G杯グレ サッシ・猪熊君の負けはこちら

予選リーグを勝ち抜いたヒーロー達。城本君が抱負を述べています

遠投はかなり上手くなっていました

竿捌きはこれからの課題です

今回のG杯では一皮も二皮も剥けたと判断しています


刺激を与えながら・・・受けながら・・・私の楽しみはまだまだ膨らんでいます。



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今年のG杯、決勝トーナメントの対戦相手が決まって、猪熊君・赤峰君・城本君の大分勢が上手い具合に分かれてくれたので、淡く都合の良い期待を抱いていました。

Aパートから猪熊君が勝ち上がりそのままの勢いで決勝戦へ進出し、Bパートでは赤峰君と城本君が勝ち進んで、準決勝戦で二人が戦い赤峰君が決勝戦に進出。猪熊君と赤峰君の大分対決を、大分の私がジャッジを務め、猪熊君が優勝・赤峰君が準優勝・城本君は準決勝戦に敗けて、3位決定戦で勝って3位にならないか?

・・・なんとも都合の良い期待ですね。

Aパートの準々決勝戦で篠原選手が大型を揃えて猪熊君を一蹴。猪熊君は数こそ篠原選手を上回ったのですが、規定の30㎝に全てが足りず完封負けになったのです。

Bパートでは私の想いが通じたのか?はたまた神様の悪戯なのか?赤峰君が勝ち抜けて決勝戦へ。城本君は3位決定戦で見事に勝利してくれました。

その赤峰君、私の後輩(仕事・釣り)からの紹介で、以前私が勤めていた会社で働いていました。その後輩を通じて知り合ったのが10年以上前?赤峰君の釣りを初めて見た時、若いのに無理のない綺麗な竿捌きに感心したものです。

また、私たちは大分県内に在住する釣り人を対象に、グレ釣りのレベルアップと人間性向上を図る事を目的に“大分グレトーナメントマスターズ”を20年以上継続して開催していますが、彼と私の対戦成績は0勝3敗で私が完全に負け続けているのも事実です。

そんな彼が初めてのG杯で準優勝してくれたことに感謝しています。今日会って少しだけ話しましたが、ボラを交して30㎝級のグレを仕留めるマキエワークを伝授しました。

彼も猪熊君も軽い仕掛けが多いのですが、大分のグレとは違ってマキエとサシエの同調は横方向にも縦方向にもずらしてOK。決勝トーナメントの3試合を見た限り、上の方にボラの大群やウスバハギが数匹見えたのでサシエが早目に沈むか、追いマキエでこれらのエサ取りを表面に引き付ける釣り方だと、釣果が更に伸びていたかもしれません。

現在の彼は家業の赤峰釣具店を引き継いで仕事をしています。大野川沿いに店舗を構えているのでアユの囮は一級品。もちろん彼もアユ釣り大好き青年で、釣り具の家宝は九州の雄、栗林峰太御大作のアユダモとの事。家業も釣りも伸びていって欲しいです。

第33回G杯グレ 3位の城本君はこちら

準決勝戦の赤峰君、彼のジャッジにはこの試合から付きました

決勝戦の舞台でも自分の釣りが出来ていました

仕掛けを変更すると迷いが生じるから、軽い仕掛けを通し続けたらしい

GFG大分県支部の青年部長としても、力を発揮してくれています


来年のG杯では更に磨きがかかっていると思うと、今から楽しみです。

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スタッフの私は決勝戦の主審?で、篠原武(たける)選手の釣りも近くから見ました。

決勝戦では規定のオキアミと集魚剤・サシエを新たに支給しました。試合開始までの少ない時間の中で、マキエやサシエなどを彼なりにアレンジしていたのを確認した私は、優勝は獲るべくして勝ち取った一つ目の勝因だと感じました。

対戦者の境界線と釣り座の限界線を決める時、潮上となる釣り座は広めにとっていました。彼の釣り座は前半戦が潮上側で、釣り始めは境界線近くの釣り座でしたが、直ぐに限界線まで釣り座を移動した判断は正解で、二つ目の勝因でしょう。

マキエは後打ちマキエが多く見られましたが、表面にボラ・そして厄介なウスバハギが居たと私は判断しています。これらの後打ちマキエは表面に群れやすいエサ取りの目を上に向けるため、沈下しているサシエを守る働きをするのです。これが三つ目の勝因。

更に、彼のウキの沈下は少し早い感じがしていました。ウキの沈下が速いという事はサシエの沈下速度も必然的に早くなります。これが上方を向いたエサ取りに有効となる訳で、彼が磯近くを釣った時、ベラが釣れた事でも判断出来ました。四つ目の勝因です。

釣り座交代後の彼、仕掛けを投入するとサシエの落下点はウキの着水点よりも右が多かった。潮は右から左へ、風も右から左へ吹いていました。この事は海面が上滑りする条件です。この時にサシエをウキより右に落とすと上手くなじむ。五つ目の勝因です。

彼の勝因はこれだけではないと思います。私が発するタイムコールに、彼は確認出来た時には手を挙げて答えたり、声で返事をしてくれました。普通の釣り人はそのような余裕はありません。仕掛けの投入・マキエの投入・全てにおいて大会馴れしているかもしれませんが、大舞台で普段の釣りが出来る彼の技と心は、正に本物だと判断しています。

昨年の準優勝に続いての初優勝!おめでとうございました。

第33回G杯グレ 準優勝の赤峰君はこちら

優しく魚をあしらう感じでした

自分の釣りを貫く感じです

的確な判断が勝利を呼び込んだ

釣りの緊張感から解き放たれました


目標に向かって努力する。達成感がありますね。

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今回のYY女子部との旅の宿泊場所は、初めてのpension harmony     ペンションハーモニーでした。

レコード喫茶を営んでいるQちゃんの友人(山本さん)のお薦めで宿泊、宿を十分に楽しめて寛げるペンションです。民宿やホテル泊が多い私ですが、久し振りに宿泊そのものに満足しました。女子部は4人一緒の部屋、私は3人部屋を一人で独占です。

一階は大きな洋間で、食事や音楽を楽しむ事が出来ます。二階と三階は宿泊施設が主体で、二階の私の部屋はベットが3つとTVとバストイレ。隣の部屋にYY女子部が入って、熊本からの常連さんは筋向いの部屋。兵庫からの女性は三階に宿泊しました。

暖かい二人が切り盛りしています。御主人は鹿児島出身で元英語の先生、29年生まれは私と同じ。奥様は2つほど歳下でピアノの先生だったとか?ニュージーランドで生活していたことから、英語や海外での生活は特に秀出ている、国際派のペンションです。

熊本と言ったら馬刺しが浮かびますよね。部屋と料理の美味しいコースは『馬刺し&あか牛のヒレステーキコース』で11,800円とリーズナブル。更に山本さんが紹介してくれたおかげで、ドリンク類は全てサービスして頂き、凄いおもてなしを受けました。

食事での話では、完全無農薬野菜のベビーリーフの話をお聞きしました。農地を開発してから一切の農薬を使わない農家との絆。奥様の手間を惜しまない料理や素材の味を引き出すテクニックなど、YY女子部としては貴重な勉強にもなったと思います。

食後の、御主人の歌と奥様のハーモニーにはとても驚きました。時を忘れ、疲れを忘れ、現実も忘れてしまいます。宿泊客とスタッフが一体となれる空間です。お二人の人生そのものが垣間見られる、不思議な感覚が皆を包み込んでしまいました。

朝はゆっくりと7時前に起床、一人でペンション村を散策。確認した小鳥たちは、留鳥のスズメ・メジロ・シジュウカラ・ゴジュウカラ・ヤマガラ・エナガ・ウグイス・ヒヨドリ・カワラヒワ・ホオジロ・ハシブトガラス・モズ・イカル・カケス・冬鳥のシロハラ・ジョウビタキ・漂鳥のルリビタキ・キクイタダキ・外来種のソウシチョウなど。後は牛と鹿の鳴き声。

朝食は8時からでしたが食後にも話が盛り上り、9時30分過ぎまで色んな話で時はアッと言う間に過ぎ去ります。宿を出て観光後、忘れ物を頂きに再び宿へ戻りましたが、美味しいコーヒーをごちそうになり、YY女子部のお願いに料理などのレシピも教えて下さり、お二人の人柄に感謝感激のペンションハーモニー。本当にありがとうございました。

夏はサンコウチョウやオオルリも来そうです。春の桜は見事らしい。

ペンション村の一番奥がハーモニー



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私は釣りで沢山の命を奪っています。ただし、自慢する為の殺生であったり無計画な殺生は、昭和62年の冬からは行っていません。特にグレ・チヌ・カンダイ釣りなどは、私のメインの釣りとなっているので、どちらかと言うとリリースが多いことも事実です。

現在の私は60歳を過ぎて釣行回数は減っています。その私が一年間の釣りで、殺生をしない日は8月13日から15日の3日間です。これは私が小学生の頃に、祖父から戒められたことを守っているからで、たぶん50数年は守り続けています。

夏休みに入ると、四六時中七瀬川で釣りや魚取りに呆けていた私に、祖父が戒めの意味で言った言葉と認識していますが、池永家の家訓として今も守り続けています。

釣りで殺生しない日は一年間であと一日ありますが、これは私が25歳の時に自分で決めたこと。これも35年間守り続けている事柄です。

一年365日を一生涯、いつでも釣りを続けられる環境も良いですが、自分で釣りをしない日を何日か決めて、生涯の目標に掲げる人生も良いのかもしれません。

釣りが好きで好きで止める事が出来ません。これからも釣りを通して自然や命の大切さを学び、後輩たちに引き継いでいきたいと思っています。



お盆は先祖様に感謝する良い機会、なぜか心が静まります。

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私の住んでいる大分市では、台風11号に伴う風が朝から風速8m/s ほどが続き、正午頃に12m/s 位のMAXとなりました。午後からの15時では8m/s 、18時で6m/s と風は次第に収まって来ています。大分市への最接近は今夜遅くの予定ですが、個人的には大分市内に対してのピークは過ぎたと判断しています。

風向きの変化は、北北東の風が長く吹いていましたが、北北東~北~北北西の風へと変化しており、大分市内への大ウネリは次第に小さくなります。また、風雨も少なくなります。これらは台風の性質や位置・進路などと、中部・近畿地方から西日本の地形に関係しており、これらの因果関係を知っていれば、大まかな予測は可能なのです。

でも、まだまだ安心できる状況ではないのは確かで、今後の最新情報はキッチリと把握し、地域毎の警戒は怠ることが出来ません。

日本列島に停滞している前線に近い方々。風上側が海で風下側に山を控えている地域の方々。一週間前から雨が降り続いている地域の方々。台風の暴風域内に入りそうな地域の方々。これらに準ずる地域の方々など。十分な情報収集とそれに伴う安全確保に留意されて、危険の回避を行って頂きたいと思います。

みなさんご安全に!!

以下の写真は14時40分頃から15時30分頃に写しました。大分市東部にある坂ノ市の縦一文字は、北北東の風で防波堤をウネリが大きく越えていました。大在公共埠頭の草むらは風で大きくたなびいていました。でも同じ市内の光吉台は、アブラゼミが鳴いたり雨がっ降ったり、同じ大分市内でも東部の海岸線とは状況が違っています。

同じ時間帯、9日15時現在 の台風の実況は以下の通りです。

  中心の位置     北緯 31度20分・東経 132度30分
  中心気圧      960hPa
  大きさ        表記なし
  強さ          強い
  存在地域      足摺岬の南南西約160km
  最大風速      35m/s
  方向・速さ      北北東に15km/h
  最大瞬間風速    50m/s
  15m/s以上の強風域  南東に500km・北西に390km
  25m/s以上の暴風域  南東に170km・北西に130km
  大分市の潮       干潮13時52分・満潮20時40分(大潮)

干潮なのに、縦一文字の白灯台は大波で隠れそうでした

大在公共埠頭の草むら

光吉台の自宅そば

この時の台風の位置です


被害の少ない事を願ってやみません。

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日韓戦は梅雨の後期に開催されるので雨はつきもの。いくら高価なレインウエアーを着用しても、最終的には濡れてしまいます。特にフローティングベストの股紐の部分からの侵入は避けられません。それが嫌で私は傘を常備し雨が降ると迷わず使います。

今回の豪雨は時間雨量にして、50~70㎜くらいの猛烈な雨が2~3分ほど続きました。その時の風も半端なく強烈で、風速20m前後だと判断しています。

傘を持たない人は、この雨と強風で濡れたと推測しています。一度濡れてしまうと、次の水滴などは“吸い取り紙効果”?で呼び込んでしまいます。これを繰り返しながら体温は気化熱で奪い取られ、寒くなってしまうのです。

こんな時に役立つのが大きなビニール袋です。ビニール袋に頭が出る穴を開けて、両手が出る穴も開けると風雨を凌げます。これは新たな水滴を呼ぶ“吸い取り紙効果”を遮断し、濡れた水滴を体温で温めて、気化熱の発散を防止できる効果があるのです。

このビニール袋は、弁当殻やゴミなどを入れるために磯へ持ってきたのですが、雨で濡れた方々が次々と袋を使っていきました。ゴミ袋が減ってマジ切れしそうなスタッフもいた様ですが、この処置をしたおかげで風邪などをひかずに済んだのかもしれません。

レンズに水滴が付いていたので顔が見難いです


・・・使った方の感想など伺いたいですね。

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今日は福岡で講義。先日の実習での反省を重点的に話しました。

実習で特にハラハラした事は・・・

竿を仕舞込んだ時に穂先のキャップを直ぐに取り付けず、竿を置いてしまう事。このハラハラ感は穂先を折った経験がないと分らないかも知れませんが、ルアー用の比較的強いロッドを取り扱う人間には分らないかも知れません。よって、何回も注意しています。

今回の学生は二日間で13名でしたが、私が見た数名の学生で、まともに竿を曲げたのは2名だけ。初めての磯釣りだから仕方ないものの、授業で何度も言っている、竿で魚を寄せる事が出来ていませんでした。これも練習を繰り返すのみですが・・・

それと二日間の実習で気付かなかったのですが、写真を見て不思議に思ったことは、左手で竿を扱っている学生が多い事。ルアーフィッシングを専門にやっているなら、利き手で竿を握る人が多いと思っていたのは私の思い違いでしょうか?

利き手で竿を握り、利き手ではない方でリールを巻くよう指導が必要です。



若い内に修正をしておかないと、とてもじゃないけど釣り界をリードは出来ません。

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優勝者の木村君と準優勝の猪熊君の仕掛けの特徴はほぼ一緒です。

カーボンハリスがとても長いロングハリス仕掛けです。

このロングハリス仕掛けに初めて出会ったのは1997年の事。広島の大知さんが使っていたのをTV取材でインタビューをして初めて知ったのです。大知さんは・・・

「ハリを結び換えるのにハリスを切っていって何度も使える」

とだけ回答してくれましたが、実際に使ってみると他にもメリットがありました。それは遠投時の仕掛けがマキエから外れにくく、仕掛けのなじみが抜群に良い事でした。

この時から私は、ロングハリス釣法をマスターするために練習を重ね、専用のウキまで開発することになったのです。

当時は釣研でも0号のウキが一番浮力が小さく、1999年に00号が登場したのです。その00号のウキの浮力を、5分割して出来上がったのが0C浮力のウキでした。2000年と2001年に、このウキを使ったロングハリス釣法でG杯を連覇、1000釣法の本を世に送り出して、エキスパートグレZー0Cと、ロングハリス釣法を大々的に公開したのです。

その当時の木村君は中学から高校生の時代で、釣り具スーパーイヴで毎月開催している、私のミニ釣り講座に足繁く通っていた時代。猪熊君は1997年から始まった名手の大会"ロイヤルカップ”の審査員に抜擢、名手の釣りを真近から見て、自分の技をを磨く研鑽の日々を、トーナメントクラブの一員として過ごしていました。

猪熊君は2007年ころにエイジアをリリース。2012年にエイジアマスターピースをリリースして、現在では誰もが認める九州を代表する釣り師になっています。

釣研FG東九州支部が猪熊君の手によって産声を上げ、若手釣り師が続々と入会し、訳あって北九州支部に在籍していた私も、東九州支部の会員が猪熊君の努力で50人を超えた時点で、東九州支部へ移籍してきました。

若手達の日々の研鑽などは、猪熊君を中心に良くまとまっており、私は少し離れて彼らの成長を眺めています。私の後は猪熊君、その後は木村君と心に決めて活動してきましたが、私の思惑が部分的に叶い、花開いたのが今回のWFGなのです。

伸ばそうと思って手を差し伸べた釣り師は他にも数名居ますが、思い通りにならないのが世の常で、伸びる努力を怠らない猪熊君と木村君には本当に感謝しています。

ありがとう。



10数年経ってロングハリス釣法が増えているのが嬉しい。あと20年は必要ですが・・

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決勝戦を見ていて感じたことは、終始落ち着いて自分の釣りに徹した事だと思います。
その理由となる木村君の行動は・・・

1. マキエ作りはライブウェルを使用して丁寧に仕上げた。それを競技用の36ℓバッカン
  へ移して試合に臨んだ。

2. 20m程度の中間付近を狙ってサシエに変化がないと、少しずつ手前を狙い始めて
  良型グレをゲットした。

3. その中間付近でスズメダイが釣れたら、次の一投は30mほど遠投してグレを仕留
  めた。

4. マキエを打ってから仕掛けを投入するまで、時間のインターバルを意識的にずらし、
  深ダナでのサシエとマキエの同調を考えていた。

5. グレの反応が鈍く、深いタナまでサシエを届ける釣りを実践する時、少し多めの
  マキエを打って対応した。

6. 沖から良い潮が来た時、右側の選手がその潮を狙うより早く、新しい潮を攻めて
  グレを引き出した。

7. 最後の一投まで無駄なく時間を使い、終了時間間際にグレを仕留めた。

8. 準決勝戦では、本命ポイントを休める時、ボイルを活用して2匹のグレを仕留めた。
  (帰路の車中で本人からの話し)

総括 猪熊君は最終ラウンドでマイナスの潮に邪魔され、7~8分間釣りになりませんでした。しかしその間の木村君の潮はプラス側に動き、その潮を的確に狙って逆転に成功しました。プラスマイナスの差は非常に大きくなり、勝敗を分けた直接要因は潮の良否だと感じました。簡単に分る潮の状況の目安を書くと・・・

猪熊君 15分前~10分前の潮はプラスマイナス0
      10分前~5分前の潮はマイナスに働いた
      5分前~終了までの潮はプラスマイナス0

木村君 15分前~10分前の潮はプラスマイナス0
      10分前~終了までの潮はプラスに働いた

以上が、後方から試合会場を見て私が感じた事です。

2014WFG予選リーグ結果など

マキエを左手で打ったり右手で打ったり・・・

グレを掛けても素早くリールで巻き取らず、グレを誘導しています

タモ上げは猪熊君と同じ、竿を股に挟まない大分式

猪熊君と森井君の時代に、新しい星が登場した感じです


木村君にとって、来年のWFGが試金石となります。

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